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エルヴァンディアストーリー - (2013/05/26 (日) 14:03:47) の編集履歴(バックアップ)
エルヴァンディア ストーリー
【えるう゛ぁんでぃあ すとーりー】
ジャンル
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シミュレーションRPG
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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スパイク
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発売日
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2007年4月26日
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価格
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7,140円(税込)
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分類
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クソゲー
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ポイント
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2007年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門次点
発売前から「見えている地雷」 アニメ、グラフィックが前世代的 真ラスボス声が爆笑もの FE蒼炎からの盗作疑惑
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クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
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概要
ファイアーエムブレムシリーズのようなタイプのファンタジーシミュレーションRPG。
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神の欠片「グラセウム」を巡って繰り広げられる「人と人との闘い」がテーマとなっている。
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このグラセウムを使用し、クラスチェンジや武器強化ができる。
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キャラデザ・作曲・歌手に有名人を採用し、声優も豊富、漫画も出すという、渾身の一作のはずだった。
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実際に、シミュレーションゲームとしてほぼ破綻しており、音楽以外に褒める要素がないとんでもないクソゲーであった。
問題点
出来の悪いグラフィック
「二世代前のグラフィック」とまで言われるほど貧相。
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プレイ中に時々アニメーションムービーが流れるのだが、効果音が変だったり、矢の軌道が変など質が悪い。OPムービーからして作画崩壊しかけている。
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戦闘時にはキャラクターの3Dグラフィックが表示されるが、造形は良くない。顔のモデリングが無かったり、頭でっかちになっていたり…更に敵キャラによっては立ち絵と違う格好をしている。
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実は前者は韓国、後者は中国のスタッフが手がけている。所謂「三文字作画」。
ほぼ戦略不要の戦闘バランス
ヌルいとかいうレベルを遥かに超えている。
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普通にプレイしていても主人公が強くなり過ぎて、バランス完全崩壊。主人公と、ほか2、3人育てるだけで十分。
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序盤の数章は主人公もあまり強くないが、補佐役の強キャラが最大3人いるためほとんど苦労しない。
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ほとんどの場合、敵のいる場所に突撃していくだけでクリアできてしまう。群がる敵も反撃で片端から蹴散らせるという無双ぶり。
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ボスキャラでさえ1、2回の攻撃で倒せてしまうのが当たり前。下の動画を見ての通り、真ラスボスでさえ例外ではない。
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ただし、クリティカルヒットのダメージは異常に大きい。
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ダメージ計算が(攻撃力×必殺修正)-防御力のため、例えばHP20で防御10の相手に攻撃10でアタックしても普段(必殺修正=1)はノーダメージだがクリティカル(必殺修正=3)の場合死ぬ。
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戦略性に欠けるマップが多い。仕掛けのあるマップもあるのだが、出撃時の「意見を聞く」でほとんど解決。
テンポを悪くしたり、イライラさせられる要素が満載
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敵からのアイテム入手が非常に多い。
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装備していない武器、持っているアイテムを全てドロップする。入手メッセージが1個1個表示されるのでテンポが悪い。
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耐久性が30越えしている武器がたくさんあってもどうしろと? 所持数制限により、結局は「手に入れては捨てる」作業を余儀なくさせられる。
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盗賊が出るマップでは、戦闘のたびにアイテム争奪合戦となる上、盗んだものを含めて複数個ドロップすることが多く、尚更鬱陶しい。
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文章を送る度に「ピッ」と電子音が鳴る。結構大きい音であり、読み進める間に「ピッ」「ピッ」「ピッ」と断続的に鳴る様は大変耳障りである。
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戦闘パートでは、ボイスがあるキャラは行動前にボイスが入る。これが毎ターン続くのでうんざりする。行動をキャンセルすると再行動時にまたボイスが入る。
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紙芝居パートでは、ボイスのあるキャラとないキャラが混じっており、テンポが悪い。
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比較的登場場面が多いキャラでもボイスがなかったりすることがあり、基準がさっぱり分からない。
電波なストーリー
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代表的なのが、とある人物が崖から謎の転落死をする場面。その時のビジュアルシーンは非常にシュール。
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その時、特定の3人のキャラのうち2人がある条件に従って死ぬのだが、誰が生き残ったかでゲームがルート分岐する。ルートと生き残ったキャラとの関連性は全く意味不明。
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上記の生死の条件にしても、ルートとの関連性が全くみられない代物。悪っぽい選択をしたから闇ルート、というものではない。
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闇ルートの終盤は特にものすごい超展開の電波。主人公が発狂しだし、最終章での電波さは半端でない。
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凧兵部隊のカイト部隊。
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驚くことに屋内でも出てくる。忍者じゃないんだから…。
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というかテキストが全体的に素人クオリティ。
キャラクター面でも問題山積
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キャラクターデザイン担当は藤原カムイであるが、登場キャラはビジュアル的にも魅力がないと評判。
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ほとんどのキャラは、設定年齢に比べて外見等が明らかにそれより上に見える。主人公の年齢は14歳だが、そのように見える人がどれだけいるのか。もっとも、それでもまだマシな方。
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15歳の女戦士とか21歳の近衛兵、17歳の主人公の従者なんかは、年齢を聞いたら爆笑できるレベル。逆に13歳なのに変声期前の少年にしか見えない外見と声を持つキャラもいる。
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女キャラが少ないうえ、必ず仲間になるキャラより、敵として出現する(ルートによっては仲間になる者も)キャラの方がまだビジュアル的にマシという評判。
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大体の味方キャラが一行のお知り合い。各自のドラマ性もなくただただいるだけ。
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ヒロインらしき人物は同盟国の姫で、かつ主人公の幼馴染ポジションだが、FEのそういうキャラでありがちな恋愛フラグも立たない。ちなみに彼女、最もハッピーなルートではエンディングに全く登場しない。
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出現時以外見せ場がないキャラや、それさえないキャラが圧倒的に多い。
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例えば180歳の大賢者がいる(ルートによっては仲間になる)が、どのルートでもパッとした活躍はしない。
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イベントでキャラが死ぬ時は、その多くが報いなしの犬死に。特に闇ルートでは終盤にそんなのを何回も見せられる。
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先述の通り一部のキャラはボイス付きだが、その中にボイスチェンジャーで声色を変えたとおぼしき声がある。まるでTV番組特番の匿名インタビューのようである。
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うち一人は正体を隠した怪しげなキャラであるため、違和感はそれほどでもない。説明書で正体をネタバレしているけど。
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そして、真ラスボス達の声もボイスチェンジャー風。こちらは姿も正体も堂々と晒して会話している。特に女性側は声が極端に甲高く、外見との違和感が半端無い。別に笑わせるシーンでもないはずなのだが。
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ネタバレ注意。真ルート終章~ED動画。
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このEDにて、皇太子→国王になる点もつっこみどころ。
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それを言うなら「皇太子→皇帝」か「王子→国王」じゃないんかと。というか身分低くなってないかそれ。(皇帝とは、いわば『王の中の王』である)
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動画からは、上述のバランス面やアイテム入手面の問題も見て取れる(何個トライデント落とすんだよ!)。動画コメントではトライデント祭りとも言われていたりする。
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評価点
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音楽は評価できる出来。
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メインテーマ・エンディングテーマ作曲の岩垂徳行氏は、過去にも『魔天の創滅』『グランディアIII』等クソゲーの作曲に関わっておりクソゲーに縁のある作曲家と言われる事がある。
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他の曲も決して悪い出来ではないのだが、戦闘パートのBGMは光・真ルート最終章の敵ターン以外、どのルートのどの章でも使い回しであり、聞き飽きてしまう。
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また、出撃準備のBGMは1ループ20秒足らず。しかもほぼ同じフレーズが2回繰り返されるだけなので、実質1ループ10秒足らずしかない。こんなのを毎章聞かされる。
余談
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2008年終わり頃、『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』から数値計算式等の盗作疑惑が浮かんだ。
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主な盗作疑惑のある箇所は主人公であるアシュレイの初期ステータスと蒼炎の軌跡の主人公であるアイクの初期ステータスが一致するという点と兵種別のステータスも一致するという点の2つ。
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当時はKOTY大賞間違いなしと言われていたが、結果的には大賞にはならず。如何せん相手が悪すぎた。
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なおKOTY動画などで有名になった「エルヴァンディアゴー!」という掛け声は実際には存在しない。間違った選評がそのまま採用されてしまったようである。
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このため、エルヴァンディアをにわか批判する人間(動画評論家など)が簡単にわかる罠にもなっている。四八(仮)の狂信者と知られる「党首」など。
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