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東京魔人學園剣風帖 (DS) - (2012/12/29 (土) 10:34:13) の編集履歴(バックアップ)
東京魔人學園剣風帖 (DS)
【とうきょうまじんがくえんけんぷうちょう】
ジャンル
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アドベンチャー+SRPG
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対応機種
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ニンテンドーDS
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発売元
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マーベラスエンターテイメント
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開発元
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スカイウォーカーデジタルウェーブ、ナツメ
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発売日
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2008年8月21日
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価格
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通常版 5,229円(税込) 限定版 7,770円(税込)
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分類
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劣化リメイク判定
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東京魔人學園伝奇リンク
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概要
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1998年に発売された『東京魔人學園剣風帖』のリメイク。
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ファンディスクであり、全キャラクターのエンディングを見られる『朧綺譚』を同時収録した、『東京魔人學園剣風帖繪巻』を基にしている。
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グラフィックの見直しや新規CGの追加、イベントの演出面の強化など、旧作発売から10周年を飾る剣風帖の集大成となるリメイク…になるはずだった。
問題点
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地形でのダメージが次のターンの味方フェイズに入るようになるというオリジナルからの仕様変更で『朧綺譚』の「螺旋洞」第43問が絶対にクリアできない、と言う致命的なバグが発見された。
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そのため通常の手段では「螺旋洞」全問クリアが不可能で、そのためオカルト研でエピローグフラグがいじれないというファンの怒りを買う始末。
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また好感度の内部計算もバグがあり、PS版の攻略本通りにやっても仲間にならないキャラも出てきた。
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特に第10話で織部姉妹を両方仲間にするのは異様に難しくなっている。
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ちなみにこれらのバグに対してマーベラスエンターテイメントは未だに公式のコメントを出していない。
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なんとかPortable(笑)から5ヶ月しかたっていないというのに全く反省していない上、このとき?とあわせると今回で実に三度目。ゲームの出来だけ見れば、クソゲーに至ってないだけ前二者よりまだマシなのかもしれないが、マーベラスの辞書に誠実という言葉は無いようだ。
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解決策は螺旋洞第43問目まで進めたソフトを、問い合わせをした上で直接マーベラスに送り、43問目をクリアした状態にして送り返してくれる。というなんとも場当たり的な対応。
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そもそも『東京魔人学園』シリーズ自体未だファンが多い作品ゆえ、そのファンを敵に回す時点でどうしようもないのだが。
評価点
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『剣風帖』本編のリメイクは素晴らしい。
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全体の解像度アップとデジタルでの彩色し直し。
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過去からの因縁を回想する場面では『外法帖』のキャラクターを使用。
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『外法帖』で登場したキャラクターの子孫にはそのキャラの固有BGMを流用し個性を強めている。
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滑らかに動く立ち絵のアニメーションは旧作をプレイ済みでも新鮮。
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(バストサイズの大きい)女性キャラの乳揺れは某クロスオーバーゲームのそれに勝るとも劣らない演出。
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特にアン子の乳揺れは男性ファンには凶器になり得る…。が、多くを占める女性ファンの中には嫌悪感を抱いた人も…。
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使い勝手の良すぎた技を調整。行動力1で使用できた、醍醐・如月・アラン・マリィの四人が覚える「四神覚醒」は最大行動力を使用するように変更された(それでも強力。)。
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旧作ではキャラが全く違うと指摘された戦闘デモも一新され、キャラの描き直し、上下の2画面を利用した派手な演出、武器の持ち方の間違いを正したり大きく変化している。
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その代り、主人公・緋勇龍麻(デフォルト名)は劇中でも指摘される「学内で一二を争うハンサム」風から、ずんぐりとした野暮ったい高校生になっている。
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声が付く部分は旧作の音声データをそのまま利用しているので、初々しい堀江由衣・浅川悠・田村ゆかり・増田ゆき・津村まことらの演技を聞ける。
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成長した声優たちの演技でやってほしかったという意見も当然あるが、大人の事情で当時のメンバーを全員揃えるのは少々無理があるだろう。
総評
全体的には良リメイクに見えるが、上記のバグが決定的で致命的なマイナス。『剣風帖』部分はDS版を遊び、『朧綺譚』部分はPS版を遊ぶのが妥当であろうか。
余談
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限定版に付属した、荒俣宏氏が作品の舞台を解説するDVDや資料集で、この作品のリメイクに対する意気込みは感じられる。
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発売と同時期に魔人學園伝奇3作目で完結編の「帝戰帖」の製作が発表されたが、マーベラスの経営悪化に伴い中止となった。
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本作の公式サイトに「帝戰帖」が新作情報として残っているのが物悲しい…。