「長靴をはいた猫 80日間世界一周」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
【ながぐつをはいたねこ せかいいっしゅうはちじゅうにちだいぼうけん】
アニメ映画「長靴をはいた猫 80日間世界一周」を題材にした横スクロールのアクションゲーム。主人公の猫ペロは、80日で世界を一周できるかどうかで金持ちの豚グルーモンと賭けをする。様々な乗り物を操り、グルーモンが差し向けたガリガリ博士やその部下、猫族の殺し屋といった攻撃をかいくぐりながら、80日以内での世界一周を目指す。
十字キー+2ボタン(攻撃、ジャンプ)で操作。全8面。潜水艦、気球に乗っている面ではジャンプボタンで水中のマリオのように浮上できる。ライフ制+残機制を併用しており、敵や敵の弾に当たるとライフが1減少し(初期値5)、ライフが全て無くなるかステージ内の穴に落ちると1ミス。一部を除き、ステージの最初から再スタートとなる。残機が全て無くなるとゲームオーバー。コンティニューは存在しない。
プレイヤーであるペロは徒歩でステージ内を進む面もあれば、蒸気船、クラシックカー、雪上船に乗ったり、潜水艦、気球に乗って進む面もある。最終ステージは上方スクロールで消える床と敵だらけの塔を登っていく。
原作の通り、80日が制限時間となっている。ゲーム中は画面右上に表示されている時間が減少していき、80日経過してしまうと当然ゲームオーバーとなる。
ステージ内の特定の場所には長靴があり、取るとジャンプ力アップ、攻撃がパワーアップ、ライフ回復、一定時間移動速度アップ、残り日数延長、エクステンド、一定時間無敵、画面が灰色になるが一定時間無敵といった効果があるが、パワーダウン、日数が10日短縮されるマイナス効果があるものもある。しかしこの長靴、赤灰二色、点滅、左右反転、上下反転で区別をつけているのでどれがどういう効果なのか非常に覚えづらいし、細かいので見分けづらい。幸い場所と効果は完全に固定されているので、とりあえずマイナス効果のある靴の場所だけ覚えておけばどうにかなる。
このゲームの何よりの問題点は凄まじいまでの稚拙なグラフィックである。あまりに酷すぎてプレイ意欲が失せてくる。
とにかくスタッフの表現力不足が随所でうかがえる。バグは特に無いが、あまりに単調過ぎてプレイすると眠気を誘われるほどである。クソゲーメーカーとして有名な東映動画の中では比較的マイナーな作品ではある。