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ポポロクロイス 月の掟の冒険 - (2011/04/06 (水) 13:17:40) の編集履歴(バックアップ)
ポポロクロイス 月の掟の冒険
【ぽぽろくろいす つきのおきてのぼうけん】
ジャンル
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RPG
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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ソニー・コンピュータエンタテインメント
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開発元
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ジーアーティスツ
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発売日
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2004年3月18日
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分類
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ゲームバランスがかなり不安定 2Dピエトロ時代がよかった⇒ガッカリゲーか黒歴史
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ポイント
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極悪な難易度 異常なほどのロードの長さ
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プレイステーションで発売し人気を博したRPG『ポポロクロイス物語』シリーズの5作目。
ハードをPS2に移した前作『はじまりの冒険』では、3Dグラフィックを採用したことなどからシリーズファンからは不満も出たが、今作でもその仕様を引き継いだ。
しかし、その出来は…。
問題点
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全体的に前作で悪かった部分があまり改善されていない。
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今作でもロード時間が非常に長く、そして頻繁に入る。戦闘部分のロードは短くなったが、その他の部分のロード時間は1.5倍程度に増加した。
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HDDインストールも不可能になってしまった。
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最近のクソゲーでロードが長いものがあるが、それに匹敵する長さである。
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メニューを開くだけで「フリーズしたの?」というほどのロードが入る。
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カメラが使いにくく、酔いやすい(人によって変わるが)。
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一部のイベントはロードが長くなりすぎるためになくなったらしいが、それでもロードが長いためあまり意味がない。
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前作で数少ない良点と言われたグラフィック劣化。口パクが合っていないなど表現も問題に。
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全体的な難易度の上昇。考えてやってほしいということで難易度を上げたらしいが、1のように評価されることはなかった。
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システムが相変わらず悪い。よく上げられるものとして、スキルというシステムがある。
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レベルが1上がるごとにスキルポイントを1入手可能。それを特技に振り分けるか、能力上昇に振り分けるかをメニューで自由に選べる。
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一定まで振れば、特技のレベルが上昇したり、能力が上がったりする。しかし、再振分けができないため一度失敗すると詰みやすい。
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自由度が高いように見えて、実際には難易度の高さにより自由度は低め。上手くやらなければレベルを上げるしかなくなる。
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その他にも、オプションの変更が保存されない(一旦終了してプレイを再開すると初期設定に戻っている)、武器や防具の購入時に装備後の能力値が表示されない、
複数のアイテムをまとめて売買することができない、など些細だが難あり。
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難易度の上昇により、序盤からレベル上げを強制される。テンポが悪い。レベルの上がりも遅いためテンポの悪さに拍車がかかっている。
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敵は状態異常技を早い時点で使いはじめる。しかも積極的に使う。さらに攻撃力も高く、HP200前後なのに一回の攻撃で50以上など。
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こちらも特技や能力減少、状態異常を駆使して倒さないといけないが、その技がそろうのは中盤以降。
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スキル振りをうまくしてようやく対等に戦えるレベルになる。スキル振りを失敗した場合は相当レベルを上げないといけない。
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さらに、敵はストーリーが少し進むと極端に強くなる。今いるダンジョンで苦戦しているようでは、次のダンジョンに行ったときに詰むほど。
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詰まなかった場合でも、レベルを上げていない場合は回復ポイントに張り付いて、1回戦うごとに回復を繰り返す必要がある難易度。
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戦闘を早く終わらせると「経験値や獲得金額が増加する」というボーナスがあるが、敵が強すぎるためボーナスを得るのが難しい。
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敵はこちらの戦闘メンバー(最大3人)が増えると1度に出現する数が増えていく。しかし、戦闘ボーナスの受付時間は同じなのでボーナスがどんどん得られなくなっていく。
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ただでさえ入手経験値や金額が少ないというのに、よけいに厳しい戦いを強いられることに。
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使用できるキャラは6人となったものの、そのすべてを使わないと事実上クリアできない仕様。戦闘参加メンバーにしか経験値が入らないため、レベル上げも大変。
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途中で一部のキャラしか使用できなくなったりすることもある。前振りがないため詰みやすい。
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さらにラスボス前には強制6人使用のボス戦がある(3人ずつにパーティを分けて各パーティごとに戦う)。これまた前振りがないため、ひとりでも育てていないキャラがいれば詰みとなる。
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まったくヒントがないわけではない(一応序盤でアイテムにてレベルを全員そろえた方がいいというものがある)ものの、気がつきにくいため不親切。
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お金を入手できる量が少なく、装備をすべてそろえる前にお金がなくなる。まともに回復アイテムすら買うことが不可能。難易度の上昇に拍車をかけてしまっている。
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装備を一新していないので敵が倒せない → お金が手に入らないので装備が買えない → 装備を一新していないので…という悪循環が生まれてしまう。
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さらにクリア後にムービーをみられる「アルバムモード」がある。装備を変えることも可能だが、クリア時に持っていた装備のみ変えられるという仕様。
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フリックと呼ばれる新要素。アイテムを飛ばして宝箱を入手したり、ダンジョンでは先に進めるようにしたりできる。
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しかしこの要素も難易度の高さから何度やってもクリアできずにあきらめるプレイヤーが続出。
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ダンジョンでは必ず使うことになるため、出来ないと先に進めない。
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宝箱を開ける際にも使うことがある。あきらめても問題はないが、目の前にある宝箱が入手できないというのはあまり気分のいいものではない。
また各キャラクターの最強装備は宝箱に入っており、その中にはフリックが必須なものもある(しかもけっこう難しい)。
良い点
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ストーリーはあいもかわらず、良いといわれる。賛否両論であるが…。
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2でも出てきたピエトロの妹:エレナや、2での扱いが悪かったガミガミ魔王が仲間になったことには多くのファンから好意的に評価された。
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バグはほとんどない。フリーズ率も低い。ロードが長すぎてフリーズしたかと思う時があるのが問題。
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ボリュームが増えた。使えるキャラが6人になり、ストーリーも前作より長い。
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装備品がゲーム上のグラフィックに反映される。中にはきぐるみや懐かしいキャラのコスプレ、メイド服(!)まで。
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なおエレナのチャイナ服は、
CERO的な意味で色々と苦労したようである。
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ED曲は非常によい。
まとめ
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悪かった部分は大きく改善されているわけでもなく、良かった部分が減少。
今作もシリーズの黒歴史といわれることが多い。やはり2Dでなければだめだといわれることとなった。
その後の展開は後述。
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前作・今作が初めての人はそこそこの評価であるが、クリアした人は難易度の高さによって少なめ。
余談
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攻略本があれば多少進めやすくなるが、公式攻略本を出しているのはファミ通。偽情報(例:「ラスボスは眠りやすいので楽勝だ!!」→ 実際には眠る確率はそれほど高くない。)や低めの推奨レベルを信じてゲームを進めると「大丈夫」ではない事態に陥る。
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発売前にアニメ版が放送されており、オリジナルキャラがいたりするほど。ストーリーだけをみたいならばそれを見て楽しむのがよいだろう。
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アニメで本編ストーリーの大半と結末までが確認できる。これにより数少ない『良い点』のうまみが更に落ち込んでしまった。
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この後PSPでピエトロ世代の作品が発表され、期待度は高まった。
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原作者である田森氏がブログで「
春にはなんらかの動きがあると思いますが…
」と発言。これが新作なのか、旧作のアーカイブスなのか定かではないが、今後に期待したいところ。