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テイルズ オブ ファンダム Vol.2 - (2011/07/23 (土) 21:18:57) の編集履歴(バックアップ)
テイルズ オブ ファンダム Vol.2
【ているず おぶ ふぁんだむ ぼりゅーむつー】
ジャンル
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アドベンチャーゲーム(シリーズ固有ジャンル名:ボイスアドベンチャー+α)
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ルークバージョン
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ティアバージョン
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対応機種
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プレイステーション2
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発売・開発元
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バンダイナムコゲームス
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発売日
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2007年6月28日
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定価
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6,090円
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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分類
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クソゲー判定
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ポイント
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値段に見合わない内容の薄さと出来の悪さ
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テイルズオブシリーズ関連作品リンク
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概要
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テイルズオブシリーズの藤島康介デザインによる作品(『テイルズ オブ ファンタジア』『テイルズ オブ シンフォニア』『テイルズ オブ ジ アビス』)のキャラクターの番外ストーリーを収録したファンディスク。3作品のキャラが一堂に会するシナリオもある。
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前作『ファンダム Vol.1』との関係は特にない。
評価点
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別作品のキャラの共演を楽しめる。
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フルボイスであり、『シンフォニア』のミトスや『アビス』のピオニーなどサブキャラの出番も多い。
批判点
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ボリュームが異様に少なく、5つあるシナリオのいずれも1~3時間ほどで終わる。演出も立ち絵を移動させるだけなど所々でショボさを露呈している。そのうえロードも頻繁に起こる(台詞の一つ一つに2~3秒程度の読み込みがある)。
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キャラの立ち絵がおかしい。全体的にガタイがよく、太っているかのようにも見える(発売前にスクリーンショットが公開された際、指摘が多く有り修正されたのだが)。
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立ち絵だけでなく顔もおかしく、酷い物だと「見るに耐えない」といったものまである始末。
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アビス(ティア)編において、原作で大変優秀な軍人とされていたティアの重要な設定が狂ってしまった。
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「(原作の)ストーリー開始時点では軍人としては初任務」「その上ヴァン暗殺のために外殻大地に出る口実が欲しいだけで、任務を遂行する気は無し」「兄のコネを使って特別待遇で軍に入る」「現在の部隊には入れたのは教官のコネ」という誰がどう見てもわかるような矛盾。任務を遂行する気が無い新人兵士が大変優秀なはずがありません。
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ただし、ゲームカタログのアビスの項目にもあるように、原作でもティアの設定と言動は乖離が著しい。そのため、こちらの設定の方が実際に合っている、と言われる事もある。これはティア否定派だけでなく、肯定派からも「人間味がある」と言われたりも。
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今作では原作でコスチュームチェンジが無い『ファンタジア』のキャラクターも含めてコスチュームがあるが、何故か『シンフォニア』の「リーガル」のみ存在しない。因みにリーガルは原作(GC版)では唯一複合特技(他のキャラクターと協力して放つ合体技)がなかったり、続編の『ラタトスク』で「がっかり秘奥義」と評されるほど秘奥義の出来が悪かったり、お祭りゲーでの出番が殆どなかったりと不遇が際立っている。
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後年のお祭りゲー作品の例に漏れず、人気キャラとそうでないキャラの扱いの差が激しい。特に『アビス』のキャラ勢の贔屓が目立つ。
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作中で発生する「タイミングバトル」がつまらない上に作業。7つあるミニゲーム(ドンジャラやポーカーなど)もテイルズでやる必要性が感じられない。
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音楽はオープニング曲とエンディング曲(作曲はどちらも『レジェンディア』の椎名豪)以外全て該当作品の使いまわし。アレンジすらされていない。
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そもそも藤島作品のみというのがおかしいとする声もある。
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前作では、当時の本編作品全て(『ファンタジア』『デスティニー』『エターニア』)からキャラが登場していた(一部のキャラは登場しなかったが)。
余談だが、同じ藤島氏がキャラクターデザインを手がけている『ヴェスペリア』は本作に登場していないが、これは単純にこのソフトが出た時点では発売されていなかったため(本作は2007年、『ヴェスペリア』は2008年)。
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パッケージが異なるが、ゲーム内容は全く同じ。購入特典すら同じで、分ける意味が全くない(これは『ファンダム Vol.1』も同様だが)。
総評
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キャラクター人気に頼りすぎて、ゲームとしての出来が駄目になったと言える。また、後の露骨な藤島作品びいきの始まりと見ることもできる。
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何よりもボリュームの少なさが全てを台無しにしている。当然ながらファンにとって到底満足できるボリュームではなかった。これで6,090円は明らかに高すぎる。
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ファンディスクであるのにファンの間では殆んど話題に上がらない事からも今作がどういう立場に置かれているかがわかるだろう。
その後
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いのまたむつみデザインの作品や『レジェンディア』(中澤一登デザイン)のファンから「なぜ藤島作品だけなのか」という声も挙がっているが、続編などの発表は現在にいたるまで一切されていない。