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ネプリーグDS - (2010/11/11 (木) 18:52:30) のソース

注意:このページでは『ネプリーグDS』と、『超!!ネプリーグDS』の二つについて紹介しています。カテゴリー指定先は両者共に「クソゲー(携帯機全般)」です。
//「超」の方も移転変更によりクソゲー判定にしました。
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*ネプリーグDS
【ねぷりーぐでぃーえす】
|ジャンル|クイズ|#amazon(B000WNBXO2)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|ジャレコ|~|
|開発元|スカラベスタジオ|~|
|発売日|2007年12月6日|~|
|分類|''クソゲー判定''|~|
|ポイント|問題の難易度適当過ぎ&br()番組と無関係のキャラクターたち|~|

**概要
-フジテレビで人気のクイズバラエティー『ネプリーグ』をゲーム化したもの。
-ネプリーグ(1人プレイ)、協力ネプリーグ(1台のDSを複数で回してプレイ)、特訓モード(特定のステージだけプレイできる)、通信ネプリーグ(2台のDSで通信対戦)、ミッションモード(特定の条件を満たしてステージクリア)、個人成績表示といったモードがある。
-答えの入力は下画面にある文字パネルを使用。タッチペン、十字キーのカーソル移動どちらでも可能である。

**問題点
-ネプリーグの雰囲気を再現(これも微妙な完成度ではあるが)するだけで力尽きてしまい、クイズゲームとしてはもうガタガタである。
-プレイ前に3段階の難易度、制限時間を選べるが、難易度はゲーム中の進行度に一切反映されない。例えば、「ファイブツアーズ」の''1問目でいきなり漢検準一級の問題が出たりするのに、10問目(最終問題)で小学校レベルの問題が出る''、など。不正解が続くと問題が簡単になる、正解が続くと問題がどんどん難しくなる、といったランク変動も無い。
-ステージ挑戦中は、問題を中断してメニューコマンドに戻る事は一切出来ない。途中で問題を止めたければリセットボタンを押すしかない。
-各ステージの出来も良いとは言いがたい。
-「ファイブリーグ」では、ことわざや歌の歌詞の穴埋め問題・時事用語や架空のキャラクター名などから幅広く出題されたテレビ版に対し、本作では漢字の読みや英語の意味を問う問題や、計算問題といった比較的単純な問題が殆どを占める。地歴公民や理化学の問題ぐらいはあっても良さそうなのに殆ど無い。時事問題など当然無い。たまに画像問題が出てきたかと思えば、異様に画質が粗くて何なのか非常に分かりづらい。
-「ファイブツアーズ」(続編では「ファイブツアーズジェット」に改題)は、問題の進行度によって異なる背景や、異なるモンスターが出す漢字の読みを答えるこの番組一番の人気コーナーだが、この出来が酷い。
--背景は「宇宙コース」「海中コース」「時空コース」の3種類のみで、「世界コース」は存在しない。
--登場するモンスターが1問ごとに問題を出す前に8の字に動くなど、番組中には無いおかしな動きをする。おまけにやたら時間がかかり、スキップも出来ないので非常にテンポが悪い。
--''ステージ内のBGMはどのコースでも最初から最後までずっと同じ。クリア時の演出もコースに関わらず南国の島の1枚絵のみ。''
--ちなみに、海中コースのレベル2の敵(アンコウ)とレベル3の敵(サメ)が入れ替わっているというミスもある。
-「ファイブボンバー」は答えを画面下の文字パネルで1文字づつ入力して語句を完成させて答える、という事を考慮して、制限時間が番組よりはるかに長く設定されているが、''どうしても答えが思い浮かばない場合の「ギブアップ」ボタンなどはない。時間切れになるまでじっと待つしかない。''
-「トロッコアドベンチャー」は番組中の4問目で、不正解に見せかけて正解、というフェイントが入る演出があるのだが、このゲームはそんなことは関係無しに1問目や3問目などでもランダムに入る。
--問題も、「日本の警察署と消防署はどちらが多い?」といったような考察力(と、迷った時のカン)を必要とする問題も多く出ていたテレビ版に対し、本作では漢字の画数でどちらが多いか、といったひねりの少ない問題が非常に多く、画像問題も非常に少ない。
--クリアしても、伊藤アナの「クリアー!」というボイスと共に、ショボい1枚絵が表示されるのみ。番組でクリアを達成したときのような感動は皆無である。
-DSオリジナルゲームは、1人プレイモードで得点を重ね、一定基準に達するごとに解禁されていくのだが、その基準がやたら高く、正直パーフェクトを取りまくるようなプレイで無いといつになったら解禁されるのか分からないくらい高い。
-「ファイブリーグ」や「ファイブボンバー」では番組通り回答席に5人の回答者がいるのだが、''初期状態は何故か全員猿。番組とは無関係である。''一応、何度もプレイしているとネプチューンの3人が出てくるようにはなるが、はっきり言って似ているとは言いがたい(特に名倉)。ゲスト回答者として出てくるものも''ガングロギャル、アフロの黒人、若い時の黒柳徹子モドキ''など、これも番組とは無関係である。ビビる大木みたいなのがいたっていいだろうに。
-問題収録数は約1万問。複数でプレイすれば多少は盛り上がれるかもしれないが、1人でプレイするとすぐに飽きるだろう。

**評価点
-「第1問」「正解!」「残念!」「クリアー!」「ゲームオーバー!」といったボイスは番組同様、伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)が担当。「ファイブリーグ」のシンキングタイムのBGM、「トロッコアドベンチャー」のBGM、正解音、不正解音も番組のものを忠実に再現しており、雰囲気を盛り上げてくれる。
--テレビ番組のゲーム化には、著作権や製作技術などの関係で音楽や演出が変更されて基本的な雰囲気の再現さえ碌にできていないものもあるので、そういった意味では一応及第点には達しているといえる。
-番組スタッフが制作したとされる「DSオリジナルゲーム」が存在し、なかなかの出来である。
--「四択ブレインタワー」は画像が何かを4択で答えるものだが、制限時間が番組ほぼそのままなので緊張感がある。
--他に、漢字の部首が書かれた手裏剣を投げて漢字を完成させる「ニンジャマスター」、ヒントを元に熟語を完成させる「モールアタッカー」、バラバラになった文字をヒントを元に並び替える「トレジャーズコード」、ハートのかけらを組み合わせて漢字を完成させる「ラブラブファクトリー」、和訳英訳をする「ファイブツアーズSP」といったものがある。

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*超!!ネプリーグDS
【すーぱーねぷりーぐでぃーえす】
|ジャンル|クイズ|#amazon(B001HN6FXA)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|ジャレコ|~|
|開発元|スカラベスタジオ|~|
|発売日|2008年12月4日|~|
|分類|''クソゲー判定''|~|
|ポイント|前作の問題点が改善されていない&br()普通にKOTYにノミネートできるくらいだが……|~|

**概要
-前作『ネプリーグDS』の続編。基本的な進行は前作と同じだが、様々な追加要素がある。一番の特色としては文字認識装置が実装された事である。
-これに伴い、漢字の書き問題ゲーム「ファイブツアーズバギー」が登場した。
--「ファイブリーグ」「ブレインタワー」の回答も、タッチペンで手書きし、文字認識してから回答する方式になった。
--文字認識は8つ候補が表示されるので、自分が書いたと思った字が大抵は出てくる。
-「超ネプモード」が新設され、DSオリジナルゲームを番組中のステージ構成に組み込む形で遊べるようになった。例えば、「ファイブツアーズジェット」の代わりに、「ニンジャマスター」を入れるなど。
-暗号を解読する「メールキング」、5つのヒントの中からテーマを当てる「ファイブレポート」という新オリジナルゲームが登場した。

**問題点
-''前作で不評だった部分は改善されておらず、なんとほぼそのままである。意味不明な猿のキャラクター、ずっと同じBGMの「ファイブツアーズジェット」、分からなければ時間切れまで待つしかない「ファイブボンバー」の仕様もそのままである。''
-初期の難易度は「超簡単」しか設定出来ない。ノルマをクリアするごとに先の難易度が解禁され、最終的には「超難関」まで選択できるようになるのだが、ゲーム中のランク変動や、問題の進行度によって難易度が変わるシステムはやはり無い。
-新設された「ファイブツアーズバギー」だが、''BGMはレベル1~3まで同じ。''敵が余計な動きをしなくなった、最終問題専用のBGMが用意された(版権の問題で全く番組中のものとは違うが)など、演出面に限っては多少はマシになっている。

**総評
-2010年現在、続編が出る動きはない。「人気番組『ネプリーグ』を完全再現!」とパッケージ裏で謳うならば、上記の問題点を解決した続編の登場が望まれる。