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クイズ迷探偵NEO&GEO クイズ大捜査線パート2 - (2011/05/10 (火) 12:27:14) のソース

*クイズ迷探偵NEO&GEO クイズ大捜査線パート2
【くいずめいたんていねおあんどじお くいずだいそうさせんぱーとつー】
|ジャンル|クイズ|~|
|対応機種|アーケード(MVS)|~|
|販売・開発元|SNK|~|
|稼働開始日|1992年|~|
|分類|''バカゲー''|~|
|ポイント|肖像権って何だろう|~|

**概要
「クイズシティー」に探偵事務所を構える「ネオ・マクドナルド」と「ジオ・ケンタッキー」という二人の探偵(名前の時点で既に怪しい)が、クイズに答えつつ依頼を解決していくというストーリー仕立てのクイズゲーム。
-前作にあった「スゴロクモード」は無い。
-「クイズシティー」は『クイズキングオブファイターズ』(SNK/ザウルス)にも登場し、龍虎の拳シリーズの舞台「サウスタウン」のパロディとなった。

通常は4ボタン(A、B、C、Dの4ボタンでそれぞれの選択肢に対応)で操作。一部のクイズではレバーも使用する。

前作と同じくストーリーが2つ用意されていて、50年前の駆け落ちを成功させて欲しいという「時を越えた愛」、地球に逃げ込んだ宇宙人と対決する「宇宙からの依頼人」のどちらかを選んでプレイする。

通常は4択クイズをノルマ分正解するとクリアになる流れで、クイズ前に「3択」「ジャンルセレクト」「ノルマ倍消し」といったアイテムを購入して有利にクイズに挑む事も出来る。
-前作のカードに代わるプレイヤーへのお助け機能。アイテムは購入する毎に次回購入時の価格が上昇する。また、購入できるアイテムは場面毎に決まっているため、どこで何を買うか(または買わないか)が地味に重要になっている。アイテム「?」は値段がかなり高いが、その分効果も超強力になっている。

クイズは全てゲーム中の登場人物が出題する、という形式で行われ、回答時間が少なくなると「5」「4」といったボイスと共に指を折り曲げていくという演出がある。また正解するとビックリした顔になり、不正解だと人物ごとに違ったボイスで笑われる。

4択クイズの他にも様々な形式のクイズが登場し、飽きさせない作りになっている。以下に一例を挙げる。
-「ビンゴクイズ」:3×3のマスからジャンルを選んで、いずれか一列に正解ランプを点ける。
-「スロットクイズ」:「ジャンル」「難易度」「選択肢数」をスロットで止めてクイズに答える。それぞれのリールに7の絵がふくまれており、777を出せば1発でクリアになる。
-「パネルめくりクイズ」:難易度、ジャンルを選び、難易度の数だけ正解した時にノルマが消える。

グラフィックの出来は非常に良く、BGMも非常に曲数が多い。またストーリー自体もおふざけ・ギャグ要素がありながら大筋はそれなりにしっかりしており、プレイヤーにコンティニューしてでも続きを見たいという気持ちをかき立ててくれる。特に、駆け落ち・許婚相手・50年後の世界など「一見関係なさそうな複数の要素」が密接に関わってくるシナリオ1「時を越えた愛」の後半の展開は非常に熱く、全部のルートを味わいたいところ。

一方でクイズの難易度はかなり高い。後半になるとノルマ数が多くなるのはともかく、ジャンルに「アダルト」というものが存在し、当時のポルノ女優に関する問題が出題される。当時未成年だったプレイヤーはおそらく正解するのは無理であろう。本ゲームは別に18禁というわけではないのだが…。

ストーリーの合間に「アクシデント!!」というペナルティステージがランダムに発生したり、ストーリー途中の選択肢・クイズの正否によってその後のストーリーの展開が変化するようにもなっている。なお、最終ステージでは「60秒中に6問正解」「4回間違える前に8問正解」といったノルマを達成できないと強制的にバッドエンディングとなる。

**変な点
''劇中の登場人物はほぼ全て実在する芸能人のそっくりさんである。''上述のように、グラフィック(ドット絵)の出来が非常に良いので本当に良く似ている。

「時を越えた愛」では…
-舛○要一そっくりの憲兵に取り調べされ、豪邸の入り口で横○ノックそっくりの家人に家宅侵入を疑われ、柴○恭兵&館ひ○しそっくりの「タイムパトロール」に取り調べされ、○ッチャン○ンチャンそっくりのコンビに追いかけられ、岩○志麻そっくりの女将に駆け落ちの許可をもらったりする。

「宇宙からの依頼人」では…
-宜○愛子そっくりの女占い師に寄生した異星人と戦ったり、藤○弘、そっくりのバーの客から情報を聞き出したり、稲○淳二そっくりの警備員と対決したり、下半身が蛸で顔が大○田厚そっくりの異星人と戦ったりする。

ちなみに「アクシデント!!」で家賃を取り立てに来るアパートの管理人は田○邦衛そっくりである。

クイズゲームなので仕方が無い事もあってか、舞台が「クイズシティー」ということもあってか、なんでもかんでもモメ事はクイズで解決出来る仕様になっている。''「クイズで取り調べさせてもらいましょ」「あっ、この檻、クイズで開くみたいだぞ!」「人に物を聞くときはまずクイズに答えてからにするんだ」''など、終始こんなノリである。

**評
クイズの難易度の高さを除けばネタとして笑いながらプレイできるゲームであるが、肖像権を取っているとは思えないであろう著作権上等なゲームなので、移植は絶望的……かと思いきや前作共々携帯電話向けアプリとして移植されている。どういうことなの……?