*ウィンディ×ウィンダム 【うぃんでぃ うぃんだむ】 |ジャンル|2D格闘アクション|&amazon(B0018J2Q5O)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|サクセス|~| |開発元|ニンジャスタジオ|~| |発売日|2008年7月31日|~| |定価|3,990円|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|&color(blue){''2008年クソゲーオブザイヤー携帯機部門次点''}&br()お手軽すぎる永久コンボ&br()他社格ゲーの工夫もない模倣及び劣化&br()イヅナ頼みのウィンディ×ウィンダム&br「''猫と遊んでいた方がまし''」|~| |>|>|CENTER:''[[クソゲーオブザイヤー関連作品一覧>KOTYゲーム一覧]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -『降魔霊符伝イヅナ』でヒットを飛ばしたサクセスが送り出した2D格闘ゲーム。 -とある世界の中央に位置する王国ガウェイン。人々は「ウィンディ」という名の器具を身につけ、時間制限は人により多少あれど空を飛ぶことが可能である。その力は権力の象徴であり、争いの種でもあった。 -そんなある時、王都ファリウスにて大会が開かれる。「優勝者の望みを叶え、一切の自由を約束する」との御触れ付きで。あるものは富と名声のため、ある者は自由のために参加する。 -登場キャラは10名。『[[降魔霊符伝イヅナ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1612.html]]』から「イヅナ」「シノ」も隠れキャラクターとして参戦。 --…まあ、上のパッケージ画像で御覧の通り、出ることをまるで隠していないのだが(公式サイトでも当初から堂々と紹介)。 **問題点 -超簡単にできる永久コンボが備わっている。 --打ち上げた後に弱連打でカウンターストップ余裕と、かなり成立しやすい。キャラによってはただ連打するだけで繋がることも。もはや対戦ツールとして機能していない。 --「ハメも永久も使わないとお互いに誓い合えば地味に楽しい」との話。 #region(動画) &nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm12215464) #endregion -CPUが最高レベルにしても弱い。 --難易度を上げても敵の攻撃力、防御力が上がるのみ。 プレイ者曰く「''猫と遊んでいた方がまし''」。 -ノックバックなど、基本の調整がまるでできていない。 -売りである空中戦はCPUが仕掛けてこないので使う機会がなく、使ったとしてもただ「飛んだだけ」レベル。 -演出が一世代前のレベル。 -どこかで見たような設定を連ねた、新鮮味ゼロのオリジナルキャラ。 --その魅力の薄いオリジナルキャラクターに加えて、パッケージ裏に「イヅナ参戦!」と、同会社・他作品の主役の参戦を売りの一つに。いくらあまり大きくない・引き出しの少ないメーカーと言えど、知名度のさほど高くない、歴史の浅いシリーズ(本作発売時点でたったの2作)の非常にアクの強い(わがまま・自分勝手・強引)主役キャラをアピールポイントにしようとは、スタッフもいい根性をしている。彼女以上に世間受けしている・歴史の長いキャラクターたちのオールスターゲームでもコケることがあるというのに…。 -要するに、格闘ACゲームとしてもキャラゲーとしても三流品である。 -とどめの他社格ゲーからのトレース疑惑(代表的なのは『[[ストリートファイターIII>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/890.html]]』『[[GUILTY GEAR X>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/898.html]]』『[[サムライスピリッツ>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/542.html]]』から)。キャラクターの一人であるスティンは『GUILTY GEAR X』のブリジットにそっくりである。 **その後の展開 -後にファミ通の企画「あのゲームが失敗した理由」で取り上げられ、スタッフインタビューの形で公開処刑された。 -その後ニンジャスタジオは『タクティカルギルド』『タクティクスレイヤー~リディナガード戦記』と微妙なゲームの下請けに携わり信用を失っていき、現在に至っては公式サイトも消滅している。メーカー本社には看板こそ残っているが、人がいる気配がないために事実上の倒産と思える。 **余談 -KOTYでは格闘ゲームは中々ノミネートされにくい(ある住民曰く「形になってればとりあえず遊べる」)のだが、このゲームはバランスどころの問題ではなかったので、格ゲーの壁を超えノミネートされた。 -KOTYでは「宇宙ヤバイ」のコピペを改変した選評が作られた。 -発売日が『[[めざせ!甲子園>高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園]]』『[[メジャーDS>メジャーDS ドリームベースボール]]』と同じであった。ページの上を見ればわかる通り、全作品この年のノミネート入りを果たしている。 ----