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エキサイティングベースボール - (2011/04/30 (土) 12:01:36) のソース

*エキサイティングベースボール 
【えきさいてぃんぐべーすぼーる】
|ジャンル|スポーツ|~|
|対応機種|ファミリーコンピュータ ディスクシステム|~|
|発売・開発元|コナミ|~|
|発売日|1987年12月8日|~|
|価格|2,980円(書き換え:500円)|~|
|分類|&bold(){クソゲー判定}|~|
|ポイント|バカ過ぎるCPU&br()デッドボールで何故か試合終了&br()リードしてたら何時の間にかホームインしていたランナー&br()ぶっちゃけゲームバランス完全崩壊|~|

**概要
-今や『実況パワフルプロ野球』『プロ野球スピリッツ』等、野球ゲームの雄となったコナミの野球ゲーム第一弾。
--ディスクシステムの野球ゲームでは『ベースボール(ROM版からの移植)』があったものの、ディスクシステムのオリジナル作品としても初めてのゲームとなった。
--そのディスクシステムのメリットを活かして、野球ゲーム史上初となる「チームエディット」機能が搭載され、オリジナルチームをセーブしたり他のディスクと選手のトレードをすることが可能であった。
-当時は『プロ野球ファミリースタジアム』のヒットにより、『[[燃えろ!!プロ野球]]』等の様々な野球ゲームが乱発されていた時期でもあった。
-なお、エキサイティング~はコナミのディスクシステムにおけるスポーツゲームの冠名的なものである(燃えろ~シリーズのような形)。

**問題点
-CPUがバカ過ぎる。
--例えばCPUが平凡なゴロを打った場合、すぐに捕らずに目の前で待っているとCPUのランナーはひたすら走り続け、ついにはホームにまで走ってしまう。なので適当なタイミングでボールを捕って投げれば簡単にアウトが取れてしまうのだ。
--ぶっちゃけ、''ホームラン以外は全部アウトに出来てしまうようなもの。''
---というか、Bボタンを押したまま投球すると何故かCPUはバントをしてボテボテのゴロを打って、簡単にアウトに出来るという裏技までも存在するという……。
--守備の面でもあまりにもやる気が無いようにしか思えず、''バントでランニングホームランが出来てしまう有様であった。50点差で勝っても嬉しくない野球ゲームって一体……。''
-ルール崩壊のバグ。
--ランナーを出した状態で「スタート・A・B」と繰り返して入力すると、ランナーのリードがどんどん広がっていき、しまいにはホームインしてしまう。無論CPUは全然気づかない。
--9回でデッドボールを出すと、何故かその時点で試合が終了してしまう。
-分身魔球。
--ジョイスティックを接続し、ジョイスティックとコントローラーで分けて上下ボタンを押しながら投げると、超高速で上下に移動する魔球が投げられる。
//-ピッチャーが立体的な投球が出来るのに対して、バッターは左右にしか動かせないのも問題。
//スイング時に十字キーの上を押しながらで高め狙い、下を押しながらで低め狙いになります。
-売りであるチームエディットも、20チームあるオリジナルチーム(フルーツや寿司の名前の選手が羅列)から3勝、つまり60勝してさらにプロの12チームから2勝、合計24勝しなければ優勝できないという長丁場。
--しかも前述のようにCPUがバカ過ぎるので非常にかったるい。
-球の変化率と球速のパラメータが共用のため、速球派の投手が超変化球を投げられる(逆もまたしかり)。

**参考動画
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&nicovideo2(sm5040739)
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**総評
-チームエディット等、新しい野球ゲームを作ろうとした姿勢は評価できるが、いかんせんバランスが完全に崩壊している。
--特にCPUのバカさ加減は致命的で、攻撃では簡単にアウトに出来てしまい、守備でもバットさえ振れば簡単に点が取れるという有様であった。
--対人戦であればほぼ問題なく遊べる。ディスクを持ち寄ってオリジナルチーム同士で対戦も可能。
-現在のコナミからは想像できないほどのクソ野球ゲームであり、今や黒歴史と化していると言えよう。
--同時期の『ファミスタ』『燃えプロ』『究極ハリキリスタジアム』等は続編が発売されたが、このゲームは続編が出ることは無かった。まあ、この有様なら出なくても仕方が無いと言えるが。
--ただ、チームエディットなどの要素を考えると、後に出た『激突ペナントレース』シリーズや『実況パワフルプロ野球』シリーズの源流と言えなくもない。