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あかずの間 - (2013/04/27 (土) 14:35:22) のソース

*あかずの間
【あかずのま】 
|ジャンル|サウンドノベル|&amazon(B00005OV0U)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|ヴィジット|~|
|発売日|1997年5月9日|~|
|定価|5800円|~|
|分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|ポイント|あんまりな話の薄さ&br()バッドエンドばかり豊富|~|
|>|>|CENTER:''[[ヴィジットサウンドノベルシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/257.html]]''|

**概要
大阪のメーカー・ヴィジットが世に出した8本のPS用ノベルゲームの第1号で、同社が展開していた『ハイパーノベルシリーズ』の第1作でもある。



**特徴
-「スペースコロニー開発に向けての実験場」という、特殊な閉鎖空間を舞台としたノベルゲーム。
--主人公は女性の精神科医。他の登場人物の職業も政治家・自称エスパー・''AV女優''など、個性的である。
--グラフィックはフルCGで、そのレベルは高い。またムービースキップはできないものの、ムービー進行とテキスト表示を同時に行うという、他に類を見ないことをやっている。
-ストーリーは、「主人公のサイコセラピスト・綾川恵美(アヤカワ メグミ)が、最新鋭のマンション「ベイサイドラビリンス」にて、様々な立場の被験者達と共に90日間の閉鎖実験を行い、その間に起こる人間の心理変化や健康状態などを調査する…、はずだったが、その中で事件が発生する」というもの。

**内容
-…なのだが、肝心のシナリオは実質2本のみで、結末もバッドエンドを除くと3種類しかなく、すぐに遊び尽くせてしまう。隠しシナリオやサウンドテストなども無い。
--しかもそのグッドエンド3種類にしても、どれもハッピーエンドとは言い切れない内容。その上ミステリーものとしては禁じ手とも言える事をするキャラまで出てくる。
--設定も登場人物もユニークではあるが、シナリオ自体が少ないので活かしきれていない。また、皮肉にもバッドエンドはそれなりに多く、そちらの方がまだ評価が高かったりする。
-ついさっきプロポーズされたばかりなのに「彼氏ができない」「誰か口説いて」とぼやく主人公。''重要な実験に参加する精神科医がボケててどうするよ''。
-冒頭で主人公を悪魔呼ばわりしたと思いきやその後しばらく登場せず、ラスト近くで「あんたは優しい人だ」と言い出す脇役。''悪魔呼ばわりしたのはお前だろう''。というかしばらく会ってなかったのに、なぜ優しい人だとわかるのか。

**その他
-登場人物の1人であるアイドルの歌「私の彼はサイコパス」が、ゲーム中にボーカル入りで実際に流れるシーンがあるが、作詞・作曲・歌い手などは、スタッフロールにも一切載っていない。
--歌詞は判別不能の箇所がある。メロディは「赤いスイートピー」似。
-登場人物のうち、建物の責任者であるオペレーターの加藤夫妻の名前(公平・奈美子)は、同じくサウンドノベルであるチュンソフトの『[[弟切草>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/259.html]]』の主人公とヒロインの名前(公平・奈美)に似ている。しかも、この夫妻は全ての展開で悲惨な事態に見舞われている。
--ただし、『弟切草』の主人公「公平」がデフォルトネームに設定されたのは1999年発売の『弟切草 蘇生篇』からで、1992年発売のSFC版にはデフォルトネームは存在しないため、この名前に関しては単なる偶然と思われる。このゲームでは図らずも『弟切草』の主人公の名前を予言した形になった。

**総評
「サウンドノベルを超えるもの」としてハイパーノベルという名を付けたようだが、あまりにも重過ぎる名前となった…~
いや、名前以前にソフトの内容が足りなさ過ぎるだけなんだが。