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かぐや姫伝説 - (2012/11/22 (木) 17:53:09) のソース

*かぐや姫伝説
【かぐやひめでんせつ】
|ジャンル|アドベンチャー|~|
|対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
|発売元|ビクター音楽産業|~|
|発売日|1988年12月16日|~|
|定価|5,900円|~|
|分類|''バカゲー''(ゲーム自体は普通)|~|
|ポイント|18禁に近いアブなさ&br()随所おバカ全開|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
元々は『新竹取物語』というPCソフトの移植版。~
主人公はかぐや姫を見つけ出し、後にかぐや姫のお願いで五色の玉を探し出すというストーリー。~
コマンド選択制になっており、アドベンチャーにしては珍しく難易度と得点、ライフが存在する。

**特徴(というかバカな点)
-スタートすると『てんのこえ』なる者から「かぐや姫の力になってもらいたい」と言われるのだが真っ先に渡されるのがあろうことか''ムチ''と''ロウソク''。子供からしたらヘンテツな道具にしか見えないかもしれない。が、ませた子供なら大抵アブない道具(SMプレイ)を連想させた者もいるだろう。
-コマンドの中で『!』という項目があり 『たたかう』の他に『''キスをする''』『''はだかになる''』と現実世界だと変質者かつ職質確定な何とも馬鹿馬鹿しいコマンドがある。
--『はだかになる』は特別意味を成さない事が多いが、とある場所での攻略の切り札になったりする。ちなみにはだかになってから移動する時は律儀に服を着る。
--『キスをする』はその逆で、実は''罠コマンド''。詳しいことは後述で。
-スタート序盤、洞窟の中に進むと少女を助け出す場面がある。助ける方法は二つあるがその中の一つは通常では気づきにくい方法。大抵はわかりやすい手段で助けることが多いのだが、そのときのかぐや姫発見時には必ずニセのかぐや姫が出てきて''必ずバッドエンド''になってしまう。
--スタート時のみならずこのようなことが''随所ノーヒントな所があり、難易度が高い''。時として詰みになってしまうこともある。
-序盤に亀のノンチが少年たちにいじめられているが、解決法の中で裸になってから戦うと''なぜか少年たちが感動する''。意味不明である。
-攻略に失敗したり、たいりょくが0になるとゲームオーバー。たいりょく0の時のゲームオーバー時はなんと''墓''。花束のほかにちゃんとムチとロウソクが添えられている。あれ…この展開[[どこかで見たような…。>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/26.html]]
--バッドエンドもどれもマヌケなものばかり。
---コブラとの戦いにまけると大事な所(いわば男の急所)をかまれてしまい''オカマになったり''、川超えに失敗すると顔を強打して変形してしまい、''お化け屋敷で働くことになってしまったり''。
---前述した『キスをする』の罠コマンドの理由。最後のクリアをする前に一度でも誰かにキスをしてしまうと、''キスマークをかぐや姫が見つけてしまい、ノンチとラブラブになってしまう''。と報われない(?)もの。しかも進行途中にキスを要求される様な罠場面もあり、これを知らないとうっかりコマンドを選択してしまったり…。
-地名がとてもユニーク。
--『''ギャルたく山''』は『もしもしサークル』というテレクラや『よいこのガッコウ』というクラブが存在し、色々怪しい雰囲気。その名の通り確かに女性だらけだが…。
---テレクラでは「池の前で会いませんか」という電話の後、セイコという女性に会う。会話はまるでさながら''ホストの接待''で気持ち良くするとお金と得点が増える。そして実は彼女は未亡人であることが判明し、ある物を渡すと戦艦をくれる。''テレクラやってて未亡人で戦艦を持つ程の富豪、何者!?''
---クラブでは美しさを語るという''どう見ても美しさとは無縁なブス''サユリが割れない鏡に喜ぶ。モモコという先生風の女性らしい人がいるが、あることで冷や汗をかかせると、''実は男''であることが判明する。
---ほかに女の珍走団((世に言う暴走族のこと。))もいて、珍走団には必ず一方的にボコボコにされてしまう。山の上にお寺があるが、お寺の和尚さんの正体があろうことか''珍走団のひとり''。理由も置き去りにされた父親に対しての憎しみが消えずその恨みを男の人に八つ当たりにした。という無茶苦茶なもの。
--『''ガンバル海''』は本当に頑張らないといけない程の難易度の高いダンジョン。
---自キャラを放っておくと波にあおられて''勝手に船がうごいてしまう''。回りを囲む岩山や随所に存在する渦潮に触れて''即死''してしまうので本当に気が抜けない。最難間のダンジョンである。途中で4択クイズを出す男がいるが、ゲームの原作者や荻野目洋子のデビュー作などのクイズも出してくるので、原作や荻野目洋子のファンの人でないとわからないものもある(荻野目洋子はビクター繋がりからか)。
-難易度によっては展開が一部増えたり、ミニゲームが増えたりする。例えば招待券は難易度が高いとバラバラになっており、パズルゲームになったりする。
-総じて展開が唐突で理解不能な所がある。18禁ではないが、下ネタやエロさを含んだゲームであるためなのか判らない。しかし''バカゲーとしては故意であるのは確か''。

**総評
-難易度は総じて高め。選択肢に即ゲームオーバーになってしまうものも少なくないが、救済措置としてセーブできるようになっている。
-音楽はよい出来。グラフィックもまあまあな出来で(現在の目から見ると)80年代的なノスタルジーが感じられ、とてもコミカル。
//誤字修正と若干加筆しました
//読みやすい様加筆を加えました
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