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花と太陽と雨と - (2013/07/29 (月) 23:17:15) のソース

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*花と太陽と雨と
【はなとたいようとあめと】
|ジャンル|アドベンチャー|&Amazon(B00005OVW5)|
|対応機種|プレイステーション2|~|
|発売元|ビクターインタラクティブソフトウェア|~|
|開発元|グラスホッパー・マニファクチュア|~|
|発売日|2001年5月2日|~|
|定価|7,140円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|
|ポイント|''世界観が全て?''|~|

**概要
-ロスパス島と呼ばれる南国の島で、探し屋(サーチャー)を生業とする主人公モンド・スミオを操りテロリストが隠したという爆弾、そして島の秘密を探していくというストーリー。
-俗に言う須田ゲーで、彼が過去に手掛けたシルバー事件の続編となる。

**ストーリー
-前作とうって変わり、南国らしいほのぼのとしたものとなった。だが相変わらず須田節は健在であり、突然シリアスになったかと思えばまたギャグのノリになったりとカオス極まりない。
-一応シルバー事件と話は繋がっているが、知ってたら知ってたでさらに混乱する恐れがある。

**キャラクター
-これまた一癖も二癖もある人物が揃っている。中にはゲームの仕様にツッコミを入れてゲームの世界観を壊そうとするメタなキャラも。
-上記のストーリーや個性的なキャラクター達をどこまで許せるかによって、このゲームの評価は大きく変わる。

**賛否両論点?
-本作の謎解きはキャサリンと呼ばれる暗号解機を使って行う。キャサリンで出来るのはコードを接続し数字を入力すること。謎解きは全て数字にまつわるものであり、ヒントは序盤に渡されるガイドブックに書かれている。(中にはまんま答えが載ってたりする)
--ぶっちゃけ数字しかないので総当たりでどうにかなったり、ガイドブックをしっかり読めば答えが自ずと分かるので謎を解いているという実感が薄い。しかしストーリー的にその実感の薄さが意味を持ったりする。
-とにかく移動が面倒。作中でも「ワープとかないのか」と言われるほどに島のあっちこっちを走ることになる。謎解きに入るまではひたすらフラグ立てが続くので尚更。
--開発者曰く、「歩くだけで楽しいアドベンチャー」を目指していたとのこと。風景などはよく出来ているので、あとは感性の問題だろう。
-非常に荒いポリゴン。しかし後発のグラスホッパーのゲームもだいたいこんな感じな上、わざわざ登場人物にボロクソ言わせたりと演出の一環なのか単に技術力がないのか判断がつきにくい。
--しかし恐らくながらこの部分は、ディレクションを務めた須田剛一の感性によるところが大きいと思われる。

**分かりやすい評価点
-クラシックの名曲を大胆にアレンジしつつもクオリティの高いBGM群(これもパクりだなんだと作中でツッコミが入るが...)。

*総評
-つまるところ「世界観にハマれるか」が全てであり、単なるムービーゲーとはまた違う「ゲーム部分の必要性が薄い、しかしゲームでしか味わえない世界」という不思議で狂ったゲームである。


*花と太陽と雨と 終わらない楽園
【はなとたいようとあめと おわらないらくえん】
|ジャンル|アドベンチャー|&Amazon(B00108IHUG)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|マーベラスエンターテイメント|~|
|開発元|ハ・ン・ド|~|
|発売日|2008年3月6日|~|
|定価|5,040円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(lightsteelblue):''賛否両論''|~|

**概要
-PS2版の移植。ストーリーとは無関係の謎解きや新コスチュームが追加されている。
--さらには隠し要素にも関わる万歩計も追加。移動の手間を改善するつもりはこれっぽっちもなかったようだ。
-グラフィックに関しては元が元だったのであまり批判はされていない。
--未だに根強い人気を誇るOP曲の変更に関しては色々噂されているが、詳しいことは不明。