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キョロちゃんランド - (2011/12/21 (水) 09:56:40) のソース

*キョロちゃんランド
【きょろちゃんらんど】
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ|~|
|発売元|ヒロ|~|
|開発元|Bits Studios|~|
|発売日|【FC】1992年12月11日&br()【GB】1992年10月30日|~|
|分類|''クソゲー判定''|~|
|ポイント|誰得&br()キョロちゃんに謝れ|~|

**概要
「キョロちゃんランドにある日突然正体不明の塔が現れ、平和を取り戻すべくキョロちゃんが塔に登って行く」という設定のアクションゲーム。全8面。~
十字キー+1ボタン(攻撃)で操作。ジャンプは方向キーとAボタンの同時押しで出る。左右ジャンプのみで、垂直ジャンプはない。~
塔の周りに張り出している通路をエレベーターなどを使って進みつつ、制限時間内に特定の扉に入ればクリア。~
コンティニューは2回まで可能で、パスワードコンティニューもある。

**問題点
本作は、森永製菓の人気菓子である「森永チョコボール」のマスコットキャラクターである「キョロちゃん」を題材にしたゲームの筈であり、パッケージイラストもチョコボールの外箱を模したものとなっている。

タイトル画面では楽しげな音楽をバックに、ファミコンなりに巧く描かれているキョロちゃんが拝める。~
しかし、スタートボタンを押すと、「♪ディロディロリーン」という不気味なBGMと共に、黒バックにピンク色の筆記体表記の英文が出てくる。~
非常に不気味で、キョロちゃんのイメージには当然合致していない。
-それもその筈。本ゲームは''洋ゲー『Castelian』というゲームの主人公をキョロちゃんに変更しただけ''の物である。
--元々『キャッスリアン』という名称で主人公を“[[こいつ>http://www.ntv.co.jp/over/nanndarou.html]]に足が生えたような不気味なキャラ”から“甲冑を着たチビキャラ((まだそれなりに（というかオリジナル以上に）世界観と合うものだった。))”に変更して国内販売する予定であったが、どういう訳かキョロちゃんに差し替えられ、本作が販売される運びとなった。何故タイアップに走ったのか？こうすれば子供が買うとでも思ったのか?

ゲームの難易度は非常に高い。
-キョロちゃんの操作性は悪く、動きはガクガクしている。ジャンプは左右同時押しで出来るが、タイミングはシビア。
-見えない落とし穴も多数ある。1面スタート直後、右に行くといきなり見えない落とし穴がある有様で、これに引っかかってミスしたプレーヤーも多数いたであろう。
-キョロちゃんはチョコボールで攻撃する事は出来るが、倒せる敵は転がるボールのような敵1種類のみ。~
それ以外は倒せないのでひたすら避けるしかない。敵の配置も非常に意地悪である。
-制限時間が非常に短く、少し迷ったり操作ミスをするとすぐに時間切れとなってしまう。クリアまでのルートを完全に記憶する事はもはや必須。

ゲーム中のBGMはステージクリア後のボーナスステージのみ存在し、それ以外は効果音のみであり、操作性の悪さ及び、紫や青一色の塔の背景と併せもって、長時間プレイすると非常にストレスが溜まりかねない。

**評価点
-グラフィックは良い。動きも細かく、操作はガタガタな癖にドットアニメは無駄にヌルヌル動く。
-『Castelian』と違いパスワードコンティニューができる。
-ボーナスステージの雰囲気は良い。

**総評
可愛らしいパッケージを見て買った子供が居たらトラウマになるかもしれない大駄作。~
このような作品を売り出すためだけに利用されたキョロちゃんはご愁傷さまである。~
参考: [[キャッスリアン - ゲーム広告資料館>http://blogs.yahoo.co.jp/gamesmasa/32224715.html]]