*TACTICAL GLADIATOR VEIGUES 【たくてぃかる ぐらでぃえーたー う゛ぇいぐす】 |ジャンル|STG|&amazon(B0000ZPQEU)| |対応機種|PCエンジン|~| |発売元|ビクター音楽産業|~| |開発元|bits Laboratory|~| |発売日|1990年6月15日|~| |定価|6,700円|~| |分類|&bold(){劣化移植}|~| **概要 -パソコンで発売された[[同名ロボットゲーム>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1236.html]]のPCエンジン移植版である。 -全般的に、荒い作りになってしまった。 **評価点 -元のPC版はアクション向きのマシンでなかった事もあって、スクロールなどにやや難があった。一方、本作はスプライト機能を持つコンシュマーな事だけはあって、PC版と違い滑らかな動きをする。 **問題点 -大雑把な敵配置。しかもやたらと数が多い。STGは大抵、一連の攻撃が終わると一時休憩のような間が入るのだが、本作はそれがない。途切れる事なく敵が出てくる。またPC版では左右、上方のいずれからからの敵の出現があるが、それがプレイヤーが対応できるかどうかのタイミングで現れる。敵の出現方法も攻略の示唆をしてる面があった。本作ではそんな事はあまり考えられておらず、ワラワラと出てくるため、打ちっぱなしになりやすい。もっとも攻略方法など無意味というほどでもないが。 -ややスピード速くなり、PC版の重量感が失われた。また速くなった部分が上記の理由と合わせ、大雑把な戦いをせざるえないようになってしまっている。 -画面が狭い。表示可能解像度の関係で、PC版よりややキャラや地形が大きく、画面が狭く感じる。その狭い画面にワラワラ敵が溢れるのだから、忙しい事に。 -ステージが短い上に、数も少なくなった。これは容量の都合上仕方がないが。 -BGMも劣化。音源がやはりPC版より弱いため、淡白で深みがなくなっている。 **総評 確かに投げやりな移植というほどではない。だが、PC版のゲーム性をよく理解せずに、移植した感じである。 とにかく忙しく撃ち落すというゲームになってしまっている。一方で、クソゲーというほどのものではなく、STGとしては遊べる平均的なレベルは維持している。