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絶対ヒーロー改造計画 - (2012/09/02 (日) 17:56:31) のソース

*絶対ヒーロー改造計画
【ぜったいひーろーかいぞうけいかく】
|ジャンル|ダンジョンRPG|&amazon(B0032JTHIM)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|日本一ソフトウェア|~|
|発売日|2010年3月11日|~|
|定価|6,090円|~|
|分類|''ゲームバランス不安定''|~|
|ポイント|電撃コラボ&br()バグさえなんとかなれば…|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
日本一ソフトウェアがライトノベルレーベル「電撃文庫」とコラボして送るダンジョンRPG。~
ヒーロー物のテンプレを多数取り込んでおり、その手の演出が好きなユーザーからは比較的高評価。~
しかし、あまりにもバランスが悪すぎて…。
**特徴
-基本的には『シレン』や『トルネコ』に代表されるような、オーソドックスなダンジョンRPG。しかし、日本一のお家芸である異常なインフレや人体改造などの要素を突っ込むことで独自のプレイ感を出している。
-人体改造
--アイテムを「チップ」として全身図におくことで、改造用アイテムを載せることができるようになる。右腕だけ異常に強いとかやたらと大量のアイテムを持ち運ぶヒーローにもなれる。
--後半になるとレベルアップや装備強化だけでは苦しいので、改造は必須となる。
-トラウマ
--自分にトドメをさした種類の敵と戦う際に、経験値が下がるほか不具合がある。克服することで良い事があるのが救い。
--毒ダメージや餓死の場合、トラウマはつかない。
-EN
--満腹度とMPを兼ねた物だと思ってもらえるとわかりやすい。歩いていると減っていき、ENが尽きると歩くたびにダメージ。
--スキル使用の際にも使うのだが…。
-インフレ
--本作では拠点に戻るたびにレベルは0に戻る。が、総レベルは''999999''まで上昇する。マップでのレベルカンストは9999。100回レベルカンストした後にレベル99以上にして、ようやく総レベルがカンストする仕様。
--HP数十万、ダメージ何万というのも珍しくない。この辺はさすが日本一。
**問題点
-バランスが酷い。酷すぎる。
--序盤で「何度やられても立ち上がって再挑戦しろ」といわれるとおり、とにかく戦闘がキツい。
--視界に入った状態で倒すと断末魔をあげて周囲の敵を呼び寄せてしまう。とにかく死角から一撃で殺すのがセオリー。おいヒーロー。
--プリニー装備をつけた状態で投げられると即死。元ネタに忠実ともいえるのだが、高確率でこっちをブン投げてくれる敵がいるのが解せない。
--「一撃で倒せないと分裂する」「死ぬとダメージゾーンを作る」「倒して数ターンすると復活する。しかも回数無制限」など、敵の能力が厄介すぎる。
-すぐに装備が痛んでしまい、効果がなくなる
--装備はすべて使い捨てるつもりでいかないと、どうにもならない。逆説的に人体改造が重要になる。
--もう裸でダンジョンに入り、現地調達するほうが楽。
-ENの減り具合が凄い
--恐らくほとんどのプレイヤーが、主人公を一度は餓死させてしまう。敵以上にマップの広さが障害になることも。
--歩いているだけで餓死する状態な為、攻撃スキルを使うのは自殺行為。
--しかもEN回復アイテムはダンジョン内で拾うか、ショップを見つけて買う必要がある。拠点では入手不可。
-バグ・フリーズの嵐
--「特定の敵の攻撃を受けると、人体改造が出来なくなる」「施設効果で装備転送時、高確率でフリーズ」など、洒落にならない不具合が頻発。
--[[ここ>http://www39.atwiki.jp/zhero/pages/19.html]]にまとめられているので、興味のある方は見てみて欲しい。
**評価点
-電撃コラボレーション
--アニメやゲームで人気の作品が出ている他、まだ単独ではメディアミックスされていないような作品からも多数アイテムが出ている。
--もっとも本編に絡む形ではないのだが、ファンサービスの一環としてはよい形だと言える。
-基本は明るいヒーローもの
--日本一作品は陰のあるものが多く、本作でもそこそこ暗めの展開はある。が、根はかなりポップなヒーローものであり、気軽に楽しめる。
**総評
日本一としては珍しいダンジョンRPGで、やはり調整不足が目立つ。~
遊べないほどではないにせよ、やはりもう少しバグ取りやパラメータ調整をしっかりして欲しかった。~
どうにも詰めが甘いのも、やはり伝統なのだろうか?