*行列ナゲループ 【ぎょうれつなげるーぷ】 |ジャンル|行列パズルアクション|~| |対応機種|ニンテンドー3DS|~| |メディア|ダウンロード専売ソフト|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|ミッチェル|~| |発売日|2012年8月8日|~| |定価|700円|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| //|ポイント||~| **概要 -ミッチェル開発のパズルゲーム『パズループ』の流れを汲むDL作品。実写を取り込んだ映像を使っており、ムービーも挿入されるため必要ブロック数は1114と多い。 --ミッチェルが2012年11月に開発を休止したため、ミッチェル最後の自社製作オリジナルゲームとなっている。 //年末まで待つ //待つ必要あるか? **システム -基本システムは『パズループ』同様、らせん状に並んださまざまな色の玉に、中央の砲台から玉を発射し、同じ色を三つつなげて消すと言うもの。 --しかし、本作は砲台の代わりに「グレース」と言う女子大生か、「サバンナ」と言う留学生((しかし公式サイトでは「留年生」と書かれている。))になっている。 ---グレースは名前とは裏腹にどう見ても日本人である。もっとも、ハンドルネームの類と納得できない事もないが、サバンナは青い目をした金髪の女性。設定年齢も21歳で、この年の女性につける名前ではない。 --タイトル通り、らせん状に並んでいるのは玉ではなく人。赤、青、黄色のシャツを着た人々が並んでおり、同色のシャツを着た人を投げて三人並べると消滅する。 ---『パズループ』同様連鎖も発生する。行列の隙間を詰めて消滅する人々の姿はなかなかシュール。 --グレース時は投擲して消していき、サバンナ時は転がして消すと言う違いがある。グレース時は列の割り込みが現れ、サバンナ時は時間をかけて狙いをつけていると行列が回避すると言う特徴がある。 --時折アイテムを持った女性が現れ、彼女に人をぶつけるとアイテムを入手できる。 ---アイテムの種類は「雨が降ってきて赤と青の二色の傘をささせ、消しやすくする」「特定の色の人を連れ去るUFO」と、世界観にあった?ものが多い。 -ストーリーとしてグレースには「限定10名の列に並んでいる」というまぁ一応納得のいく説明があるが、サバンナは「謎のスイッチを押されると虚空に落下する」という意味のわからないものが用意されている。 --ステージごとにデモムービーが挿入されるが、「行列に突如として集団が割って入ってきた」「ボタンが二つに増えた」という、ストーリー説明を放棄した物が多い。 -三つ目のモードとしてグレースとサバンナが手を組んで色とりどりの忍者を消していく「ふたりとニンジャマ」がある。 --ジャイロセンサー対応で、3DSを傾けて忍者の攻撃を避ける。体感的な操作が要求されるが中々面白い。 **評価点 -連鎖を駆使して高得点を狙う・各種妨害ギミックに対する対処は切り替えすと自分に有利に働くため、戦略的なパズルとしての側面は強い。 --この点はさすがパズループの系譜を踏んでいるだけの事はある。 -個人の好みにもよるが、グレースもサバンナも美人で不快感は抱きにくい。 **問題点 -DSのダウンロード専売作品は「ソフト入れ替えの手間が無く手軽に軽く遊べる」利点があり、本作もそれに乗っ取った手軽なパズルではあるものの、膨大な容量と共に読み込み時間も(5秒程度)あるため、利点を殺してしまっている。 //-絵面はどう見てもただのクソゲー。 **総評 シュールな絵面のパズルゲーム。説明の一切を放棄したストーリーとデモムービーが印象的だが、大本となるパズルシステムは優秀で、「人には勧めないが面白い」と言われる。手軽に遊べるシステムなので、ソフト入れ替えの必要のないDL作品としての相性は良い。何のこだわりがあって実写を用いたのかははなはだ疑問である。