**キテレツ大百科 【きてれつだいひゃっか】 |ジャンル|アクション|~| |対応機種|ファミリーコンピュータ|~| |発売元|エポック社|~| |発売日|1990年2月23日|~| -故 藤子・F・不二雄先生の漫画をゲーム化した作品。&br()キテレツが留守中のところにトンガリとブタゴリラが現われて「ゆめみきょう」を壊す…と言うプロローグまでは良かったが… -1回しか出現しない敵キャラ、意味のない置物、目に優しくない背景、謎の巨大顔面などなど、随所に見られるイッちゃった意匠。&br()こだわりは感じられるものの、ファンタジーを目指してシュールにたどり着いた感が強い。 -夢の世界だからなのか、重力を逆にして天井に張りつくことが可能。 --そして空に落下するというシュールなことが起こる。 -仲間が増えるとキテレツの後を付いて来るのだが、全員に当たり判定があり、落とし穴にも落ちるので、お荷物にしかならない。 --一応、仲間をキテレツのところまで瞬時に引き寄せることが出来るものの、それには''セレクトボタン''を押す必要がある。 -みよちゃんは巨大化されて家の中に閉じ込められている。家の窓一面に張り付く、巨大顔のみよちゃんははっきり言って気持ち悪い。 -コロ助の謎の言葉が有名。 --「ここから でるには さんそクリームを つくるナリ。そして、ブロックに さかさに・・・・・・・''うっ!''」 -ゲーム中に突然野球盤の宣伝が入る。ベン(勉三さんの飼い犬)はこのためだけに登場する。 -ラスボス前、キテレツ斎様から「一番大切なもの」として「勇気」を与えられるエピソードがあるが、どうみても''剣''である。 -捕まっているトンガリが何故か上半身裸。 -エンディング背景の雲が、主要キャラ達のグラフィックを白と青にしただけのもの。連続して配置されているので不気味。 -エンディングでのコロ助のセリフが酷い。 --「元はと言えばブタゴリラが悪いナリ!ブタゴリラはもう一度キテレツ地獄へ行くべきナリ!」 -全体として、「夢の中だから」という理由で原作を無視しまくった、あまりにシュールな世界観に加え、&br()「仲間が加わることによって、もともと高かった難易度がさらに上昇する」という理不尽さが、このゲームをクソゲーと呼ばせている要因である。 --が、仲間の操り方を覚えてしまえば、ただの難しいジャンプアクションゲームとなることや、&br()慣れると不思議と惹かれてしまう世界観もあいまって、コアなファンも存在するようだ。