*GuitarFreaks & DrumMania MASTERPIECE SILVER 【ぎたーふりーくす あんど どらむまにあ ますたーぴーす しるばー】 |ジャンル|音楽ゲーム|~| |対応機種|プレイステーション2|~| |発売・開発元|コナミデジタルエンタテインメント|~| |発売日|2006年8月31日|~| |分類|''黒歴史ゲー''|~| |ポイント|''前作のV(家庭用)の問題点が全然解消されていない''&br()''悪質極まりない最悪な解禁方法''&br()''音ゲーとして致命的な無反応バグ''&br()旧作の人気曲の宝庫|~| |>|>|CENTER:''[[GuitarFreaks & DrumManiaシリーズ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1735.html]]''| この記事は書きかけです。(特にギターフリークス関連の情報を求めています。) ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -家庭用「GuitarFreaks & Drummania」のMASTERPIECEシリーズ。 -前作「[[ギタドラV>GuitarFreaksV & DrumManiaV]]」で4年振りに家庭用が復活したものの、Vの出来はとてもアーケードを移植したものとは思えないガッカリなものだった。 -本作は所謂ベスト盤にあたり、家庭用前々作「ギタドラ!4th&3rd」と「V」の間の空白を埋めるべく、旧曲を大量収録している。 -このため、旧作の人気曲が収録されたMASTEPIECEの登場に、プレイヤーは期待を抱いていたのだが・・・。 **評価点 -''旧作の人気曲の宝庫'' --版権ではヒカリへ、天体観測、夏色、TRAIN TRAIN、ロマンス、本日は晴天ナリなどといった人気カバー曲が収録。 --その上、現在アーケードでプレイできないファミレスボンバー、ROCKET DIVE、BURN等がこのゲームでプレイすることが可能。 --コナミオリジナルはTimepiece phaseII、CLASSIC PARTY 3、Destiny Lovers、月光蝶などといった人気曲だけでなく、林檎と蜂蜜、One Phrase Bluesなどといった一風変わった曲が収録されているなど、前作よりジャンルの幅は広がった。 -MASTERPIECEオリジナル要素として、旧作のギャラリー、システムサウンドといったスキンを手に入れることができる。 --旧作のACの気分が味わえるのもこのシリーズならではの強い要素と言える。 -ee'MALL曲(の一部)収録&新規ムービーが追加 --後にACV3でもee'MALL曲の新規ムービーが追加される。 **問題点 ***前作Vで出た問題点が全然解消されていない -''ロードが長い'' --ACと違い、ロードに時間がかかってしまうところ。PS2の仕様を考えると仕方ない部分であるが… --このロードがいろんなところで発生するため、何度もやりたい人にとっては苦痛にしかならない。 ---しかも、今作は前作Vを''遥か上回る最悪な解禁方法''で余計イライラを募らせることに。 -曲構成について --各アーティストの代表とする作品の宝庫のはずだが… --このゲームに限り、Kozo Nakamuraの楽曲が一曲もない。期待していたファンはがっかりに。 ---GOLDでは上記のアーティスト曲が3曲ある。なんで今作で出さなかったのか? -トレーニングモードとは言えない謎仕様 --トレーニングモードは苦手な部分を鍛える意味で取り入れたものだが… --DARK、リバースなどといったオプションが使えない。 --なんのためのトレーニングなのかわからない。 ---それだけでなく、上記のロード問題のためか、曲選択までに時間を要する。当然イライラ感が増す。 -''FREEモードでのプレイ終了後に出る謎の選択肢'' --同じ曲をPLAYするか、曲選択画面に戻るか、FREEモードを出るかの3択だが… --これが毎回出るせいで''ロード時間が増加''。その上、''イライラ感も増加''という悪循環をたどるようなシステムとなった。 -音質が悪い。 -ACモードにおけるスキルポイントの意味が全くない。 ***今作における問題点 -ドラム専用コントローラーでプレーすると、''刻み''((同じレーンを一定リズムで叩き続ける))''などで途中無反応になる重大なバグ発覚'' --2P側になにかコントローラーを差せば多少ましになる。が、音ゲーとして致命的なバグと言わざるを得ない。 -手抜きに近いシステム画面、選曲画面などのデザイン --その内容は恐ろしいくらいシンプル。個人差ではあるが、人によっては手抜きと見られる。 -MASTERPIECEシリーズのスキンだが、ACのように選曲画面、リザルト画面には反映されない。あくまでプレイ画面だけしか反映されない。 --旧作のACをやったことがない人にとっては関係ないのだが…せっかくの旧作のスキンなのに、プレイ画面だけでは手抜きに見られてしまう。 --ましてや、旧作のACの設置率が年々低くなっているのに、この仕様ではAC感を味わえない人も少なからず存在する。 --その上、9thMIX&8thMIX、11thMIX&10thMIXの専用システムサウンドに変更してもACモードの選択後、曲選択後の効果音がMASTERPIECE SILVERの初期と変わらない。ましてや選曲後の効果音はVと変わらず。ここまで来ると手抜きというよりはオリジナリティがないのでは?? ***ギタドラ史上最悪な解禁方法 -今作はジグゾーパズルによる解禁方法。ACモードのクリア曲数に応じて、ジグゾーパズルの穴埋めできる数が変わるのだが… --はっきり言って運要素が強い。その上、''埋まってもダブるという''悪質極まりない最悪な解禁方法である。 --個人差が非常に出やすく、1時間くらいで1曲解禁できる人もいえば、''3時間以上かけて''ようやくの人もいたり…とすこぶる評判が悪い。 ---前作も運要素が絡むとはいえ、ダブることは絶対になく、規定ポイントさえ達すれば、曲が解禁できるのに… //---レビューからも、''この解禁方法はひどいという意見が発生している。''改善すべきシステムなのに更に悪化させてしまった。なんでこうなったのか??? --時限解禁は全解禁で19時間30分。LONG曲やNON STOPモードをやっても、''250~300回''プレイしないといけないためかなり苦痛。そのくせ前作で問題だったロード時間がまともに解消されていないため、余計イライラ感を募らせることに。 ---その上、場合によっては時限解禁した方が早いということから、このジグゾーパズルによる解禁方法は''神経衰弱でもやっているかのように''ことごとくプレイヤーのやる気を削ぐハメに。 **総評 -旧作の人気曲はどれも質が高く、曲だけで言うならば最高傑作なのだが… -しかし、CS版 Vにおける問題点が解消されていないだけでなく、手抜きに近いプレイ画面やシステム画面、更に音ゲーとして致命的な無反応バグまで発生させてしまった。極めつけは、ギタドラ史上最悪な解禁方法でプレイヤーのやる気を削ぐハメに。豪華なラインナップとは裏腹に、''システム面の手抜きや品質管理の不手際を露呈させる''という残念な結果となってしまった。 **その後 --家庭用のV2が登場。いかんせんVの問題点は解消されなかったが…解禁方法はAC版よりかなり改善される。そして、CSオリジナル曲が入るようになった。