*バクマツ☆維新伝 【ばくまつ れぼりゅーしょん】 |ジャンル|ローグライクRPG|#amazon()| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|アクワイア|~| |発売日|2010年6月25日|~| |定価|本編無料|~| |分類|''クソゲー判定''|~| |ポイント|課金しても低ボリューム&br「基本無料だから」という甘え&br|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 幕末を舞台にしたローグライクRPGで、『トルネコ』や『シレン』に近い。~ 基本ゲーム部分は無料で、アイテム課金でゲーム拡張という家庭用ゲームにおける「フリー・トゥ・プレイ」スタイルの先駆けとなった作品。~ そういう意味では評価されるべき作品かもしれないが、肝心の出来があまりにも…。 **問題点 -有料DLCを導入しても尚薄い内容 --本作はゲーム本体は無料であり、その部分は体験版レベルの内容しかない。それは「とりあえず無料で試して、良かったらお金を払って遊んでほしい」という意図であると思われる。それ自体は特に大きな問題ではない。 --課金をしても「無料体験版から有料体験版になった」という程度の変化しかないのが問題なのだ。 --フルセットで2,200円の廉価DLCパックが期間限定で配信されたが、内容を考えればそれでも高すぎる。 -劣悪なシステム --育成には道具合成が必須であるのに、道具袋は合成素材が充分持てず、倉庫もストック量の上限が少ない。 --ピンポイントで「次はこの装備を作ろう」と決めた場合、目的の素材以外はすべて捨てていく覚悟が必要になる。 --DLCで拡張は可能だが、不便さは最後まで消えない。 -難度設定が大味 --全体攻撃と個別攻撃の威力差が曖昧だったり、毒ダメージがやたら大きかったりとにかく練りこみ不足。 -あまり好感のわかないキャラクター達 --ロリロリな沖田におかまバーを経営する桂など、どこを狙っているのか今一つわからないキャラ設定。 --個別イベントにさえ有料DLCが必須となる。 **評価点 -「フリー・トゥ・プレイ」 --新しいゲーム概念を持ち込んだ意欲や発想は、評価を受けるべきだと思われる。 --これで内容が伴っていればよかったのだが。 **総評 作りこみの低さやボリュームのなさなど、問題点が目立つ作品。~ ローグライクRPGはやりこみ要素の多い名作が多いため、さらにクソゲー感が際立つ。~ いくら本編無料とはいえ、そこだけ遊んで「課金してもっと遊びこもう」と思うユーザーは少なかったのではないだろうか?