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アイドルマスターシリーズ - (2013/02/13 (水) 00:26:01) のソース

**アイドルマスターシリーズ
[[バンダイナムコゲームス>株式会社バンダイナムコゲームス]]から発売されているアイドル育成シミュレーションゲームシリーズ。通称『アイマス』シリーズ。~
プレイヤーはプロデューサーとなりレッスンやコミュニケーション、オーディション等を重ねて新人アイドルをトップアイドルへ導く。~
同様のジャンルとしては『誕生~debut~』『らぶドル』などがあるが、本作の場合ポリゴンで完全表現されたボクっ娘やツンデレなど強烈に個性的なアイドル達((この辺りはナムコが嘗て製作した『ゆめりあ』のノウハウが生かされていると言われている。))や程好い程度に恋愛要素等が含まれたストーリー、衣装や楽曲等を自由に選んでステージ(アイドルが歌って踊る映像)を見る事ができる要素などがコアなファンを中心に好評を博し同ジャンルにおいて群を抜く人気となった。~
また、細かい部分では登場人物の多くがギャルゲーには在りがちのピンクや紫と言ったリアリティの無い派手派手な髪の色をしていなかったりと、比較的リアルを追求されている事なども受けた要因の1つかもしれない。~
物にもよるがゲームそのものの出来は常に一定水準以上。だが近年やり過ぎなDLC(ダウンロードコンテンツ)やグッズの乱発などキャラクターゲームとしての展開に疑問が挙がる事がある。~

アーケード版『アイドルマスター』以下『アケマス』を経て、ファンの盛り上がりに伴い公式側でもメディアミックスプロジェクト“PROJECT IM@S((ここでの“IM@S”は『アイマス』と「Inter Media Artists and Specialists(メディアを越えたアーティストとスペシャリスト)」の頭文字からとっている。後付だがプロジェクト発足の2006年9月から2009年4月までは“1st Vision”としている。))”を立ち上げ、360版『アイドルマスター』以下『箱マス』『アイドルマスターL4U(ライブフォーユー)!』が大ヒット。二次創作関連、特に『ニコニコ動画』で流行し『東方プロジェクト』『ボーカロイド』と並んで「ニコニコ御三家」と呼ばれる程一大ブームになり、ユーザーと公式の関係は比較的良好であった。~
が、2007年にゲームを原案として制作・放送されたアニメ『アイドルマスター XENOGLOSSIA(ゼノグラシア)』、以下『ゼノ』はゲームとは別のライン((ゲームはバンダイナムコゲームスと日本コロムビアが主導だったのに対し、『ゼノ』はバンダイビジュアルとランティスが主導だった。))でメディアミックスを展開するも、巨大ロボットアニメ化とそれに伴うキャラ設定変更、更に声優まで変更され''キャラ名以外殆ど原型を留めていない''代物であった為殆どのファンから不評を買うこととなった。原案ゲームのスタッフから言及されたこともほとんどない。~
作品の出来自体は良質なロボットアニメであり『ゼノ』のファンも存在するが、彼らからも「『アイドルマスター』を名乗らなければ良かった」と言われている。『ゼノ』がここまで原案ゲームとかけ離れたのは「ストーリー分岐などのゲーム特有の要素はアニメでは再現できないため、内容を一新して原案ゲームと同じ土俵に立たない」という方法論によるものであり、実際に後述の原作設定アニメでは同じ土俵に立ったが故の問題点が挙がっている。~

『[[アイドルマスターSP>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/846.html]]』では『箱マス』で新登場しプロデュース対象だった星井美希をNPCライバル化及び性格改変し、明確な“悪”を登場させて育成よりも対決色が強まった“ストーリープロデュース”などで物議を醸した。美希に関しては当時ディレクターだった石原章弘が彼女の担当声優と共に『アイマスレディオ』に出演し事情の説明を行ったが、終始曖昧な発言をしておりお茶を濁している。それ以外にも3バージョン分けや作り込みの甘さなどが批判され、丁度この頃からブームは冷め始め『アイマス』とそれを取り巻く環境は狂い始める。~

2009年5月からは“PROJECT IM@S・2nd Vision”と銘打ち、その第1弾として『[[アイドルマスターDS(ディアリースターズ)>アイドルマスター ディアリースターズ]]』を発売。キャラクター展開としてはプレイヤーサイドの新事務所“876プロ”と日高愛・水谷絵理・秋月涼の3人が新登場。~
『DS』はゲーム自体の出来及び関連商品の売り上げは悪くなかったものの、初期の売上不振とそれをDLCでリカバーできない部分が災いしたのか以降の展開は極めて消極的なものとなっており、『ヴァイスシュヴァルツ・ポータブル』参戦以降『ぷちます!』にすら何も登場していないが…。~

そしてメインシリーズ第2弾となる『[[アイドルマスター2>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1273.html]]』で設定を一新。2nd Visionの中核として開発された本作では登場人物が1歳年を取って成長・イメチェンなどし((この時点で既に賛否両論であった。))、二人で一つの扱いだった双海亜美・真美が両者独立した扱いとなり、『SP』でライバルだった美希と我那覇響&四条貴音がそれぞれ再・新加入。『SP』でのライバル事務所である“961プロ”からは新たに天ヶ瀬冬馬・御手洗翔太・伊集院北斗がユニット「ジュピター」としてデビューした。~
メディア展開としては従来の展開に加え、「リアル765プロ」と称し実在する企業・商品・イベントの広告塔として『アイマス』キャラ及び担当声優を出演させる企画が登場した。しかし水瀬伊織・三浦あずさ・亜美がユニット「竜宮小町」、秋月律子はそのプロデューサーとして''NPC扱い''となり、更に前述の「ジュピター」が男性であった事などから[[猛烈な批判が発生、署名運動にまで発展した>用語集/サイト、コンテンツ等3#id_27501e74]]。~
ジュピターについては「男だから許さない」という声も相変わらず大きいものの、360版発売後若干評価が上がり、後に発売されたPS3版でステージモードのみプロデュース可能になり、更にはCDもリリース、一時は買いそびれが出る程の売れ行きだったとか((尤もそれは前評判が最悪である為プレス数・仕入れ数を限界まで絞り込んだ為という可能性もある。))。~
だが専属の声優まで付いた思い入れのあるキャラクターが使用不可能とされてしまった事実はファンに大きな不信感を植え付けてしまい、タイトルへの信用を大きく落とす事になった。またPS3は360よりもDLCによる追加要素などが優遇((しかも『DS』の主役3人が有料配信され大きな波紋を呼んでいる。))されており、「''360を蔑ろにしている''」という批判も出ている。~
それらを抜きにしても出来栄えは手放しで褒められるものではなく、それもユーザーからすれば大きな問題であった。~

2011年7月からは2クールに亘って『2』をベースにその他の「アイマス」の要素を含み新たなストーリーが展開されるTVアニメ、通称『アニマス』が放送された。ゲスト的扱いではあるが『DS』の主役3人も登場((一瞬だが同作の脇役も1人登場した。))し、自身も『アイマス』ファンである監督なりに作られたこのアニメを評価する向きも多いが、原作との差異、人物の出番格差、無理のある設定、名前を間違える等の細かいミス((DVDでは修正された。修正すればよいという問題でもないが。))、''提供された楽曲のタイトル無断変更''((勿論著作権侵害である。詳細は割愛するが詳しく知りたければ「どこま☆いつま…でしょう?」でヤフるかググるとよい。一部のファンは「改変タイトルの方がいい」と主張しているがそういう問題ではない。加えて「作詞担当者に責任があるのではないか」という的外れもいいとこな主張も少なからず存在している。))など『ゼノ』とはまた別のベクトルでの批判((「『2』をベースにしている時点で許せない」という声も多い。))から賛否両論となり、加えて同時期他に話題のTVアニメが多かった事もあって成功したかと問われると疑問符が付く事に。~

また、ファンディスク『アイドルマスターG4U(グラビアフォーユー)!』をPS3版『2』限定版や『アニマス』DVD限定版''全て''に付けて発売。一枚一枚内容が異なる上に『G4U!』が単独発売されていない事、箱では出ておらず一部の作品に『DS』の主役3人も居る事などから批判され、システムがシステムな上''男である涼まで登場する''事から「''変態ゲー''」と呼ばれる羽目に。加えて『2』の事も含め結果的に''360を裏切っており''、これにはファンだけでなく他のユーザーからも批判の声が上がっている。~

2011年にはソーシャルゲーム化、2012年にはパチスロ化もしているが、前者は魅力的な新キャラクターの多数登場に歓迎の色がある一方で違法となったコンプガチャ商法を始めとした重課金を強いる仕様((AKB総選挙に倣った『シンデレラガール選抜総選挙』まで開催しており、大きな波紋を呼んでいる。))や大規模な[[トレス疑惑>http://24.media.tumblr.com/tumblr_m1mlvrt9xo1qae9q9o1_500.jpg]]が問題となっており賛否両論、後者は''『箱マス』『L4U!』準拠設定に''喜んでいる者も居るが''パチスロというコンテンツに対する悪印象もあり''専ら評判は悪く((販売元はサミーであるが、製作監修はサミー萌えスロチームではなくバンナムが行っている。))、更に設定の厳しさや演出の微妙さ、台の元々の定価の高さ((その価格45万円。同時期に発売された『めぞん一刻』の価格が25万円という事を考えると結構な高値。その上中古の値下がり率が定価の70%以上(『めぞん一刻』は値下がり率1%)である。))から[[その評価は非常に低いものとなっている>http://www.p-souba.com/re_2_66_43.htm]]。そもそも『アイマス』のファン層とパチスロをする層は殆ど被っていない訳で…。~

その後発売された『アイドルマスターシャイニーフェスタ』は音ゲーとしての評判は比較的いい様で珍しく『アイマス』お得意のDLC商法を行っていない為好意的な意見もあるが、''『アニマス』準拠設定や再び行った3バージョン分けなどにより''否定的な意見もあり賛否両論となっている。

そして、''劇場版とソーシャルゲーム第2弾が発表''。早速嵐を呼んでいる。

その関係は崩壊の一途である。
読点が、台詞の、文章に、やたら、多いのも、特徴。実際読んでみると今で言う渡部陽一みたいになるものだから時代の流れと言うものは面白い。~
因みに現時点では1本のソフトで響・貴音含む765プロ所属アイドル13人全員を育成対象としてプロデュースできるコンシューマ機での『アイマス』は未だに存在していない。~