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ONE PIECE ゴーイングベースボール 海賊野球 - (2013/03/07 (木) 20:13:33) のソース

*ONE PIECE ゴーイングベースボール 海賊野球
【わんぴーす ごーいんぐべーすぼーる かいぞくやきゅう】
|ジャンル|野球アクション|&amazon(B0001BTUI6)|
|対応機種|ゲームボーイアドバンス|~|
|発売元|バンダイ|~|
|開発元|ナウプロダクション|~|
|発売日|2004年3月11日|~|
|定価|4,800円(税抜)|~|
|レーティング|CERO:全年齢対象|~|
|分類|''クソゲー判定''|~|
|ポイント|バカすぎるCPU&br()バントだけで優勝できる|~|
|>|>|CENTER:''[[ONE PIECEゲームリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1626.html]]''|

**概要
怪物的人気を誇る海賊漫画『ONE PIECE』。そのキャラクターを用いた野球ゲームである。~
原作のハチャメチャな雰囲気そのままに野球ができるとあって期待度はそれなりにあったのだが、発売後は''ワンピースシリーズ屈指のクソゲー''として名を轟かせる羽目になってしまった。

**問題点
-''CPUが致命的なまでにバカ''。この時点で野球が成り立っていないレベル。
--なんと''バントだけで出塁でき、あろうことかそのまま点が入る''。バントを繰り返すだけで大量得点のチャンス。
---どんな野球か想像できない人は以下の動画参照。~
[[これが正しい海賊野球攻略方法だ!>http://www.nicovideo.jp/watch/sm3302978]]
---「爆発技」や「必中技」など色々用意されているが、''基本全て忘れていい''。バントこそ海賊野球制覇の鍵である。
---ある意味[[バントホームラン>燃えろ!!プロ野球]]より酷い。少なくともあちらはバントでホームランが打てる選手は限られており、バントだけで勝つのは困難。しかしこちらは止めたバットにボールを当てるだけで7割方セーフが取れる。
--そもそも1チーム7人しかいないので、「これは野球じゃない」という意見多数。
---バントが異様に強いのもこれが原因。内野の守備がスッカスカなのである。
---逆にフライの捕球率は高い。ゴロの方が捕られないというのは野球としてどうなんだ…。
--この当時の麦わら海賊団メンバーが7人しかいなかったのでそれに合わせたものと思われる。しかしそれならオリジナルキャラを2人入れて9人にするなどいくらでも方法はあったはず。
---あるいは7人野球にするならするでちゃんと調整すれば良かったのだが、通常の野球からセンターとショートを抜いただけの手抜きのため、こんな穴だらけになったと思われる。

-キャラクターのパラメーターは一見それっぽく設定されているが、実は''ほとんど意味がない''。
--キャラクターの個性がないというのは、キャラゲーとしては致命的なのだが…。

-グラフィックレベルもさほど高くない。顔グラはそこそこよくできているが、肝心のフィールド上のグラフィックがチマチマしており、イマイチ。
--ただ、この副作用でオバサンキャラの「Ms.メリークリスマス」が''ロリキャラ''に見えるという思わぬ効能あり。

-音楽も使い回しが多く、そこまで評価できるものではない。雰囲気自体は悪くないのだが…。

-テンポが悪い。敵は守備の際やたらともたつき、一回の打球で10~20秒ぐらい平気でかける。
--また、こちらの操作でも捕球を守備間で回していると、いつまでたっても次に進まないという妙な仕様あり。既にランナーがいる塁にボールを回すと何度でも「セーフ」と出る。

-チーム数も初期7チームと特に多くもなく、前述の通り選手も没個性なのでチームごとのアイデンティティもさほどない。
--ついでにいくらか疑問のあるチーム分けになっている。
---7人必要なので仕方のなかった面もあるだろうが、アーロンやクリーク、クロと言った序盤の強敵たちが「イーストブルーチーム」でひとまとめにされてしまっている。
---さらに「チームアラバスタ」になぜかMr.2がいる。ちゃんと「バロックワークスチーム」はあるのに…。

**評価点
-唯一と言ってもいい評価点は自分でオリジナルチームが作れること。
--ただ、組むためにはCPU相手に勝利してポイントを稼ぐ必要がある。しかもせっかく組んだチームもゲーム自体がどうしようもない出来のため、特に使い道がないという…。
--まぁ…少なくとも、評価点が[[チーム名を自由に決められる事しか無いゲーム>高校野球育成アクションゲーム めざせ!甲子園]]よりはましか。自慢にも、何にもならないが。
---ちなみに某『めざせない甲子園』GBA版とは発売日がジャスト1年違い。2004年度春の選抜クソゲー野球優勝校は本作だったのかもしれない。

-前述の通りなぜか顔グラの出来は悪くない。
--しかも原作の殺伐とした雰囲気を感じさせず、みんな笑顔で野球をやるので気分がいい。

**総評
とにかく野球として完全に成り立っていない''バントゲー''である。~
キャラゲーとしてもさほど評価できる点はなく、どこまでも救いようのない作品である。~

**余談
-実はあの『[[''壊''>メタルマックス2改]]』を作ったナウプロダクションが開発に関わっていることが明らかになっている。
-[[公式サイト>http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/one_going/index.html]]に「coming soon」と書かれている情報は9年経った今でも''明らかになっていない''。
--バンダイ的には9年後でも「soon」なのだろうか。
-現代ならちょうど麦わら海賊団のメンバーも9人になったことだし、ちゃんとした海賊野球ゲームが作れるかも知れない。…''かも''だが。