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STRIKERS 1945 PLUS Portable - (2011/04/28 (木) 11:15:45) のソース

**STRIKERS 1945 PLUS Portable
【すとらいかーず1945 ぷらす ぽーたぶる】

|ジャンル|縦シューティング|&amazon(B002AS9F24)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|アークシステムワークス|~|
|開発元|クロスノーツ|~|
|発売日|2009年8月6日|~|
|価格|¥3990(税込)|~|
|分類|''劣化移植判定''|~|
|ポイント|滅茶苦茶な下手移植&br()各種デモ丸々カット&br()[[充実のオプション>デスクリムゾン]]再来&br()成長しないクロスノーツ|~|
//現時点での判定は「劣化移植」。「黒歴史」も疑われましたが、他との兼ね合いもあって劣化移植に留めてあります。
//経緯・詳細は判定変更議論スレ1(>>83~>>101,>>139~>>148,>>166あたり)を参照。

**概要
元々『ストライカーズ』シリーズは彩京の開発した縦スクロールシューティングであり、究極タイガー辺りにまで立ち返ったシンプルなゲームシステム、その堅実さとは裏腹にオーバーテクノロジー兵器が次々飛び出すハッタリ具合が好評を博していた。&br()その中でも本作は、海外に向けてMVS(ネオジオ)で発売された異色の経緯を持っており、国内へ向けて正式に発売されるのは今回が初となるため、割と注目されたようだがその実態は…。
//1999年発売のシューティングの傑作「ストライカーズ1945 PLUS」を10年の時を経てPSPに移植。これが好移植なら手放しで喜ばれたのだが……。 

//本作はアーク、彩京STG『[[ストライカーズ1945PLUS]]』をPSPへ移植!!を騙った、全く違う何かである。
//移植したのは、名作であるSFC版ヴァルケンを[[超劣化>重装機兵ヴァルケン(PS2)]]させたあの悪名高きクロスノーツである。
//以下に示す通り、不具合があまりにも多いので、予備ケース目的として購入することを勧める。

**問題点
-あまりにも低い移植度
--ボス戦のBGMが無い、ステージクリア時のBGMがかなり遅れて再生される。
--1周クリア時の評価画面が無い、2周目クリア時のスタッフロールも無い。
--機体の一つ、ライトニングのスーパーショットストックのゲージの溜まり方が原作と比べて異様に早い。
--また、ライトニングのショットの色が何故か青い(AC版では黄色だった。)
--列車面のボスの第一形態の爆発のグラフィックが違う。
--原作よりも敵の硬く設定されている為に、1ステージにおけるプレイ時間が若干間延びしている。
--他にも再現されてない部分が色々とあるため、原作をプレイした人には別物と感じてしまう。
-難易度・残機設定が無い
--2009年リリースのSTGでこれはお粗末である。ちなみにオプション項目は「画面比率変更」と「キー変更」のみ。
--SS版、PS版の1945シリーズでは残機を1~4まで選んだり、難易度を7段階から選ぶ事が出来た。同じクロスノーツ製の劣化移植として不評を買ったPS2版1&2ですら難易度、残機変更は出来た。
-二人同時プレイの不具合。
--片方プレイヤーがゲームオーバーになると、''プレイ中のもう片方も強制的にゲームオーバーになる''。
-ロードが長い。
--ロードは画面切り替わり毎に入り、最新のPSP3000型でもかなり待たされる。原作の魅力であったテンポの良さが完全に殺されている。
--上記のSS、PS、PS2版では、さほど長いロードではなかった。
-家庭用ならではの追加モードは無い
--SS、PSの1945シリーズには、機体紹介のムービーが家庭用オリジナルモードとしてあった。
-上記の通り、まともな移植がされていない上に、快適性、ボリュームの面でも最悪なゲームが一本収録されただけフルプライスである。
--全体的に過去のハードで移植されたものより劣化しており、見劣る部分が多い。
-ちなみに、ゲーム中のFiat G-56は移動速度が遅いのに、公式サイトでは機動力が高いとウソをついている。まぁ、ゲームと直接関係ない事なのが救いではある。

**評価(擁護)点
-シューティングとしての形体は流石に保っており、原作を知らない人にとっては楽しめなくはない。
--もっとも、ロードの長さにいらつき、二人同時プレイバグにいらつき、中身の薄さでさらにいらつく可能性は十分に考えられる。
-一人プレイでは特に目立ったバグは確認されていないので、その辺は安心ではある。
-全然原作と似てないとはいえ、外見だけは一応それっぽく移植されている。PS2ヴァルケンのような電波アレンジがされていない分、こっちはまだマシに思える。
-初回特典として、オリジナルサントラが付く。ある意味、本体がおまけゲームといえるかもしれない。
--しかし、サントラ付ける位ならゲーム内にサウンドテスト入れろという指摘も少なくない。また、このサントラにはゲームでは省かれたボス戦BGMは収録されているとの事。''そんなとこよりも入れるべき部分を優先して入れろ''。

**総評
察しの通り、「所詮はクロスノーツか…」と失望する事が必至な超絶駄目移植である。もちろん、発売元のアークも、製作に関わったウィンディソフトも同罪といえるだろう。
ただし、数々の不具合、及び移植度の悪さに目を瞑れば、全く遊べない程の酷さではない。逆にいえば、''クロスノーツが関わらなければ''普通に良移植となった可能性は高いと思われる。

#region(アーケード版と比べてみよう)
アーケード版
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=Zv-sd9C4ne8)

PSP版
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=xNUMpRhhgdg)
#endregion