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新・中華大仙 ~マイケルとメイメイの冒険~ - (2013/05/01 (水) 22:27:31) のソース

*新・中華大仙 ~マイケルとメイメイの冒険~ 
【しんちゅうかたいせん まいけるとめいめいのぼうけん】

|ジャンル|シューティング|&amazon(B000SK6C3G)|
|対応機種|Wii|~|
|発売元|スターフィッシュ・エスディ|~|
|開発元|スターフィッシュ・エスディ、オペラハウス|~|
|発売日|2007年9月6日|~|
|価格|6,090円(税込)|~|
|分類|BGCOLOR(khaki):''微妙リメイク''|~|
|ポイント|今風にしただけのレトロゲーム一本が入ってフルプライス&br()典型的誰得ゲー|~|

**概要
-タイトーが1988年に発売したアーケード作『[[中華大仙>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/258.html]]』のリメイク作。
--そもそもオリジナル版の評価はそんなに高くなく、「遊べなくはない凡作」程度の評価が一般的だが、何故これをリメイクしようとする気になったのか?全くもって疑問である。
--一応、スターフィッシュの関係者が元々所属していた会社であるホット・ビィがその開発を担当したという繋がりはあるのだが、そこまで拘る必要が有るのかといえば微妙。
--余談だが、本作発売の15年前である1992年、タイトーがPCエンジンソフト(Huカード)にて、すでに中華大仙のリメイクである『極楽!中華大仙』を発売している。つまり本作はリメイク二作目である。極楽!は外見の変化のほか、自機の向きを左右に変更ができる新操作が追加されている。(ちなみに本作には振り向き操作は存在しない)

**問題点
-次世代機ハードの2007年製ゲーム、しかもフルプライスなのに関わらず、古臭さ「だけ」は忠実に再現し、外見を今風にしただけという、登場時期が昭和のゲームと見間違える程の中身が薄い、とんだ体たらくな一品。
--自機をパワーアップさせるとこの上なく楽に進めるが、一度ミスすると、敵の猛攻はそのままにすべてのパワーがなくなり、一気に死亡フラグへ直行。ファミコン時代のクソゲーにありがちな仕様。
--全5ステージしかなく、しかもどのステージもあっさりしてるので、クリアするのに大して時間はかからない。信じられない事にこれがこのゲームのすべてである。
--ストーリーモードとフリーモードが存在するが、両者ともイベントがあるか無いか以外は全く内容は同じ。イベントの有無なんてオプション変更で十分事足りると思うのだが…。一応、ストーリーモード限定でステージごとにキャラ選択ができるが、性能差がほんの微少(一部特殊攻撃が違うだけ)しかないので、存在意義は薄い。
--レースモードという隠しが存在するが、無理やり入れたようなやっつけ内容。
--キャラが可愛らしいのでCGギャラリーみたいなものがありそうだが、そんな軟弱なものは存在しない。それどころか、スタッフロールもスコアランキングも存在しない。
--Wiiリモコンを傾けてスクロールスピードを変化させるという操作があるが、意外と有効活用のあるシステムで、ミスした後はこれを利用して死亡フラグを避ける事も一応可能。(駄目な時は駄目だが)

**総評
-一体誰をプレイ対象にして作られたのだろうか?
--熟練~一般シューター⇒一度クリアすると飽きます。ほぼ確実に。
--お子様⇒ミス後の復活が困難な事から、子供が気楽に遊べるものとは思えないし、そもそも子供が好むジャンルですらない。
--オリジナル版のファン⇒外見が違いすぎて違和感あると思う。原作をプレイしたいなら、プレステ2のタイトーメモリーズ(II上巻に収録)を買うべき。ベスト化で安いし。
--萌え目的⇒確かに絵柄は可愛いが、普通にギャルゲー買った方が無難だと思う。
--う~ん?存在意義が全くわからんよ、本気で。
-シューティングとしては、そこまで壊滅的な酷さではないものの、Wiiウェアクラス以下の極小ボリュームで味が無い。そんなゲームをフルプライスで発売してしまったスターフィッシュの神経を疑がわずにはいられない。

**その他
-クソゲーオブザイヤー2007据え置き機部門の選外にノミネートされているが、存在が地味すぎてほとんど話題にならないのが非常に悲しいところだ。
-同じくスターフィッシュよりリリース予定となっているWii用ソフト『大聖王』は本作のソースを元に作った流用作品。トレーラーなどを見るにそのクオリティは本作をさらに下回るものとなっている。
--同ソフトは当初2008年9月発売を予定していたがその後延期を重ねており、最後に発表された発売予定日である2009年を過ぎたというのに公式のアナウンスは一切ない。と思ったら日本では''ひっそりと発売中止になっていた''。海外では『Saint』という名で発売されている。