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高橋名人の冒険島 - (2013/04/17 (水) 12:21:34) のソース

*高橋名人の冒険島
【たかはしめいじんのぼうけんじま】
|ジャンル|アクション|CENTER:&amazon(B003O1H2YO)&br()&amazon(B00022FIQW)|
|対応機種|ファミリーコンピュータ&br()ゲームボーイアドバンス|~|
|発売・開発元|ハドソン|~|
|発売日|【FC】1986年9月12日&br()【GBA】2004年5月21日|~|
|定価|【FC】4,900円&br()【GBA】2,000円|~|
|配信|バーチャルコンソール&br()2008年1月15日/500Wiiポイント|~|
|分類|''バランスがかなり不安定なゲーム判定''|~|
|>|>|CENTER:''[[ワンダーボーイ/モンスターワールドシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/1296.html]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
-言わずと知れたファミコンを代表するアクションの一つ。 
-何故か石斧を持った高橋名人が、攫われた恋人のティナを助け出すためステージを駆け抜けていくことになる。

**ゲームバランス上の問題
-元々、武器である斧を取らないと一切攻撃ができないシステムである為、要所でミスすると、とてつもなくクリアへの道のりが困難になってくる恐れがある。
-一応パワーアップに属するアイテム「スケボー」は、スケボーの消滅と引き換えに、一回ダメージを防いでくれるというメリットはあるものの、スケボー所持中は強制スクロールで細かなコントロールが効かず、むしろそのまま穴に落ちたり、スケボーがなくなった途端に近くの敵に触れてミスするなど、戦況を不利にする事が多く、取らない方が無難とまで言われる。
-全体的に昔のゲームらしい高い難易度だが、後半ステージの初見殺しのオンパレードはあまりにも凶悪で残機がいくらあっても足りない。
--コンティニューは1-1ゴール手前にある隠しアイテムの「ハチ助」を取る事で可能となっているが、あまりにも難易度が高い為「ハチ助」の入手は必須である。
--特に8-3ステージの通称「3匹のコウモリ」地帯の鬼畜さは、もはやファンの間にて伝説と化している。 
-当時、高橋名人が「ゲームは1日1時間」と語っていたが、本作はよほど極めたプレイヤーではない限り、1時間以内のクリアは不可能である。そういう意味で、お子様向けのゲームといえるかどうかは、かなり疑問である。
--これがクリアできたらある意味「名人」と呼んでいいゲームかもしれないが‥。
-「ゲームセンターCX 有野の挑戦」でも有野課長は7-1でギブアップ、その後AD浦川が代わりに攻略、クリアに計28時間も費やした。
--ほとんど缶詰というより監禁状態であり、特に上記にもある8-3の「3匹のコウモリ」には苦戦、なんとここだけで''9時間''かけてやっとクリア。なお、ラストステージの8-4もかなり難易度が高いステージなのだが、浦川曰く「8-3に比べればまだマシだった」とのこと。

**続編
-あまり知られていない様だが本作は、セガ発売、ウエストン制作のアーケード作『ワンダーボーイ』(86年)の主人公を高橋名人にキャラ変えした、れっきとしたアーケードからの移植作にあたる。難易度は高橋より高い。
-高橋名人とワンダーボーイ、初代こそほぼ同一内容であったが、両者は全く別の進化を遂げシリーズ化されていく事になる。
-高橋名人は初代同様にバイタリティが無くなる前にゴールへ向かうタイプが大半を占める。
--FCでは4作発売された。前作から五年後の91年に発売された『高橋名人の冒険島II』は「よくあるタイプの」横スクロールアクションに変更された。2013年4月24日から
3DSVCで配信された
その翌年の92年には『高橋名人の冒険島III』が、さらに二年後の94年には『高橋名人の冒険島IV』が発売され、これがFC最後のソフトとなった。
---IVではシリーズ初のライフ制が導入された。
--PCEでは『高橋名人の新冒険島』(92年)が発売された。こちらは第一作の正統進化と呼んでいい作品となっていた。
--SFCでは『高橋名人の大冒険島』(92年)、『高橋名人の大冒険島II』(95年)の二作が発売された。後者はRPG要素の付加された作品となっている。
--GBにもIIとIIIの移植が行われている(92年と93年)。
--現在ではWiiのバーチャルコンソールでも配信されている。
--他にもGBAのファミコンミニの第2弾タイトルの一つとして本作が移植されている。
---GBA版ではセーブ機能を、Wii版ではHOMEボタンの中断機能を利用すれば、「ゲームは1日1時間」を厳守しながらの攻略も不可能ではない?
-また、本作を下敷きにしたスピンオフアニメ『Bugってハニー』も放映され、後にFCで『高橋名人のBugってハニー』としてゲーム化(87年)もされた。


**ワンダーボーイ/モンスターワールドシリーズ
-ワンダーボーイはシリーズ2作目の『ワンダーボーイ モンスターランド』(87年)以降はRPGの要素を取り入れた戦略タイプ中心へ路線変更し、後の『モンスターワールド』シリーズに繋がっていった
--ただしシリーズ3作目の『ワンダーボーイIII モンスター・レアー』(88年)だけはシューティング要素を取り入れたアクション+STGになっている。
--4作目の『モンスターワールドII ドラゴンの罠』以降は家庭用ゲーム機のみでの展開となった。本作は89年に海外版マスターシステムで発売され国内では未発売であったが、92年にGGに移植されている。
--5作目の『ワンダーボーイV モンスターワールドIII』(91年)はMDで発売された。
---94年には『モンスターワールド』シリーズの最終作として『モンスターワールドIV』が発売された。本作は主人公キャラが女の子に変更されたため、『ワンダーボーイ』シリーズからは除外されている。

**移植
-本シリーズのアーケード版は全てセガハードに移植されている。
--『ワンダーボーイ』はSG-1000/SC-3000版(86年)、''セガマークIII版『スーパーワンダーボーイ』(87年)''、GG版(90年)がそれぞれ出ている。
--''『モンスターランド』''は''セガマークIII版『スーパーワンダーボーイ モンスターワールド』(88年)''が、『モンスター・レアー』は''MD版『ワンダーボーイIII モンスターレア』(91年)''が発売された。
-版権が開発元のウエストンにあったため、他機種にも移植されている。
--''『モンスターランド』''はアレンジ移植され、ハドソンからPCE版の『ビックリマンワールド』(87年)が、ジャレコからFC版の『西遊記ワールド』(88年)が発売された。
--『モンスターワールドII』は''『アドベンチャーアイランド』(91年)''とタイトル変更されてPCEに移植された(ハドソン)。
--『モンスター・レアー』はそのまま''『モンスター・レアー』(89年)''としてPCEに移植されている(ハドソン)。本作からはCD-ROM2に移行している。
--''『モンスターワールドIII』''は''『超英雄伝説ダイナスティックヒーロー』(94年)''とタイトル変更されてPCEに移植された(ハドソン)。SUPER CD-ROM2専用ソフトである。
---''『モンスターワールドIV』''は移植されずに終わった。
-これらのうち、セガハード版はSEGA AGES 2500(PS2)にて完全移植された。
-太字タイトルはバーチャルコンソールでプレイ可能。
//-またこれらの他にもPSでキャラクターを週刊少年マガジンの漫画『RAVE』のキャラに差し替えた『プルーのだいぼうけん from GROOVE ADVENTURE RAVE』も発売された。タイトル通りにプルーが主人公である。メーカーはコナミ。
//↑ワンダーボーイシリーズか?