**ゲイルレーサー 【げいるれーさー】 |ジャンル|レースゲーム|~| |対応機種|セガサターン|~| |発売元|セガ|~| |移植元|システムサコム|~| |発売日|1994年12月3日|~| |判定|''劣化移植判定''&br()移植ゲームであることすら分からない|~| -当時としては最高峰のムービーを使用したCMで購入前のユーザーからの期待は大きかった。 --また、リッジレーサーと発売日が同じだったためよく比較された。 -しかし、いざ発売されてみると全面スプライトというムービーとのギャップの大きさからショックを受けたユーザーは多かった。 -一応車のみはポリゴンで表示されているものの、恐ろしくカクカクしている(他のゲームと比較するとバーチャレーシングのポリゴン数に劣るといえば分かりやすいだろう)。 -アメリカを横断するという設定なのだが一本道のコースを全部で15分ほどかけて走る。 *原作の存在 -実はラッドモビールというアーケードレースゲームからの移植なのだが、パッケージ裏はおろか説明書にも一切書かれてない。 -原作はSystem32基盤を使用していたため全面スプライトなのだが。 --視野が狭くなり、突然目の前に車が現れることがよくあり事故を起こしやすい。 --フレームレートも60fpsから30fpsにダウン。 --前途の低クオリティなポリゴンの車は原作ではスプライトで表示された。 ---恐らくセガサターンのメモリーでは足りなかったのか3Dに差し替えられた。 -原作ではコースは区間ごとに分けられてあるがシームレスにコースが変わるためロードに遭遇することはない。 --しかしこちらは区間ごとにロードが入るためテンポが悪い。 -BGMは全て別の物に差し替えられ(一部はアレンジ)原作ファンの顰蹙を買った。 --が、皮肉にも差し替え後のBGMの評価は非常に高く原作を知っててもこちらを高く評価する人もいた。 --熱くなるBGMがやたら多いため嫌でもテンションが上がるようになっている。 ---特に雨のステージのBGMは人気が高い。 -敵車を抜かしつつ1位を目指すのだが出来レースかと疑いたくなるかのようなスムーズすぎる順位の上がりやすさ。 -一部の区間ではライバル車との対決になるのだが、その間他の敵車は現れない。 --ライバル車のバリエーションはそこそこ多い。 *総評 -単体でも評価は低く、移植物であることも一切書かれてない為新規ユーザーにも原作ファンにもそっぽを向かれた。 --このため「ゲロレーサー」という不名誉な蔑称をつけられた。 -CMのムービーの騙されて買った人も多かったため一種の詐欺ゲーでもある。 -しかしBGMの評価は高いというクソゲーにありがちなパターンである。