「Call of Duty: Modern Warfare 2」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

Call of Duty: Modern Warfare 2 - (2013/07/05 (金) 00:12:02) のソース

*Call of Duty: Modern Warfare 2
【こーるおぶでゅーてぃ もだんうぉーふぇあつー】
|ジャンル|FPS|&amazon(B002NX0FU2)|&amazon(B002NX0FUC)|&amazon(B00269QLJ2)|
|対応機種|プレイステーション3&br;Xbox360&br;Windows|~|~|~|
|発売元|スクウェア・エニックス|~|~|~|
|開発元|Infinity Ward|~|~|~|
|発売日|2009年12月10日|~|~|~|
|価格|7,980円(税込)|~|~|~|
|分類|BGCOLOR(khaki):''劣化ローカライズ''|~|~|~|
|ポイント|大量の誤訳&br日本語吹き替えなのを発売直前まで公表せず&br劣化して且つ無駄に難解になったストーリー&brオフラインのボリューム減少&brオンライン対戦のバランスも若干悪い&br''エキサイト先生使った奴出てこい''&br何故か生きてたキャラクター&br謎のバグ|~|~|~|
//「劣化ローカライズ」は管理人によって認定された判定であり、オリジナル表現ではありません。
----
#contents(fromhere)
----
**概要
2007年に発売された現代戦FPSの傑作『Call of Duty 4: Modern Warfare』(Cod4)の続編((世界観やキャラクターを引き継いだ続編という意味で。CoD4と本作の間には、太平洋戦争を舞台にした日本未発売作品『Call of Duty: World at War』(WaW)(開発はCoD3やBOのTreyarch)が存在するが、ストーリー上の繋がりはない。))。
-前作ほどではないものの、出来自体はそこそこ良好。しかし誤訳だらけのローカライズが発売前から大大大不評。

**問題点
***致命的なまでの誤訳・吹き替え
-誰が言ったか『''日本語版かと思ったらエキサイト翻訳版を買ってしまった…''』
|本来|吹き替え|解説|
|(着弾まで)あと10秒|''10秒! じゅううううううびょおぉぉぉぉぉぉ!!''|何がジュウビョウなんだ。日本人なら解ると思うが普通こんな奇声はあげない。叫ぶにしても10秒前ー!だろう。|
|隊列が伸びているぞ!|''頭がどうにかなりそうだ!''|本当にどうかしてる。ちなみに原文では"we're getting strung out!"と言っており、strung-outにはスラングで「麻薬が切れて苦しんでいる」という意味があるが…。|
|ロシア語は使うなよ|''殺せ、ロシア人だ''|そもそもこのシーンの仲間はロシア人。俺に撃ち殺されたいのか? しかも何気にストーリーに大きく影響する台詞であるからタチが悪い。ちなみにMW3吹き替え版の冒頭ムービーを見るにこの誤訳はなかった事にされた模様。((余談だが、殺せ、と検索をかけると高確率でこれに関連するものが出てくる))|
|あのミグが爆発したら走れ!|''あのミグの所まで走れ!''|爆発するミグに近づかせる気か。|
|無法地帯|''荒野のウエスタン''|直訳過ぎて意味が伝わってこない。|
|奴が武器を調達した|''テロの実行犯だ''|ひどい濡れ衣。そもそも首謀者は前のステージで一緒にいただろ!|
|『上等兵』『伍長』|『''二等兵''』『''兵長''』|『兵長』という現代アメリカ軍には存在しない階級であり、正しくは『伍長』。|
|全ての逃げ道を塞いでおこう|''背水の陣で臨もう''|あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 俺達はマカロフを追い詰めたと思ったら逆に追い詰められていた。何を言ってるか(ry|
|"Overgrown"、"Crash"|「''草生す廃墟''」「''クラッシュ''」|マップ名なんだから訳さんでいいのをわざわざ訳した結果がこれである。ちなみに何故かこの2つだけ翻訳されている。|
|デンジャークローズ(友軍近くへの爆撃)|''危険察知''|敵の設置した兵器を透視できるPerkが別にあるので紛らわしい。危険察知自体の効果は後述。|
--誤訳はまだまだある。詳しく知りたい方は本作のwikiへ。
--このとんでも誤訳、特に「殺せ、ロシア人だ」と「荒野のウエスタン」は海外でも大きな話題になった。
--ただこの場面の状況といまいち合っていない理由に関しては、アクティビジョン(現在のアクティビジョン・ブリザード)社側にも責任の一端はあると思われる。
--スクエニのあるイベントでの公式の発言によると、当時アクティビジョン側はスクエニ側に日本語訳を依頼する際、台本のみを渡しただけで、キャンペーン中の映像は流出を恐れて一切見せてくれなかったらしい。そのため翻訳家はどのような訳にするか苦労したらしく、上記のように実際の映像と和訳がちぐはぐな場面が生まれた、という。
---スクエニとアクティビジョンで上手く連携がとれていないがために招いた問題点とも言えるかもしれない。

-誤訳の中にはミッションの要点も含まれており、''指示に従った結果蜂の巣にされそうになったり''、''目的地についた途端爆死''したりとプレイに支障をきたしている。「テロの実行犯」のようにシナリオの正確な理解を妨げる致命的な誤訳も複数存在。
--その最たるものが上記のミグである。殺す気か!

-オンラインオフライン共に、最初から最後まで棒読みや誤訳のオンパレードとなっている。しかも英語音声は収録されていない。
--ちなみに、元々のシステムが切り替え機能に対応しておらず、アクティビジョンとの契約上システムの根本的部分は弄る事が許されていない。

''吹き替え声優の演技力について''
-本作の吹き替え声優は素人を起用している。その演技力は正直言って優れているとは言い難いレベルであり、その点に不満を持つユーザーからは「棒読み吹き替え」として徹底的に叩かれた。
--しかし、そこまで極端に叩かれる程の酷い演技力というわけでもなく、人によってはそんな不快感も感じず普通に聞ける。
--声優の演技力については、ファンの間でも非常に賛否の分かれる部分であり、この点をどう感じるかによって作品自体に対する評価もかなり変わってくる。
--上記にもある誤訳の問題と合わせて扱われることが多いため、ローカライズさえしっかりしていればこの点に関しての評価もまた違ったかもしれない。

-吹き替えのみの英語音声無し、という不満点もどちらかというと上記のような吹き替えの演技力が気に入らない層からの指摘が多いと言われている。

''吹き替えそのものの是非について''
-スクエニ側は日本語吹き替えである事を発売直前まで発表しなかった(店頭や公式サイトのPVでも英語版が流れていた。)。
--上記の演技力に関する問題抜きにしても、''吹き替えに関する発表が発売直前までなかった点は公式に対する不満点とされている''。
--その影響で一部小売店では発売直前に予約のキャンセルが大量発生してしまった((外国人ゲームショップ店長のつぶやき No.12 『2009年に売れた洋ゲー』 - ファミ通Xbox360 2010年 02月号より))。

-吹き替えは「ユーザー層(年齢層も)を広げるため」に行ったというが、吹き替えで万人に通じるようにという発想は正直意味がよく解らない。
--というか低年齢層は普通こういうゲーム買わない…もといCEROがあるから買えない。ましてFPS及び洋ゲー自体のプレイ人口は特定層に定まってくるのでやはり意味が無い。

-字幕の場合だとゲームをしながら字を読むことになるので、慣れていないと見落としてしまったりと、プレイするのに難しい部分もあると思われる。そのためこの吹き替えは低年齢向けというよりはFPS初心者に向いていると言えなくもない。
--とはいえ、そうなると余計に上記にあるような誤訳や分かりにくい訳はゲームとして問題になってくる。
--例えば、前作でも「ギャズ、、うか?」などのミスや「Blow the Charge→チャージを爆破」「Stopping Power→動力を止めろ」等の直訳があったが字幕だった。今作では吹き替え付きなのでかなり目立つ。

----
***賛否両論のストーリーや展開
#region(ネタバレを含むので格納)
-手際がよすぎるロシア。
--ロシアでの空港テロの翌日にロシア軍がアメリカ本土を奇襲。報復テロの為にテロリストを一人二人を送るのとは違い、大量の軍隊を送り込むにしてはいくらなんでも早すぎであり、''テロが発生した時点で送り込む準備が済んでいた''というくらいの手際の良さ。

-ザルすぎるアメリカ。
--上記の奇襲時にロシアは墜落したアメリカの衛星の装置を使って、識別を隠しながら易々と米国本土へ奇襲を仕掛けているのだが…。アラスカ側から来ているならともかく、大西洋上にステルス機でもない未確認機影がレーダーに大量の写っているのに、EU諸国すらも気づかないとかあり得ない程の油断振り。
---装甲車両やヘリもかなり来ている事から海路にも大量のロシア軍がいるということが推測される。いくら何でもそんな大艦隊いたら目立つだろう。
--最終的に首都ワシントンにまでもつれこむ乱戦状態に。

-何故か生きていたプライス。
--CODシリーズでは重要人物でも割かしあっさり死ぬことが多いのだが、前作のラストでは明らかに助かっていない状況でありながら特に何の説明もなく生存していた。

--一部のファンからは死亡したまま、出しゃばらない方が良かったという声もある。元々MW4のみに登場の旧作ファンに対するサプライズだったはずが、キャラの人気にアクテイビジョンが押し込んだという説が濃厚。
// --ちなみに公式の説明、というか見解によると「''同一人物ではなく、転生した姿''」であるらしい……ゑ?
// それは前作から言われてる事で、生きてたことに対する見解ではない

-核によるEMP攻撃。
--プライスが切り札としてアメリカの大気圏外上空でロシアの核を爆発させてEMPでロシア軍の機甲部隊や命令系統を麻痺させようとした。しかし、EMPによる影響はロシア軍のみならずアメリカ軍も受けており、それどころかアメリカのインフラも影響を受ける訳だから逆効果にもなりうる。そんな乱暴な手段でいいのか?

-結局何故シェパードがソープやローチを裏切ったのか全然説明がなされてない為理解しづらい((簡単に言うと裏でマカロフと繋がって戦争を起こしたが、その事を隠蔽する為))。
--シェパードの今回の事件を起こした理由すら、理解しようにも首を傾げるような理由なのだが。

-他にもシェパードの階級が中将なのに海兵隊の総司令官になったり(海兵隊の指揮権は大将以外には無い)、ある人物の年齢から前作のプリピャチでの出来事の年代に矛盾が生じてるなど細かい粗がある。

#endregion


-激戦続きの怒涛の展開、迫力の演出などに誤魔化されてはいるが、冷静になって見てみるとおかしな部分がかなり多い。

----
***中途半端な規制
-とある局面で民間人を殺害するとゲームオーバー。
--スクエニ側によると規制によるものらしいが、プレイヤーの周りでは他の連中による虐殺が繰り広げられる。
--CERO規制はGTASA等の一件を見れば解る通り国内のゲームに甘く海外のゲームには厳しい。単に偏見だけでのザル審査。
---この規制は他国版で最も厳しいドイツ版と同じ。『Call of Duty: Black Ops』も同様にドイツ版をベースにしている。
--このシーンのトレイラーが公開された直後に、規制団体等から猛反発にあった結果の応急処置である。
--ちなみに上記の「殺せ、ロシア人だ」のシーンである。殺せと言われたので殺したらいきなりゲームオーバー、何という孔明の罠。
--また刺激的なためか海外版でもこのステージだけはスキップすることができ、実績・トロフィーのアンロックに全く影響しない。
---そもそもプレイ前に確認メッセージが二回表示される念の入れよう。

----
***バグ問題
-オンラインプレイに致命的なバグが多く存在した。PS3版と360版で(ハードメーカーの)対応が異なるなども物議をかもした。
--弾数無限バグ、舞空術バグ、加速装置バグ、高速移動バグなど。[[戦争は変わった…>http://www.nicovideo.jp/watch/sm9104508]]
--バグによって''105mm機関砲''なる超兵器が誕生した。
--対戦部屋のホスト側でバグが起こると''その部屋に参加したプレイヤー全員に伝染する''。
---感染したプレイヤーがホストとなると更に…ウィルスかよ。

-「(プレイ動画を)見てる分には面白そう」なんて意見も多いが、こんな状態では当然ながらまともな対戦はできるはずがない。
--そもそもキルストリーク(連続で相手を倒すと得られる支援)の異常強化や装備品の補給が自前でできる能力があるなど、バグなしでも火力が若干インフレ気味。かつ篭りプレイとの相性も良いため、今作のオンラインをあまり評価していないプレイヤーも少なくない(レビューサイト[[XBOXmk2>http://www.gamers-review.net/title.php?title=484]]ではバランスの平均点がもっとも低く、レビュアーの指摘も対戦に関する点が多い)。またTreyarchは次回作の話に絡めてこれらの要素を暗に批判していた。

-バグ修正後でも悪名高い戦術の例:
--爆発系武器(急所に直撃しなくても即死あり)の爆発範囲を「危険察知(Danger Close)」能力で底上げし、先述の補給能力等でガンガン補充して乱射しまくる「ワンマンデンクロ((補充Perk名「ワンマンアーミー」))」「スカベンデンクロ((補充Perk名「スカベンジャー」))」「グレポン((グレネードランチャーの発射音から))」
--「マラソン」「ライトウェイト」能力で移動速度を、「コマンドー」能力でナイフの攻撃範囲を底上げし、ナイフ主体で戦う「マラライコマンドー」
---大抵のゲームでは銃相手にナイフで戦うのは無謀とみなされ、それゆえにナイフスタイルも(例え高威力であっても)容認され易い。
---しかしこのゲームでは''ナイフが命中するとプレイヤーがワープして攻撃する''という謎仕様があり、多少距離があっても接近を許してしまうと銃側がまず撃ち負ける。バランス崩壊ものである。
--当然、こういったものは「FPS好き」にしてみれば邪道極まりないものである。

-今回はアンロックするための条件が厳しいアイテム・称号なども多く、指定した場所に復活できるようになるアイテム「戦術マーカー」、レーダーに映らなくなるPerk「冷血」などを利用してサクラと一緒にキルを稼ぐ「談合」行為の多発もマルチプレイが嫌われる理由の一つ。キルログで同じ人間が同じ相手に殺され続けていたら談合の可能性が高い。
-キルストリークの中には「どんなゲームルールであっても発動すれば全員死亡でゲームを終了させる」最終兵器''戦術核''((日本語版は規制のため「戦術爆撃」))があり、陣地取りなどのルールで空気を読まずにこれを発動させる人間などもいたりする。純粋なゲームの実力が結果に反映されなくなりつつあるという批判もある。

-2010年8月になって新たなバグが発覚。「SNKの5タイトルのデモ版が製品版としてアンロックされる」という、何がどうなってそうなったのかサッパリわからないもの。
--今のところ360版のみに発生するらしい。

-パッチを出すのが、日本版ではスクエニのため海外版とずれる、バージョンが違うと当然マッチできなくなる、そのためしばらく海外版と日本版で隔離されることがしばしば。

----
***PC版の問題
さらにPC版でも、以下に述べる仕様により、不買運動、販売中止、その他多くの非難と混乱が巻き起こった。
-価格が$59.99(前作までは$49.99)
--Xbox360版やPS3版ではそれぞれマイクロソフト、ソニーへのロイヤリティとして販売価格に$10を上乗せしなければいけないが、PC版ではその必要がなく、コンソール版よりも安く入手できるのが普通である。しかし今作ではコンソール版と同じ$59.99で販売された。
--さらに、二種類の特別版がPC版にはまったく用意されなかった。
-プレイにValve社のSteamクライアントが必須((他のDL販売サービスを使用しても同様))。プレイするまでに時間がかかる、起動するたびにSteamが常住してしまう(自動終了しない)、など不満が多い。
--しかも日本からのアクティベーションが弾かれるようになっているため、たとえパッケージ版を入手してもそのままではプレイできなかった((すり抜けること自体は可能なため、プレイは可能))。その情報はプレイヤーはおろか、輸入代理店にも全くアナウンスされていなかった。
--現在も日本のSteamからは購入不能。歳末セールなどの告知では「お住まいの地域ではご利用いただけません」とのつれないメッセージ。
-過去の作品で使用可能だった覗き込み動作が削除された。またコンソールを開けなくなった。
-マルチプレイヤーの仕様に不満が多い。
--Dedicated Server((一台のPCをマルチプレイ専用のサーバーとして使用する機能。PCでゲームサーバを作るときの一般的な方法))を使用できない、P2P通信のためラグが頻発する、サーバーを自分で選ぶことができない。
--加えて、MODやカスタムマップ等、ユーザがゲームをカスタマイズすることができない。そのために大会等を開催することが非常に困難。
--マルチプレイの参加可能人数が家庭用と同じ18人に制限された((PC版のマルチプレイヤーでは最低でも24人以上が主流))。
-PCと家庭用では環境、プレイヤー、要求される最低限の機能が全く違うため、家庭用メインで作られた作品は総じて評価が低い。特に、潰す理由がないPCの利点をほぼ潰し、家庭用の仕様をそのまま持ち込んだためPC版の評価は非常に低く、売り上げも非常に少ない(全体の10%程度)。
--しかし売り上げそのものは前作を大幅に上回っているらしい。PCユーザーは元々絶対数が少ないため、10%という数値が特別に低いわけではない。
--上記の不満を受けてかTreyarchは『Call of Duty: Black Ops』から公式にMODを使用可能にする等を処置をし、PC版ユーザーからの評判は良い。

----
**総評
ゲーム自体の出来は十分評価できるものであるが、吹き替え声優の演技力に関してはプレイヤー間でも賛否両輪だった。それだけならまだ「個人の好みの問題」で片付けられたかもしれないが、それに加えてゲームのまともな進行にまで支障をきたす誤訳の数々が問題に拍車を掛けた。~
さらに、文字通り荒野のウエスタン、もとい無法地帯となったオンライン対戦でのバグのカオスっぷり、「十秒」等の誤訳のインパクトがさらに悪評を広めることになった。~
逆に「別に棒読みとは思わない」「オン対戦に興味ない」というのであればそれなりに良作として楽しめる。~

-本作はスクエニローカライズの駄目っぷりをユーザーにまざまざと見せつけることとなった。
--また、スクエニは多数の洋ゲーの権利を取得しており、今後もこのようなことが続くのではとユーザーの不安を煽りまくっていた。
---さすがに懲りたのか、MW3では字幕監修を「機動戦士ガンダムUC」などの原作者である福井晴敏氏が担当する模様。

**余談
-公式側の不手際の多さも問題に。本作とは直接関係ないが、発売前のスクエニ社長和田の痛い発言もかなりの話題を呼んだ。
--制作元のアクティビジョンにも非があり、ファミ通XBOX誌上の『Call of Duty: Black Ops』のインタビュー記事にて製作プロデューサーが日本国内のユーザーへ謝罪を行っておりローカライズの製作体制を始めとする相互連絡等の改善をすると語った。
--とあるCoDコミュ(非2ch)には嵐が吹き荒れ、批判文を書けばたちまち袋にされていたスクエニコミュ(非2ch)から擁護が蜃気楼のごとく姿を消した。

-完全な余談であるが、開発元のInfinity Wardと北米版発売元のアクティビジョンは本作の開発報酬等に関してひと騒動起こしており、結果Infinity Ward側のスタッフが大勢脱退するという事態に発展している。本作はあちらでも企業問題と無縁ではないようだ。実際、本作も「Call of Duty」の名前を外して発売されるという噂があった。

-布施文章のライトノベル『思い出したくもない人生最悪の96時間』(アスキー・メディアワークス刊)には本作からのパクリ疑惑が存在している。一時期amazonの販売ページではいたずらでCoDのパッケージが貼りつけられていたほど。
--大まかに説明すると「''登場人物の外見も名前も起こる出来事も(だいたい)そのまんま''」。
--しかもアスキー・メディアワークスはこれ以前にも盗作作品を刊行しており((こちらは公式に謝罪され、回収騒動にまでなった))、これがクロだとしたら1年に2冊も盗作作品を出してしまったことになる。
---このパクリ疑惑に関しては[[こちら>http://www35.atwiki.jp/mw96_fusefumiaki/]]を参照。公式発表はないが、作者がTwitterにてMW2をプレイしているようなtweetを行っていたりだとか等でクロの可能性が高いと言われている。

**その後
-結局、本作以降のCoDシリーズはスクエニがローカライズを担当している。
--『Black Ops』では字幕版と吹き替え版(販売は少々遅いが)が別々に作られる事が明かされ、発表当初はMW2やジャストコーズ2の二の舞になるのか…とファンから嘆かれていたものの、''いざ発売するとMW2のようなトンデモ訳はほぼ無く、規制に関しても吹き替え版でナチの鈎十字が鉄十字になっているところ以外は遊ばなければまず気づかないような修正であった''。
--ローカライズの問題点だった事前告知なしの修正やCERO引き下げも改善されている。
--吹き替え声優も堀内賢雄、井上和彦、大塚芳忠、飛田展男等、ベテランを多く起用しており、棒読み吹き替えは無いと言っていいだろう。
--日本語版のみのバグ・問題点も無いわけでは無いが、MW2の有様ほどではなく、ローカライズは十分やってくれたと言えよう。作品そのものの問題点は海外版から元々から存在している=開発たるTreyarchやActivision社の問題であるため、スクエニが批判されることは少なくなった。

----