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ポケモンスタジアム - (2011/03/05 (土) 04:09:25) のソース

*ポケモンスタジアム
【ぽけもんすたじあむ】
|ジャンル|対戦&図鑑|#amazon(B0000645MJ)|
|対応機種|ニンテンドウ64|~|
|発売・開発元|任天堂(開発にはモデリング等に協力会社多数)|~|
|発売日|1998年8月1日|~|
|価格|7,140円|~|
|分類|&bold(){商品仕様や企業態度に問題あり・ガッカリゲー}&br()一覧は前者に指定|~|
|ポイント|&bold(){前情報を把握できなかったユーザーにとっては詐欺に近い作品内容}|~|
|>|>|CENTER:[[ポケットモンスターシリーズ関連リンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/417.html]]|


**概要
1996年に発売され、爆発的ブームとなったポケットモンスターシリーズ。今作は、そのポケモン達がNINTENDO64のフルポリゴンで動き回るという名目で発売された作品。当時はあるテレビ番組で毎回ポケモンのバトル大会が放映されており大画面での対戦ツールが何よりも望まれており、更に『64GBパック』という、GBのポケモンから自分のポケモンを連れてくることが出来るという装置も同梱されている事もあり、当時のポケモンファンは期待で大きく胸を膨らませていた……のだが……

**問題点
-使用ポケモンの種類制限。
--なんと''151匹の内、40匹しか使用できない。''これが今作のがっかり要素の大半を占めるといってもよい。&br()使用できないポケモンは、ただ能力を見られるだけ。だがその使用禁止の111体は禁止伝説の二体を除くといずれも99カップのエントリーポケモンである。本作に収録されているルールのひとつである97カップには大会当事こそ出られたものの環境的に実用は厳しいものがあったため、ガチ環境で考えるならその40体中4体以上はいて当然といえる。
--ルールを知らなかったり、マイナーな縛りをしない限り、''用意した6匹全員が使用できない''という事はありえない。
--従って対戦できるポケモンを集めると、相手と手持ちが被る事も珍しくなく、面白みに欠ける。
--なお、使えるポケモンは当時テレビでの参加チームが使用していたポケモンが殆ど。利用頻度の高いポケモンを優先的に投入したものと思われる。
//ポケモンの種類制限は64DDによる複数回販売(配信)を想定したものらしいです。

-対戦ツールという位置付けなので、ゲームボーイのポケモンを所有していないと、レンタルポケモンでの対戦しかできず、やれることが非常に少ない。
--尤も、GBのポケモンを所有している事が前提ではあるが、前述のポケモンの種類制限が対戦ツールとしての役割すら潰してしまっている。

-原作のゲームバランスもそのまま。
--「ふぶき」で凍ると終了、「かげぶんしん」を詰まれまくると終了と当時の問題点は解消されていない(一応、「ふぶき」で凍結する確率はGB版の3分の1という調整がなされてはいるのだが…)。これに伴い、ポケスタ2では「かげぶんしん」に対してネタ技に成り下がるほどの弱体化を施す事となった。

-こうなった原因は元々64DD用で開発していたため。当時の技術で64用カセットに入れるには容量が足りなくなってしまった。
--続編の2では解消されている。

-ピカチュウバージョンを起動する際に読み込みが入る。
--ちなみに発売当時はまだピカチュウバージョンが未発売だったため、仕方ないとも言える。
//開発当初はピカチュウバージョンについては非対応の予定だったと関連雑誌ののインタビューに記載されていたらしいです。

**評価点
-ポケモンのボックス機能がある。GBで育てたポケモンを入れて簡単に二週目のプレイが楽しめる。
--アイテムボックス機能もあるが、自分のIDでしか引き出せない。(続編2作では制限解除)

-トーナメントを攻略するごとにドードーGB、ドードリオGBという機能でそれぞれ2倍速、3倍速でプレイができる。このゲームの存在価値はほとんどこれ。
--しかし、続編で''その上を行く4倍速プレイ''が可能となってしまったためこれすらも価値がなくなってしまった。
//4倍は2からできたのでポケスタ金銀の記述をカット。またいきなり使用可能ともとれる部分も修正しました。

-他にも、レンタルなしでピカチュウを最高ランクのトーナメントに参加させ(使わなくても良い)勝ち抜くことで「なみのり」を覚えさせる事もできる。
--ポケスタ2ではこれがないため、このソフトでなければ覚えさせることが出来ないことを考えると、このソフトの唯一の優位点と言えるだろう。ただしなみのりを覚えさせる条件は非常に厳しい。
--ポケスタ2の99カップでは電気ポケの主力としてライチュウ(ピカチュウの進化系)がエレブーと双璧を成していたが、ライチュウが使われる要因の一つがピカチュウを通して覚えられるなみのりが強力なサブウェポンだったからである。
//ポケスタ1未所持でも金銀のバグを利用してなみのりピカチュウを作る事ができるので参考までに

-97カップ(LV50~55・3体累計155制限)では当時の本選出場者のポケモンと戦うことが出来る。
--ただ当時は努力値や個体値の情報がそれほど浸透してなかったためポケスタ2裏よりも弱いトレーナーも多い。~
なかにはメタモンやフシギバナといったネタレベルのものも。ただしLV55ケンタロスを使うトレーナーはみんな強豪。
//↑メタモンはともかく、少なくともゴローニャはネタレベルどころかダグトリオとタメ張れる強さだ
//伊達に決勝に上がってきてないから消しちまったぞ

-使用できるポケモンの種類が大幅に制限されているとはいえ、ポケモンたちが割と出来のいいフルポリゴンで動くだけでも当時としては評価できるといえる。

//-対戦だけでなく、ミニゲームもあるのでやると面白い。友達とかとやると、かなりはまる。9種類しかなく、少ないが…
//↑ミニゲームの搭載はポケスタ2からので1にはないです。

**その後の展開
*ポケモンスタジアム2
【ぽけもんすたじあむつー】
|ジャンル|対戦&図鑑|#amazon(B00002SZQY)|
|対応機種|ニンテンドウ64|~|
|発売元|任天堂|~|
|発売日|1999年4月30日|~|
|価格|6,090円|~|

-151匹全てが使用可能かつ、パーティゲーム要素も増やしたまさに完全版とも呼ぶべき作品。
--そのため1作目を買った人間は有料体験版を掴まされたような形になってしまった。
//40体しか使えないって注意を促してた記憶があるから、詐欺呼ばわりの記述はカット
//↑確かにパッケージ裏に「使えるのは40体」と書いてるな

-続編でほぼ全ての不満点が解消されたものの、この作品自体は試作品レベルであり、内容も薄い。当時はこれだけでも楽しめたプレイヤーもいたものの、2の発売後はほぼ価値が無くなった。
--''実際、海外では本作を販売せずにポケスタ2を1として発売した''くらいである。もちろん海外版ではポケスタ2でピカチュウに「なみのり」を覚えさせることが出来る。また、覚えさせる条件も事実上の大幅緩和となった。
---国内だけこれが発売されたのも当時放送していた[[宣伝番組>http://ja.wikipedia.org/wiki/64%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B8%E3%82%A2%E3%83%A0]]で見栄え重視のために早く出したかったからかもしれない。