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サンセットライダーズ - (2013/05/10 (金) 08:43:06) のソース

*サンセットライダーズ
【さんせっとらいだーず】
|ジャンル|アクション|~|
|対応機種|アーケード|~|
|販売・開発元|コナミ|~|
|稼働開始日|1991年|~|
|分類|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~|
|ポイント|死にたくなければ走れ!&br()普通に遊べる良作|~|

**概要
-19世紀、アメリカ西部が舞台となっている横スクロールアクションゲーム。
-サー・リチャードローズに多額の賞金が懸けられ、助けた酒場の娘から情報を得たスティーブら四人の賞金稼ぎ達が、チャンスとばかりに彼の屋敷へ向かう、というストーリー。
-全8面。リチャードローズの情報を聞くまでの4ステージと、リチャードローズ討伐までの4ステージで構成されている。。

**基本システム
-操作は基本的に同社『魂斗羅』と同様の8方向レバー+2ボタン(射撃、ジャンプ)。それに加え上とジャンプの同時押しでナムコの『ローリングサンダー』と同様の縁を上るアクションと下とジャンプでスライディングが出来る。
-プレイヤーは一方向のみに弾が集中して飛ぶ拳銃タイプ(スティーブ、ビリー)、または広範囲に弾が飛ぶショットガンタイプ(ボブ、コルマーノ)のどちらかを選ぶ。
--4Pver.では『T.M.N.T. スーパー亀忍者』同様プレイヤー席に応じて使用キャラが決められている。(1Pから順にスティーブ、ビリー、ボブ、コルマーノ)
-敵が運んできたり、道中に置いてあったりする袋に触れたり、酒場に入ったりしてバッジを獲得することで銃が二丁になったり、弾速が上がるパワーアップアイテムが得られる。
//難易度そのものはメタスラより自機の当たり判定が大きいので高め。いい加減なプレーでは先に進めない。
//他社のゲームを差し合いに出さないように。記述するなら同社タイトルで。

**評価点
-レベルの高い演出と西部劇の雰囲気
-ステージの中には馬に乗っての銃撃戦や、馬車が大爆発するシーン、蒸気機関車が登場するシーンもあり、舞台である西部劇の雰囲気がよく出ている。
--本作は選んだキャラクター達により、演出が一部異なる。4面では酒場を賞金首から開放したお礼にショーガールによるダンスが披露されるのだが、ビリーだけは恥ずかしがって舞台から逃げてしまう(他はかぶりついて見る)。5面ボスをコルマーノで倒すと、最後にソンブレイロを投げ、コルマーノがそれを受け取り被り直すという、性格の違いから来る演出がニクイ。
--他、ラスボス戦は演出的にも難易度的にもかなり盛り上がるため、機会があれば一度見て損はない。~
-良好なBGMの数々
--古川もとあきと福井健一郎が手がけるBGMも良好。道中は前半面の曲を後半面に使い回している物が多いが、ボスは個別に用意されている為、非常に個性的。
--特に2面や5面のボスの曲は隠れた名曲として知られている。
--ちなみに本作が福井氏の作曲デビュー作でもある。
-これらの他にもドット絵の描き込みや操作性も優れている。

**おバカな点

-''死にたくなければ走れ!''
--1面の途中、暴走する牛が多数出てくるシーンがあるのだが、この牛の上に乗ると「死にたくなければ走れ!」という表示とともに、レバーを右に倒すように指示される(牛につられて画面外に押し出されるとアウト)。必死になって走っているプレイヤーの滑稽な姿が拝める。

-''投げ返せ!→やばいぜ!''
--敵が投げるダイナマイトは爆発前なら投げ返せるが、「投げ返せ!」と表示されたり、爆発寸前になると「やばいぜ!」と表示される。
--ちなみにこのダイナマイトの投げ返しは続編の『ミスティックウォーリアーズ』にも引き継がれているが、これらの表示は無くなっている。

**問題点
-コンティニュー時にキャラを選べない。

**余談
-本作の特徴的な『死にたくなければ走れ!』は他社の同系統のアクションゲームでパロディとして使われていることが多い。
-例…『ザ・グレイトバトルIV』の西部劇ステージのギミック等。

**稼働時の背景及びその後の展開
-本作は海外で大ヒットした『[[クライムファイターズ]]』や『[[T.M.N.T. スーパー亀忍者]]』と同じく4人協力プレイ筐体を使用した作品でそれら同様海外で大ヒットし、その後コナミは90年代初期前期に海外向けの作品を連発するようになった。

**続編及び流れを組む作品

-『ミスティックウォ-リアーズ 怒りの忍者』
--アメリカン忍者が主役の本作の続編。仲間を救うため敵の忍者軍団と戦うというストーリーで、海外の人が勘違いした日本の文化が特徴的なポップな雰囲気のゲームだが、後半のあるシーンをきっかけに外見とは裏腹に暗い物語になっている。
--ちなみにこちらではステージ1の背景に本作のタイトルとプレイヤーキャラのスティーブがゲスト出演している。

-『ワイルドウエストカウボーイズ オブ モーメサ』
--米版権物の『ワイルドウエスト・カウボーイ』を原作にした作品。日本未発売。というか、海外のコミックが原作なので国内では知名度が皆無。

**家庭用移植
-どちらも国内未発売。

-ジェネシス(海外メガドライブ)版
--プレイヤーキャラがビリーとコルマーノの2人に減少し、大幅なボスのリストラやステージ構成の違い等の仕様の変化、敵を倒すとコインを落とすシステムやBGMの追加により移植というよりもリメイクに近い作品になっている。
--ちなみにジェネシス版は国内の『T.M.N.T.リターン・オブ・ザ・シュレッダー』に先駆けたコナミのジェネシス初進出作でもある。
-SNES版
--一部キャラの差し替えや『死にたくなければ走れ!』等の表示の削除以外は業務用の忠実移植。