*Mortal Kombat II [#q3f4592e] 【もーたるこんばっとつー】~ |ジャンル|対戦型格闘ゲーム|~| |対応機種|スーパーファミコン他9機種|~| |発売元|アクレイムジャパン|~| |発売日|1994年11月11日|~| |分類|BGCOLOR(khaki):''劣化移植''|~| |~|BGCOLOR(khaki):''劣化ローカライズ''|~| **概要 -海外で有名な対戦格闘ゲームの第2作目の移植。 --特徴として実写取り込みのキャラクターを使用している事、世界観に間違った東洋の文化を取り込んでいる事、そして、対戦に敗れた相手を惨殺する''フェイタリティ''(日本語版では「究極神拳」と訳されている)を標準システムにしている事。 --特にフェイタリティはキャラが実写取り込みである為、妙に生々しい。 --また2作目の特徴としてキャラの総入れ替えや、一人につき最大2つのフェイタリティを取得している事、フェイタリティ以外のフィニッシュムーブの多様化等。 --日本ではタイトーがライセンスを取得し輸入販売を行い、カルトなファンを獲得していた。そんな本作が家庭用ゲーム機に移植されたが… **問題点 -残虐性が売りにも関わらず、血は緑色、究極神拳の際にモノクロになる等で表現がマイルド化。 --究極神拳のモノクロ化については、「これはこれで生々しさがアップしている」という意見もある。 --ちなみに海外版は規制が掛かっておらず、AC版と同様の演出になっている。 -技のコマンドは、''ゲームに入ってたアンケートはがきを送ってから初めてコマンド表が来る''という謎仕様。&br;普通は説明書に載ってるはずじゃ… --この形式については新手の中古対策という説もある。 -ゲーム内の言語(メニュー文字含む)が''全て英語''。ちゃんと翻訳してくれ。 --ローカライズは説明書のみで必要最低限、その説明書は誤植ばっかり。 **批評点 -海外から移植された残虐だけが取り柄の最悪な実写格闘ゲーム…と日本ではクソゲー認定されてしまった不遇なゲーム。 -本場アメリカでは今でも続いている人気シリーズの2作目だが、日本では操作性がクソ、格闘ゲームなのに説明書にコマンドがない、絵がカクカクしている、残酷すぎる等でクソゲー扱いされており、今では格ゲー界の黒歴史にまでなっている。 -…が、実際には悪名高きアクレイムが元は完成度の高いアーケード作品だったコレを超劣化移植したのが原因。 //スマン、アクレイムジャパンは発売だけだった。 -一応開発元であるMidway Games社の名誉の為に言っておくと、本当は癖は強いが操作性も良くちゃんと遊べる良ゲー。 --強いて言えば独特で奇妙な世界観や残虐性により人を選ぶ事と、COMが鬼のように強い事は批判されている。 //--前作も絡んで突っ込んでおくと、一番優しい難易度に設定した筈なのに&bold(){COMが究極神拳をかましてくる}(前作ではそんな事無かった)。←フェイタリティの使用は難易度に関係ない演出面の問題と思いますのでコメントアウト。載せたい理由があるなら復帰させてください -なおレビューでよく「通常技に違いが無いのでどのキャラ選んでも遊び方が変わらない」と言われているがこれは大きな間違い。&br;モータルコンバットシリーズは通常技より必殺技の比重が大きく、各キャラクターの持ち技によって差別化を計っている。 -もしプレイしたいなら日本製より輸入してでも北米PS2製を入手するべき。 --北米PS2製はサウンドがたまに途中で止まってしまう難点があるものの、それ以外はアーケード版を忠実に移植されている。 --もしくは、この作品がおまけとして収録されている「Mortal Kombat:Shaolin Monks」を入手する手もある。「Mortal Kombat:Shaolin Monks」自体は3Dアクションの良ゲー。