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イースIII ~ワンダラーズ フロム イース~ - (2012/04/22 (日) 10:40:42) のソース

*イースIII ~ワンダラーズ フロム イース~ (移植版)
【いーすすりー わんだらーず ふろむ いーす】

[[PC版>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/785.html]]の移植である『スーパーファミコン版』と『プレイステーション2版』についての紹介。~
SFC版は劣化移植判定、PS2版はクソゲー判定となっている。
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#contents(fromhere)
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*SFC版
|ジャンル|アクションRPG|&image(562845_14475_front.jpg,http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000068HEH/ksgmatome-22/ref=nosim,height=160)|&image(ys3sfc.JPG,http://www23.atwiki.jp/ksgmatome?cmd=upload&act=open&pageid=803&file=ys3sfc.JPG,width=160,title=これが例の邪神アドルである)|
|対応機種|スーパーファミコン|~|~|
|発売元|トンキンハウス|~|~|
|開発元|アドバンスコミュニケーション|~|~|
|発売日|1991年6月21日|~|~|
|価格|8800円(税抜)|~|~|
|分類|&bold(){劣化移植判定}(管理人の裁定より)|~|~|
|ポイント|邪神アドル&br()パペパプーBGMのはしり|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[イースシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/444.html]]''|

**概要
PC88で発売された『WANDERERS FROM Ys』(以下イースIII)のX68000移植版をベースにしている。~
X68kの長所と短所、SFCの長所と短所を合わせ持つっている。~

//**操作
//十字ボタン 移動、扉や宝箱を開く時はその前で十字ボタンの上~
//Aボタン セットしたアイテムの使用~
//Bボタン ジャンプ、コマンド決定~
//Yボタン 武器攻撃(十字ボタン、ジャンプの組み合わせによって変化)、会話、コマンドキャンセル~
//STARTボタン ポーズ~
//SELECTボタン メニューウィンドウの表示~
//セーブはボスバトルのBGMが流れるフロア以外ならどこでも可能。~
//攻略サイトじゃなくて作品レビューなのだから操作法とか不要

**特長
//-68k版と比べて操作性が劇的に向上している。
//--アドルの動きがキビキビとして移動速度が上がっている。
//--アドルの位置の微修正がしやすくなり、指先を使った感覚的な操作ができるようになった。
//-またSFCは十字キーコントローラーを使えるため、快適な操作を実現している。
//--68kはキーボード操作のため、アクションゲーム向きになっておらずがゲームパッド必須。使わないユーザーは“物好き”な存在だった。
//PC版もコントローラーに対応してるぞ。ホントにやったことあるのか?
//-発色が鮮やかになり画面が見やすくなったため、地形と背景の区別が付き辛いと言う事が無くなった。
//--SFCの得意分野であるドットの表現は優れている。
//RFあるいはAV接続の家庭ゲーム機はPCと比べて場合全てにおいて色の滲みと潰れがヒドイ。実機見た評価とは思えん。
//-レベル上限が上昇して16に(68k版は12)。
//--レベル1から2の必要経験値は100に修正(68k版は300)
//--早い段階でレベルアップできるようになった。一番の雑魚モンスターだと75体倒す必要があったのが、25体で良くなった。
//---この辺りはコンシューマ向けらしい調整といえる。
-ユーザー層に合わせたゲームバランスの調整。
--レベルが上がりやすいように最大レベルを含め修正が施された。
--ジャンプ下突きの攻撃力が抑えられジャンプ下突きさえしていれば良いという事がなくなった。
--位置の微修正の行いやすさと下突きの攻撃力低下によって、よりアクション性が向上した。
//記述内容が完全に捏造であり、こんなものは認められません。
//経験値とか数字を持ち出されたのだから、具体的に数字で反論すればいいじゃない。
//操作感については捏造でもないと思います。最近プレイする人で、わざわざパソコン用のコントローラーを用意する人がどれだけいるのでしょうか。

**問題点
-X68k版と比べると攻撃パターンが簡易化されている。
//--ただ、PC88版と比べてると、今度はSFC版の方が優れている。つまり、PC88版とX68k版の中間。
--演出も簡易化され、アドルも一回り小ぶりになったり一部の背景の書き込みが甘くなったり。
--逆にX68k版では別の面でキャラパターンが一部省略され、PC88版やSFC版と違いアドルが逆を向くと反転するだけだったりする。
-全体的に耐久力が上がり敵の攻撃頻度も増えたため、''難易度は移植の中でトップレベル''となり、ラスボスの強さはファンの間で語り草となっている。
--因みに難易度調整機能はなくなっている。
//ライト向けのハードが最高難易度となっているが、オリジナルのPC88版と比べても大して難しくない。
//日本語がおかしい。難易度調整無いのに「ライト向けのハード」って何?
-スプライトによる動きの軽薄さ。
--家庭用ゲーム機にありがちな体重を感じないチープな動きになった。
-攻撃したまま降下すると下突きが使えない。
-導入されたイベントシーンのクオリティーが低い。
--作画崩壊が激しく、特に主人公の真正面からの顔が非常に不気味であったことから一部で''邪神アドル''とも呼ばれるほど(ごく一部では某モッコスに掛けてモッコスアドルとも呼ばれた)しかも鎧すらまともに描けていない。
--ただし、ごく一部だけレベルの高いCGがある。本当にごく一部だが。
-ある種独特のメロディのBGMで某動画サイトにて所謂「パペパプー音源」のはしりとされた(一部では発売元の名を取って「トンキンサウンド」とも。とは言えよくある基本外注メーカーのトンキンハウスがサウンドを作っている訳ではないのだが)。
-PC版と比べると音源は弱い。ただ3~4ラインを使っているので同時期のSFCソフトとしては標準的な範囲。

//**総評
//68k版のエッセンスを、スーパーファミコンの性能に合わせて上手に換骨奪胎し、さらに68k版の段階ではまだ残っていた88版の欠点にも大幅に修正を加えている。~
//(「イースIII」そのもののアクション性の低さはフォローしきれていないものの)~

//ただ、このSFC版の弱点として、見た目で損をしやすいことが上げられる。~

//この「イースIII」SFC版は、68k版と比べて多少モーションが削られている。~
//外から一見すると問題のように見えるが、注意しなければならないのは「イースIII」への影響はまったくない。~

//なぜかというと、「イースIII」は「イース」「イースII」同様に、元々レベルや装備が圧倒的に重要。~
//攻略の適正レベルから1つ低いだけでほとんどダメージが通らない、レベルがカンストしたらその時々の最強装備を探し出して装備していないと以下同文と、レベルと装備品に強烈に左右される仕様になっている。~

//「ゼルダの伝説」などのように、ボスの攻撃パターンを見極めたりする必要が薄く、アクション性が極端に低い横視点アクションRPGのため、皮肉にもモーションが削られたり、逆に増えて滑らかになっても、殆ど影響らしい影響がでない。~

//2D格ゲーの家庭用移植のように、攻撃モーションといったアニメパターンが削られて、アーケード版では成立したコンボが成立しなくなった。といった、プレイヤー遊び方に影響を与えるような事が、そもそも起きないのだ。~

//ましてやSFC版のモーションは、オリジナルである88版よりは豊富で滑らかなのだからアクション性に不都合や支障が出ることがない。~


//パソコンゲームやPCエンジンタイトルがSFCに移植されると、SFCの苦手としているイベントCGの劣化や音質のダウンという“判りやすい”部分だけ強調されて、操作性の向上などSFCが得意とする部分は都合よく無視される傾向にある。本作も、同様に、まず見た目で酷評されがちなタイトルの一つ。~

//つまりモーションの削減や音質のダウンというマイナス要素が強調されがちだが、それらイベントCGや音源といった要素は、極論すると遊ばなくても、すぐにわかる。~
//逆に操作性やフィールドの見易さなどの遊びやすさといった、SFCが他のハードに比べて優れている部分は、実際に遊ばないとわかりにくいため。~

//そのような見た目で損をしやすい部分を除けば、68k版でも残っていた88版の悪い所を改善し、(レベル1から2の必要経験値は100最大レベル16にアップ、ゲームバランス、操作性)、~
//オリジナルの88版やベースとなった68k版を越えた好移植と言えるだろう。~


//判定変更により、新たな執筆お待ちしております。
//イースIII関係の記事は、SFC版とPS2版も含めて原作ページに統一しようと考えています。ただ、原作がカタログ行きになるかが決まっていないので、もし原作がカタログ決定ならば家庭用移植二作のみを一ページに纏めるのもありかと。
//原作がカタログ決定ならSFC版はカタログで当然ではないかと思う。原作と比べて、完成度の大きな向上を感じる移植。68k版と比べると良い点・悪い点があるが。これを企業問題扱いするのは無理がある。ニコニコで扱われたことだけで言いがかりをつけているといわれても仕方がないのでは。
//そもそも君たちがニコニコ動画しか見てないのではないだろうか?ニコニコで騒がれたと難癖つけて無理やり擁護し、逆にPC-88版を必死で叩きたがっているようにしか見えないが?本当に調べまわった?勿論企業問題は非常に無理があると思うが・・・。

//元記事を削除せずCCにしたのは偉いと思う。でも君の書いてることはもはや捏造です。そもそもX68000でキーボード操作をするなんてのは余程の物好きだけ。君は触ったこともないオリジナル版の批判をしているものと断定されます。

//キーボード操作は物好きとか言いすぎなのではないでしょうか。EGG版とか(88版ならイース大全集なども)ある以上、キーボード操作での印象を書く人間がいてもおかしくないのでは。
//それに、そもそもゲームコントローラーが評価の前提っておかしくありませんか? ハードの付属品でないものを使って当然というのは違和感があります。ネジコンとか格ゲー用コントローラーを使えといっているようなものでしょう? 全員にゲームコントローラーでの印象を前提とさせるのには違和感があります。(これは家庭用機のユーザーだからですが)

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*PS2版
|ジャンル|アクションRPG|&amazon(B0002M2UC2)|&image(ys3.JPG,http://www23.atwiki.jp/ksgmatome?cmd=upload&act=open&pageid=803&file=ys3.JPG,width=160,title=他力本願な某ベルトアクションの市長もどき)|
|対応機種|プレイステーション2|~|~|
|発売元|タイトー|~|~|
|開発元|アクセス|~|~|
|発売日|2005年3月24日|~|~|
|価格|6,090円(税込)|~|~|
|分類|&bold(){劣化移植では済まないクソゲー判定}|~|~|
|ポイント|邪神アドルの起源&br()PCエンジン以下の糞長いローディング&br()操作性低下&br()せっかくの「下突き」役立たず&br()クインテットが作ったとは思えない糞BGM|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[イースシリーズリンク>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/444.html]]''|

**概要
2005年にPS2にも移植された。他にもタイトーはIV・Vの移植を発表しており、その第1弾として発売されたが…。

**問題点
-恐ろしく改悪されたBGM。どうすればこのような音が出るのかと疑いたくなるようなアレンジ。
#region(参考動画)
#nicovideo2(http://www.nicovideo.jp/watch/sm2655110)
#endregion
--BGMアレンジはクインテットが担当したのだが、そう思えない糞音質。
---クインテットはかつてPC88版のイースシリーズを手がけたスタッフが独立後に設立した会社である。何故オリジナルを最も知るはずの会社がこのようなことをしたのか…。
--重要な場面でカットされてしまったBGMもあればイントロ部分しかないBGMまで。
-フルボイスになったものの、なぜかアドルにまでやたら渋いボイスがついた。これまではアドルが喋る作品はあるにはあったが、ボイスで喋る((SEVENもボイスはあるが、戦闘中の掛け声のみなので問題はない。))のは今のところ本作のみ。
--それだけならまだしも、アドルを始め、起用されている声優はほとんど(当時)無名で、全体的に演技が拙い((『フェルガナの誓い』もPSP版でアドルを除いてフルボイスとなったが、実力派の声優を多数起用しているため、批判の声はあまりない。))特にエレナの棒読みっぷりは聞くに堪えない。声なしの方がマシである。
-オープニングはキャラと名前が表示されるだけ。動きがあまりにも少ない。
-全体的にモッサリとしたゲームスピードに。
--攻撃モーションが改悪されたため走りながら攻撃ができなくなった。
---最強の攻撃法である下突きはほとんど使い物にならない。
--マップ移動の度にローディング。ロード速度もコンシューマー初移植のPCE版以下。二世代前のゲーム機(しかもディスクタイプ)用の移植ですら負けている。
--背景が一枚絵でろくにスクロールしないまま画面が切り替わる。
---原作が多重スクロールがウリだったというのに…。
--更に街を移動する際もイチイチ移動ポイントを選ばなければならなくなりダッシュも出来なくなった。
-他にもことごとくカットされた部分がある。
--敵のHPグラフが廃止された。
--シナリオも省略された箇所がいくつか見られる。
---しかも一部のボスまでカットされている。
-高難易度のX68000版がベースなのだが、他機種と比べ恐ろしく低い難易度に。
-キャラデザも違和感を感じる。非常に安っぽい物に。
--エレナがメイド服だったり町長が[[某ベルトアクション>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/99.html]]の市長みたいだったり悪役の領主が[[某シール>http://bikkuri-man.mediagalaxy.ne.jp/index0.html]]の天使側の神みたいだったりする等、明らかにミスマッチ。
--初期に公開されたデザインの評判が悪く邪神アドルという蔑称が出来上がるほどだった。
#image(Ps2_Ys3.jpg,width=320)
---しかし差し替え後もイマイチな物に。
#image(ys3ps2-5.jpg,width=250)

**評価点
-シナリオだけはオリジナルをほぼそのまま使用しているため(一部省いているものの)悪くない。
-グラフィックそのものの出来は悪くはなく、背景の書き込みなどはそこそこ頑張っている((ただし安っぽい。))。

**総評
この作品は邪神アドルの起源となったグラフィック、明らかに堕ちたクインテットの改悪BGM、下突きを殺してしまうなどの操作性改悪、糞ロードという最悪の移植。~
同年に本家ファルコムが原作の良リメイク『[[イース -フェルガナの誓い->http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/1017.html]]』を発売したこともあり、満遍なく叩かれてしまうことになった。~
//ただ移植が繰り返される中で煮詰められていった作品なので、PS2版もあくまでイース3の移植作や同時期の移植作品の中で評判が悪いだけで、オリジナルの88版と比べれば通常のアッパーバージョンの範囲である。~
初見のプレイヤーはオリジナル版が元々持っていた問題と、PS2版で手が入った要素を混同しがちなので注意。~

**余談
-[[またタイトーが%%懲りずに%%それを携帯に移植した>http://www.taito.co.jp/mob/title/y/falcom/ysf/]]。
-IV・Vの移植も問題点があるがこちらは劣化移植の域を出ないだけマシである。
-初回限定版には一部の曲が収録されたサウンドトラックCD、序盤の攻略、PS2版I~VIを収納出来る箱が収録されている。
-発売の前にキャラデザだけではなく背景のグラフィックも書き直されている。
-ジャンプの表紙裏に書かれた広告ではあきまんを起用した。