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BAYONETTA (PS3) - (2013/01/18 (金) 08:25:26) のソース

//議論になりつつあるので『デビルメイクライ』に関しては略さずに書いてください。まぁこんな事で議論するのもばからしいですが…。
*BAYONETTA (PS3)
【べよねった】
|ジャンル|アクション|&amazon(B002SW3N0W)|
|対応機種|プレイステーション3|~|
|発売元|セガ|~|
|開発元|ネクスエンタテインメント|~|
|発売日|2009年10月29日|~|
|定価|7,980円|~|
|配信|ゲームアーカイブス:2013年1月17日/3600円|~|
|分類|''劣化移植判定''|~|
|ポイント|画質とロードが大幅劣化&br()なぜかロード時間改善パッチはSCEが作成&br()元々の完成度は良好|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
銃を手にしたセクシー美女の主人公がスピーディかつスタイリッシュに暴れまわるアクションゲーム『[[BAYONETTA>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/469.html]]』。~
PS3とXbox360で同時発売された本作だが、PS3版の移植度の低さが問題となった。
-『BAYONETTA』のPS3版は、正確にはセガによる360版のPS3への移植となっている(360版開発元のプラチナゲームスは監修という形で関わっている)。そもそもはPS3では出す予定は無かったが上層部の強行で行われたとされている。
-PS3版で画質とロードが劣化しているマルチタイトルは珍しくはないが、本作の「爽快感が人気のアクションゲーム」という性質が大きく響いた。

**問題点
-簡潔に説明すれば画質とロードである。
--グラフィックの低下(ティアリング)。
--360版に比べてフレームレートが低い。(ボタン入力が遅れるわけでもないし、動きがカクつくわけでも無い)
--地味に長いロード時間(現在はパッチで解決済み)。
---本作は攻略スパンの長いパート(といってもアクションゲームなので20分ほど)がある上にQTEを含め即死要素が多く、ロード時間の悪化はテンポを崩す。(チェックポイントセーブが優秀で死ぬ直前、QTE直前に即復帰できるが面倒な人には面倒)
//具体的に追記できる人はお願いします。

-神谷氏は、PS3版について、ブログで以下のようにコメントしている(原文では太字部分が赤で強調)。
#blockquote(){
''僕の立場で言える精一杯の言葉''は、ユーザーの皆さんには出来る限り最大限の情報をお知らせし、その上で遊んで欲しい、という事です。~
10月8日には体験版の配信も始まりました。僕は発表当初から“触り心地”を語ってきました。「買って欲しい」とは言わず、「触って欲しい」と言い続けてきました。~
''皆さんには「ベヨネッタ」の触り心地を是非ご自身の手で味わって頂き、判断して頂きたい''と思っています~
}
--素直に読めば「まずは体験版をプレイして、直にこのゲームに触れてください。それだけの自信を持っています。」という事である。ただし原文では「僕の立場で言える精一杯の言葉は」の部分が赤字で強調してあり、ついつい裏を勘繰ってしまう、「僕の立場では(このゲームをお進めすることはできません)精一杯言えるのは(体験版をやってがっかりしなかったら買ってください)」ともとれる………………さすがに捻じ曲げすぎか。

***追加パッチについて
-2010年1月28日にインストール機能追加パッチが配信され、ロード時間が多少改善された(それでも360版よりは長い)。

-ちなみに、このパッチはSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が作っており、セガやプラチナゲームスが作ったものではない。
--これには、海外のユーザーがセガに「パッチを配信する予定はあるのか」と聞いたところ、セガは「作る事ができません」と回答。その後SCEに協力を仰いだ…という経緯がある。開発元ではなく、SCEが代理でパッチを配布するというのは異例であり、過去に例がない。
--パッチそのものの具合は良好。決定的なミスやバグではなくロード時間改善の為にパッチを開発するのは珍しく、良心的な対応ではある。&brあくまで経緯が奇妙なのだ。

#co(){
**天使も恐れる女がいた!
-本作には、カプコンの『デビルメイクライ』シリーズとの関連を暗示するような要素や、前述の通り同じ内容のシステムが含まれている。それらの要素に関しては権利侵害(『デビルメイクライ』の版権はカプコンが所持)だと主張する意見、セルフパロディと見なして許容する意見の双方が聞かれる。
-以下そうした要素。
--『デビルメイクライ』シリーズの主人公ダンテの好物である「ストロベリーサンデー」が作中の店に登場する。
--イージーオートマチックモード搭載。
--トロフィー(実績)の一つに「エンジェルメイクライ」と言う名前の物がある。
-で、議論となっている一番の原因が恐らく↓これである。
--『デビルメイクライ』シリーズには初代の頃からエンツォと言う情報屋が登場するが、なんと''本作にも同名の同業者が登場する(性別まで同じ)。''
-また、神谷Dの過去作品『大神』((他にも『バイオハザード2』や『ゴッドハンド』『ビューティフルジョー』等色々な所からネタを持ってきている))などのネタも入っている。これらも版権はカプコンが所持。
-これらに関して関係各社からのコメントは一切無い。パロディ自体はありふれているし、しょせんゲーム中の会話の小ネタ、小道具程度のパロディなのでコメントするほどでも無いのだろう}

**総評
PS3版は360版の2倍の売り上げを記録したため、一般ゲーマーは劣化を気にしていないようだ。ただし、RPGやシミュレーションゲームとは違い、アクションゲームには特有の玄人ゲーマーが多く、画質とロードのたった2つの要素で大きな客層を逃してしまった。
--数字上ではPS3版が2倍の売れ行きだが、移植は360版の発売から数か月後なので両者の関係は薄い。そのため、売り上げの差はPS3版が優秀だからというわけではない。

**余談
-セガとプラチナはこの経験を活かして、次回作の『VANQUISH』ではリードプラットフォームをPS3に変更。360版との差が殆どないように製作した。
//-海外合わせてミリオンに到達できたようだ。

-ファミ通の試遊映像に、「PS3 ベヨネッタ」とテロップを出しながら、実際にはXbox360版をプレイしているものがある。プレイヤーの手元(コントローラー)はテロップで隠れているが、ゲームオーバー画面に「Aボタン」(Xbox360のボタン)が表示されている。PS3版の作成、手配が撮影日に間に合わなかったのかもしれないが、劣化を隠蔽するためではないかという主張もある。
#region(参考動画)
&youtube(http://www.youtube.com/watch?v=t9ikWaVqbdY)
#endregion