※[[修正依頼>http://www23.atwiki.jp/ksgmatome/pages/287.html#id_ebf3dea8]]提出中 ---- //議論になりつつあるので『デビルメイクライ』に関しては略さずに書いてください。まぁこんな事で議論するのもばからしいですが…。 //【修正依頼】劣化点の強化希望。 *BAYONETTA(PS3) 【べよねった】 |ジャンル|アクション|&amazon(B002SW3N0W)| |対応機種|プレイステーション3|~| |発売元|セガ|~| |開発元|ネクスエンタテインメント|~| |発売日|2009年10月29日|~| |定価|7,980円|~| |分類|''劣化移植判定''|~| |ポイント|肝心なところが大幅劣化&br()開発側は劣化対応せずパッチはSCE作成&br()元々の完成度は良好|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 銃を手にしたセクシー美女の主人公がスピーディかつスタイリッシュに暴れまわるアクションゲーム『[[BAYONETTA>http://www23.atwiki.jp/ggmatome/pages/469.html]]』。~ PS3とXbox360で同時発売された本作だが、PS3版の移植度の低さが問題となった。 -『BAYONETTA』のPS3版は、正確にはセガによる360版のPS3への移植となっている(360版開発元のプラチナゲームスは監修という形で関わっている)。そもそもはPS3では出す予定は無かったが上層部の強行で行われたとされている。 -PS3版が劣化しているマルチタイトルは、2010年現在ではともかく以前は結構あった(それはそれで問題なのだが)。しかしここまで明らかな差を付けられているのは、国内では本作くらいである。 **問題点 -PS3版で劣化したとされる問題点を以下に示す。 --グラフィック劣化し色が明らかに薄く黒ずんでいる。 --ティアリング発生 --不安定なフレームレート。60fps明らかにない。 --激しく長いロード時間。 ---本作は攻略スパンの長いパートがある上にQTEを含め即死要素が多く、ロード時間の悪化は大きくテンポを崩す。 //具体的に追記できる人はお願いします。 -神谷氏は、PS3版の劣化について、ブログで以下のようにコメントしている(原文では太字部分が赤で強調)。 #blockquote(){ ''僕の立場で言える精一杯の言葉''は、ユーザーの皆さんには出来る限り最大限の情報をお知らせし、その上で遊んで欲しい、という事です。~ 10月8日には体験版の配信も始まりました。僕は発表当初から“触り心地”を語ってきました。「買って欲しい」とは言わず、「触って欲しい」と言い続けてきました。~ ''皆さんには「ベヨネッタ」の触り心地を是非ご自身の手で味わって頂き、判断して頂きたい''と思っています~ } --要するに「買うかどうかは体験版をプレイしてから自己責任で決めてくれ」という事である。原文では「僕の立場で言える精一杯の言葉は」の部分が赤字で強調してあり、制作会社の立場上、言いたいことが言えない弱い立場である事を暗示している。 --もちろん、言い訳があれば片方を劣化させて良いなどという事は無い。この発言は人によっては「誰もPS3版を買えとは言ってない」ともとれるものであり、PS3版ユーザーからの怒りを買っている。 ***追加パッチについて -2010年1月28日にインストール機能追加パッチが配信され、ロード時間が多少改善された。それでも360版よりは長く、その他の問題は一切改善されていない。 -ちなみに、このパッチはSCE(ソニー・コンピュータエンタテインメント)が作っており、セガやプラチナゲームスが作ったものではない。 --これには、海外のユーザーがセガに「パッチを配信する予定はあるのか」と聞いたところ、セガは「作る事ができません」と回答。その後SCEに協力を仰いだ…という経緯がある。もちろん、この『ファーストがサードの尻拭いをする』という事態は異例中の異例であり、過去に例がない。 --このひどい劣化移植版をリリースした販売・開発元が修正にタッチしないという事実は、大きな批判を集める事となった。 //-挙句、パッチ配布からしばらく経った後の「パッチがあるなんて初めて知った」という旨の発言。自分が関わった仕事なのにどれだけ無関心なのか。 //これ、俺もどっかで見た事あるけど、ソースが見つからなかった。知ってる人は誰か頼む。 #co(){ **天使も恐れる女がいた! -本作には、カプコンの『デビルメイクライ』シリーズとの関連を暗示するような要素や、前述の通り同じ内容のシステムが含まれている。それらの要素に関しては権利侵害(『デビルメイクライ』の版権はカプコンが所持)と見なして叩く意見、セルフパロディと見なして許容する意見の双方が聞かれる。 -以下そうした要素。 --『デビルメイクライ』シリーズの主人公ダンテの好物である「ストロベリーサンデー」が作中の店に登場する。 --イージーオートマチックモード搭載。 --トロフィー(実績)の一つに「エンジェルメイクライ」と言う名前の物がある。 -で、議論となっている一番の原因が恐らく↓これである。 --『デビルメイクライ』シリーズには初代の頃からエンツォと言う情報屋が登場するが、なんと''本作にも同名の同業者が登場する(性別まで同じ)。'' -また、神谷Dの過去作品『大神』((他にも『バイオハザード2』や『ゴッドハンド』『ビューティフルジョー』等色々な所からネタを持ってきている))などのネタも入っている。これらも版権はカプコンが所持。 -これらに関してはセガ及びプラチナゲームズからのコメントは一切無い。気づいていないのかどうか知らないがカプコンからもコメントは一切無くそれらがより一層議論に拍車を掛けている。} **総評 爽快感や見栄え・テンポの良さが勘所のゲームであったが、まさにその点について問題が起きてしまったため大きく批判が寄せられている。~ 同じゲームでハードによってクオリティに差が出るなど、あってはならない事である。いかなる事情があろうと無かろうとユーザーにとってはたまったものではない。アクションゲームとしては良作以上と言っていいレベルの作品がこのような事態に陥った事は、純粋に不幸である。 **余談 -完成度の高い360版より大幅に劣化したPS3版の方が2倍以上売れたのは皮肉である(しかも最も売れたのは日本のPS3版)。 --もっとも、マルチ展開の場合360版の売り上げがPS3版に大差を付けられる事が殆どなのだが、本作では劣化騒動のせいか360版の売り上げがかなり高い。 -セガとプラチナはこの件を相当反省したのか、次回作の『VANQUISH』ではリードプラットフォームをPS3に変更し、360版との差が殆どないように製作していた。 //-海外合わせてミリオンに到達できたようだ。 -ファミ通の試遊映像に、「PS3 ベヨネッタ」とテロップを出しながら、実際にはXbox360版をプレイしているものがある。プレイヤーの手元(コントローラー)はテロップで隠れているが、ゲームオーバー画面に「Aボタン」(Xbox360のボタン)が表示されている。PS3版の劣化を隠蔽するためではないかという疑惑がある。詳しくはこちら http://www.youtube.com/watch?v=t9ikWaVqbdY