---- *ロード・オブ・フィスト 【ろーどおぶふぃすと】 |ジャンル|格闘アクション|~| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|メディアワークス|~| |開発元|ポリゴンマジック|~| |発売日|1999年8月26日|~| |分類|''バカゲー判定''|~| *概要 一対多数の対戦格闘ゲームにRPG要素を加えた作品。ゲーム開始時に6つの中国武術から一つを選択し、中原を支配しようと目論む盗賊ハン・ラオタイを倒せばクリア。 *評価点 -主人公はゲーム開始時は最低限の技しか持っていないので、大陸各地で6つの門派(流派)の師範と戦うことで、技を覚えていく。 --門派にもよるが、最初は単発だった攻撃も最終的には流れるようなコンボを決めることができ爽快感がある。 -最初に選んだ門派によってストーリーや中ボスが変わる --門派によってスタートする町や、住民・師範との会話内容が変わる。ラスボスを倒す目的も違うので、再プレイ時に新鮮な気持ちで臨める --ボス戦は一対一のタイマン勝負になり、難易度も上がる。門派によって因縁の対決や、ネタのような物もあったりとストーリーの山場となっている。 -多彩な敵キャラ --戦闘は街を歩いている人々と会話をすることで発生。街の住人なので色々な人々が戦いを挑んでくる。 --因縁をつけて喧嘩をふっかけてくるゴロツキ、縄張り争いで向かってくる子供、その子供の親、タカリの爺さん、腕自慢の主婦、野良パンダなど -リアル?な成長システム --時間の経過でプレイヤーキャラの形態(外見)が成長(変化)していく。形態は複数に派生しており、順当な成長を遂げるものもあればガラっと雰囲気が変わるものもある。 --一応、食事内容と宿屋に泊まる回数を調節することで狙った形態にすることが可能。 --男性は5段階、女性は3段階まで成長する。 --レベルアップで伸びるステータスは男女ともに成長するにつれてアップしていき、成人になる頃でピークとなる。 ---男性のみ成人から老化し、成長率、リーチともに減退するが後継者(全盛期なみに伸びる)と交代することができる。 *問題点 -序盤の敵が強い --こちらの体力が低いのに最初の町から一般住民が高レベルの技とコンボを使ってきて瞬殺。ボスや師範は攻撃・防御力が高くて瞬殺と殺る気満々。 --前者は攻撃頻度が低いのが救いだが複数出てくると厄介、後者はハメを使うなどしないと苦戦は必至なレベルである。 -ゲームオーバーが理不尽 --師範との戦闘は、あくまで試合であり、戦いを通じて自分の技を主人公に伝えるという旨のものだが、何故か負けるとゲームオーバー(死亡)になるケースが多い。 --またザコ敵である街を歩く住民に負けてもゲームオーバー。盗賊やパンダ(意外に凶暴)はまだしも、老人や子供と戦って死んでしまう主人公って・・・。 -敵の同士討ちが頻繁に起こる --CPUは自分に攻撃を与えた相手を優先的にターゲットとするので、敵が複数いる場合、すぐに仲間割れを始める。 --序盤はコレがないと対複数は厳しいので好都合でもあるが、師範と弟子、親子の敵でもどつき合ったり、崖から蹴落したりするのには少々矛盾を感じてしまう -とある門派だけストーリー、主人公が黒い --嫌味な人間に出会う←口でやりこめる --良い人に出会う←殴る、金を奪う --師範が稽古してくれない←悪事で街の人々を困らせ、キレた師範を返り討ちにして技を盗む --食いたい・寝たい・金は惜しい←店の主人をボコって無銭飲食・宿泊 ---これらの行為を繰り返しても全く良心が痛まず、むしろチンピラから大悪党にレベルアップしていく主人公・・・と、基本的に善人な他の門派と一線を画している。 -戦闘、店の出入りで頻繁にロードが入るので少々煩わしい。 --一応、ロード画面にはCGキャラの一枚絵が表示されるが、髭が生えているように見える少女、顔面に蹴りがめり込んでいる少年など微妙な画が出る時がある。