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2009年12月21日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
2.要約
経産省は日本企業の海外投資を後押しするため、貿易保険の補償範囲を拡大する。海外進出時には予期できなかった、相手国の収用や税制などの政策変更に伴う損害が補償される。この範囲拡大は2010年度から適用される。(102字)
3.論評
貿易保険とは、海外貿易に伴う様々なリスクを補償する保険であり、海上で起こる災害、天災、人災のみならず、戦争やテロなどのリスクも含まれる。今回の保険の種類は海外投資保険というもので、これは日本企業の海外資産へのリスクを補償する保険である。保険の期間は最低3年以上、最長15年以内の範囲で設定できる。また現在持っている資産についても保険の対象とすることができる。
海外の投資へはリスクがつきものであり、法律や常識も日本とは違うため、補償がなければ日本企業は安心して海外へは進出できない。リスク格付けも存在し、A~Hランクがあり、Aランクは日本、ヨーロッパなどの先進国、Bランクはアジアや東欧の国々などで、最低のHランクではアフリカ各国が多くを占める。このことからアフリカへの投資は多少の危険を覚悟しなければならないと予想できる。保険の金額が多いのはアメリカ、中国だが、これは日本企業の進出が多いからであり、米はAランク、中はCランクとそこまで危険性は高くない。
この補償範囲拡大では進出先の企業へ融資をしている民間銀行のリスクも補償され、補償率は最大100%にもなる。これは円滑な資金供給につなげる狙いがあるようだ。このような補償範囲の整備からも、日本企業が海外へ進出する際の強力なバックアップとなりそうだ。(550字)
4.コメント
2009年12月21日 締 切 新聞論評 学籍番号1814103 氏名 兼安紘平
1.新聞情報
- 見出し:貿易保険 政策変更の損失も補償
- 発行日:2009年12月21日
- 新聞社:日本経済新聞、朝刊
- 面数:1面
2.要約
経産省は日本企業の海外投資を後押しするため、貿易保険の補償範囲を拡大する。海外進出時には予期できなかった、相手国の収用や税制などの政策変更に伴う損害が補償される。この範囲拡大は2010年度から適用される。(102字)
3.論評
貿易保険とは、海外貿易に伴う様々なリスクを補償する保険であり、海上で起こる災害、天災、人災のみならず、戦争やテロなどのリスクも含まれる。今回の保険の種類は海外投資保険というもので、これは日本企業の海外資産へのリスクを補償する保険である。保険の期間は最低3年以上、最長15年以内の範囲で設定できる。また現在持っている資産についても保険の対象とすることができる。
海外の投資へはリスクがつきものであり、法律や常識も日本とは違うため、補償がなければ日本企業は安心して海外へは進出できない。リスク格付けも存在し、A~Hランクがあり、Aランクは日本、ヨーロッパなどの先進国、Bランクはアジアや東欧の国々などで、最低のHランクではアフリカ各国が多くを占める。このことからアフリカへの投資は多少の危険を覚悟しなければならないと予想できる。保険の金額が多いのはアメリカ、中国だが、これは日本企業の進出が多いからであり、米はAランク、中はCランクとそこまで危険性は高くない。
この補償範囲拡大では進出先の企業へ融資をしている民間銀行のリスクも補償され、補償率は最大100%にもなる。これは円滑な資金供給につなげる狙いがあるようだ。このような補償範囲の整備からも、日本企業が海外へ進出する際の強力なバックアップとなりそうだ。(550字)
4.コメント