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2010年1月5日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.記事情報
2.要約
新生銀行とあおぞら銀行の合併協議が難航している。これは、銀行業務の要となるシステム統合の進め方を巡っては目標とした09年末に結論が出なかったためで、新たなビジネスモデルの擦り合わせも遅れ気味である。(98字)
3.論評
昨年の4月新生銀行とあおぞら銀行が平成22年度をメドに経営統合を検討していると華々しく発表した。当時ではこの統合を実現すれば総資産が18兆円を超え言われ三井を抑えての国内6位となる統合だと騒がれていた。当時業績不振を抱えていた両行は生き残りをかけた経営体力強化を目指し前向きに取り組んでいた。だが、現在この両行の足並みが合わず、システム面の統合やビジネスモデルの擦り合わせも遅れているという。
銀行のシステムは銀行業務において「要」となるものである。このシステムの統合が済まなければ、両行の統合はいつまで経っても実現しないだろう。その点で、システムの統合計画を進めることが統合の第一歩につながると考えられる。だが、私はビジネスモデルこそ先に考えるべきであると考える。両行は国内での競争力という点で特化した分野がない。日本国内での大きな経済成長が望めない今後、日本での競争力を養うのか、はてはその他の方法を考えるのか、この戦略を踏まえたビジネスモデルを確立しなければ両行はかつての二の舞に陥るだろう。(446字)
4.コメント
2010年1月5日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.記事情報
- 見出し:新生・あおぞら合併へ難航、システム統合で溝
- 新聞名:日本経済新聞(朝刊)
- 日付:2010年1月1日
- 面数:3面
2.要約
新生銀行とあおぞら銀行の合併協議が難航している。これは、銀行業務の要となるシステム統合の進め方を巡っては目標とした09年末に結論が出なかったためで、新たなビジネスモデルの擦り合わせも遅れ気味である。(98字)
3.論評
昨年の4月新生銀行とあおぞら銀行が平成22年度をメドに経営統合を検討していると華々しく発表した。当時ではこの統合を実現すれば総資産が18兆円を超え言われ三井を抑えての国内6位となる統合だと騒がれていた。当時業績不振を抱えていた両行は生き残りをかけた経営体力強化を目指し前向きに取り組んでいた。だが、現在この両行の足並みが合わず、システム面の統合やビジネスモデルの擦り合わせも遅れているという。
銀行のシステムは銀行業務において「要」となるものである。このシステムの統合が済まなければ、両行の統合はいつまで経っても実現しないだろう。その点で、システムの統合計画を進めることが統合の第一歩につながると考えられる。だが、私はビジネスモデルこそ先に考えるべきであると考える。両行は国内での競争力という点で特化した分野がない。日本国内での大きな経済成長が望めない今後、日本での競争力を養うのか、はてはその他の方法を考えるのか、この戦略を踏まえたビジネスモデルを確立しなければ両行はかつての二の舞に陥るだろう。(446字)
4.コメント