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2009年11月16日 締 切 新聞論評 学籍番号1914074 氏名 中村信也
1.新聞情報
2.要約
2008年度の温暖化ガス排出量が12億8000万トンとなり、京都議定書の基準となる1990年度比で1.9%上回った。家庭やオフィスからの排出も増加し、原発稼働率も6割に落ち込みこの結果となった模様。(99字)
3.論評
2008年度の温暖化ガス排出量が12億8000万トンだった。これは京都議定書の基準である、1990年度比を1.9%上回っている。主な原因としては家庭やオフィスの排出量が世帯数の増加や家電製品の大型化によるものだ。温暖化ガスを発生させない原発も柏崎狩羽原子力発電所の停止などが影響した。
民主党は2020年までに温暖化ガスを25%削減する目標を掲げた。しかしこれは、この不況の中、企業への負担となる公約であると考える。そして、世界を前に削減目標を掲げたために、日本は排出権取引のカモになる恐れがある。そもそも排出権取引という金銭のやりとりで温暖化ガスの削減につながるとは到底思えない。温暖化抑制を掲げたその裏に、ビジネスの香りが漂っている。25%の削減目標は、前向きに考えて取り下げたほうが日本経済のためであろう。もちろん環境問題は重要な課題であるが、この公約は極端すぎる諸刃の剣といえる。今は、温暖化ガスの大幅削減よりも、できるだけ最小限に抑えつつも経済を立て直すことに重点をおくことのほうが重要であろう。
(454字)
4.コメント
2009年11月16日 締 切 新聞論評 学籍番号1914074 氏名 中村信也
1.新聞情報
- 見出し:温暖化ガス排出 90年度比1.9%増
- 発行日:2009年11月16日
- 新聞社:日本経済新聞、朝刊
- 面数:3面
2.要約
2008年度の温暖化ガス排出量が12億8000万トンとなり、京都議定書の基準となる1990年度比で1.9%上回った。家庭やオフィスからの排出も増加し、原発稼働率も6割に落ち込みこの結果となった模様。(99字)
3.論評
2008年度の温暖化ガス排出量が12億8000万トンだった。これは京都議定書の基準である、1990年度比を1.9%上回っている。主な原因としては家庭やオフィスの排出量が世帯数の増加や家電製品の大型化によるものだ。温暖化ガスを発生させない原発も柏崎狩羽原子力発電所の停止などが影響した。
民主党は2020年までに温暖化ガスを25%削減する目標を掲げた。しかしこれは、この不況の中、企業への負担となる公約であると考える。そして、世界を前に削減目標を掲げたために、日本は排出権取引のカモになる恐れがある。そもそも排出権取引という金銭のやりとりで温暖化ガスの削減につながるとは到底思えない。温暖化抑制を掲げたその裏に、ビジネスの香りが漂っている。25%の削減目標は、前向きに考えて取り下げたほうが日本経済のためであろう。もちろん環境問題は重要な課題であるが、この公約は極端すぎる諸刃の剣といえる。今は、温暖化ガスの大幅削減よりも、できるだけ最小限に抑えつつも経済を立て直すことに重点をおくことのほうが重要であろう。
(454字)
4.コメント









