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2010年7月19日〆切 新聞論評 20914056 平岡輝長
1.新聞情報
見出し 「リチウム権益 世界で争奪戦」 発行日 2010年7月15日
新聞社 日本経済新聞、朝刊
面数 3面
2.要約
今後ハイブリット車や電気自動車の需要が見込まれるため、電気自動車(EV)などの電池の原料に使われるレアメタル(希少金属)のリチウムの争奪戦が大手商社間で加熱している。(80)--------------------------------------------------------------------------------
3.論評
トヨタの「プリウス」など現在も普及しつつあるハイブリット車にも電源としてリチウムイオン電池が搭載されているが、ガソリンを使わずに電気だけで走るEV車にはハイブリット車の20から40倍の容量のリチウムイオン電池が搭載される見込みで、リチウムの世界需要は2010年の9万2千トンから10年後の2020年には3倍強の31万トンに増える見通しである。
各社はリチウムの資源確保に動いており、三菱商事は豪州企業と長期契約を結んだ。
同社は年間能力1万7千トンの工場をすでに建設中で5年後には5千トンの販売を目指している。
今後は主産地の資源会社大手との価格競争が予想されるため、各社は製品の品質を高めるなど差別化を図っていくことが必要だと思われる。(308)
2010年7月19日〆切 新聞論評 20914056 平岡輝長
1.新聞情報
見出し 「リチウム権益 世界で争奪戦」 発行日 2010年7月15日
新聞社 日本経済新聞、朝刊
面数 3面
2.要約
今後ハイブリット車や電気自動車の需要が見込まれるため、電気自動車(EV)などの電池の原料に使われるレアメタル(希少金属)のリチウムの争奪戦が大手商社間で加熱している。(80)--------------------------------------------------------------------------------
3.論評
トヨタの「プリウス」など現在も普及しつつあるハイブリット車にも電源としてリチウムイオン電池が搭載されているが、ガソリンを使わずに電気だけで走るEV車にはハイブリット車の20から40倍の容量のリチウムイオン電池が搭載される見込みで、リチウムの世界需要は2010年の9万2千トンから10年後の2020年には3倍強の31万トンに増える見通しである。
各社はリチウムの資源確保に動いており、三菱商事は豪州企業と長期契約を結んだ。
同社は年間能力1万7千トンの工場をすでに建設中で5年後には5千トンの販売を目指している。
今後は主産地の資源会社大手との価格競争が予想されるため、各社は製品の品質を高めるなど差別化を図っていくことが必要だと思われる。(308)