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{2010年10月11日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
2.要約:
10年のノーベル化学賞を、鈴木章・根岸英一・リチャード・ヘックの3氏に授与すると発表した。内2氏は日本人である。3氏はそれぞれ有機化合物を結合させる手法を独自に発見した。(84字)
3.論評:
今回の鈴木章・根岸英一の二人のノーベル化学賞授与により、日本人での7人目のノーベル化学賞授与となった。化学賞授与自体は2年ぶりであり、これは日本人として誇らしいことである。
この化学賞授与の要因となったものは、有機化合物を結合させる化学反応の内の一つであるクロスカップリング反応の発見である。この発見は2人ともそれぞれ独自で発見した。有機化合物というのは、その構造が安定しており結合しにくいものである。このクロスカップリング反応の発見により、医薬品や電子材料など、身近な工業製品の製造の人工合成を可能とした。つまり、この発見で思い通りの組み合わせで新しい有機化合物を設計できるようになったのである。その結果が科学繊維や液晶である。ノーベル賞受賞は技術の発見から何年も経ってから受賞されるため発見からのタイムラグがある。今では液晶は日常でよく見る物だが、当時では画期的なものだったのだ。二人の研究成果が日本の科学技術に貢献したのは間違いない。これからも日々技術の発見が為されるように、その環境を日本は作っていくべきだろう。(456)
{2010年10月11日 締 切 新聞論評 学籍番号 1914082 氏名 上田聡
1.新聞情報:
- 見出し:ノーベル賞、日本人2氏、化学賞に根岸・鈴木氏、有機合成で革新手法。
- 新聞名:日本経済新聞 朝刊
- 発行日:2010年10月07日
- 面1面
2.要約:
10年のノーベル化学賞を、鈴木章・根岸英一・リチャード・ヘックの3氏に授与すると発表した。内2氏は日本人である。3氏はそれぞれ有機化合物を結合させる手法を独自に発見した。(84字)
3.論評:
今回の鈴木章・根岸英一の二人のノーベル化学賞授与により、日本人での7人目のノーベル化学賞授与となった。化学賞授与自体は2年ぶりであり、これは日本人として誇らしいことである。
この化学賞授与の要因となったものは、有機化合物を結合させる化学反応の内の一つであるクロスカップリング反応の発見である。この発見は2人ともそれぞれ独自で発見した。有機化合物というのは、その構造が安定しており結合しにくいものである。このクロスカップリング反応の発見により、医薬品や電子材料など、身近な工業製品の製造の人工合成を可能とした。つまり、この発見で思い通りの組み合わせで新しい有機化合物を設計できるようになったのである。その結果が科学繊維や液晶である。ノーベル賞受賞は技術の発見から何年も経ってから受賞されるため発見からのタイムラグがある。今では液晶は日常でよく見る物だが、当時では画期的なものだったのだ。二人の研究成果が日本の科学技術に貢献したのは間違いない。これからも日々技術の発見が為されるように、その環境を日本は作っていくべきだろう。(456)