プロパガンダ小説上げ。
箱庭小説
「ステータスオープン」
威痛鬼が呟くと、彼の目の前に突如として黒板が落ちて来た。
その黒板には、彼の島の状態を示すパラメータが以下のように書かれている。
人口 |
114,514,072人 |
面積 |
8,101,919万坪 |
農場規模 |
1,919,364,364人 |
工場規模 |
保有せず |
移籍pt |
07,237,564 |
「ふん、中々じゃないか」
威痛鬼は黒板を眺めながら、満足そうにひとりごちる。
世界の全てが、彼には虚しいもののように思えていた。
BBB海域。彼にとって『一週目』の世界。
彼は『一週目』の闘争において神を倒したことで、本来神が保有しているべき『管理人権限(マスターキー)』をも掌握した。
故に威痛鬼はこの『二週目』の世界において、プレーヤーであると同時に、神でもあった。
「……来たか」
威痛鬼は自らの島が、多数の島々に宣戦布告されていることを一瞬で察知する。
神への叛逆。
『一週目』の闘いで、神の側についていた者達。
この宣戦布告は謂わば、新たに神の座についた威痛鬼へ「NO」を突きつけるシュプレヒコールであった。
「アク禁にすればそれで終わりだが……。それでは生ぬるい」
威痛鬼の顔つきが険しくなる。自分がされた、かつての仕打ちを思い出していた。
それはまだ、威痛鬼が島登録を終えたばかりの時。
開発期間が開けた後、待ち構えていたように大国から宣戦布告を受けた。
明らかな弱い者いじめを行った島、それを見ていた島。……皆同罪だ。
どうして、自分はただ、殺害予告をしただけなのに。
理不尽を嘆く悲しみと怒りが、捌け口を求めて腹の中でぐるぐるしていた。
しかし、今までやり場のなかった感情を向けられる相手がやっと現れた。
悠久にも近いターンの間秘めていた感情を解放出来るかと思うと、もう顔中、草まみれや。
「あいつらには絶望の味を教えてやらなければ。『一週目』で俺が味わったのと同じ、苦痛と挫折を刻み込んでやらなければ」
威痛鬼は漆黒のマントをひるがえし、威厳に溢れた声で兵士たちに告げた。
「――総員、戦闘配置」
(続かない)
Acta Est fabula島(第一期)
島名 |
Acta Est fabula島 |
代表 |
芥(葉月) |
海域 |
A海域 |
人口 |
0人(消滅) |
面積 |
9,000万坪前後 |
建造可能レベル |
10 |
※データは終了時の物
歴史
T0:まーりゃん先輩の後輩になりたい島がはーりゃん(※葉月)によって発見される。
T忘れた:対地霞が強いという風潮を作る。
T忘れた:島名を水色パールボイス!島、島主名を波音に変更。
T忘れた:FKH同盟と戦争。
T忘れた:
変態同盟テクネブレイクに加盟。
T100:ターン杯受賞。名誉よりお金が欲しかった。
T忘れた:領海侵犯と戦争。ペコちゃん島を撃破。この時はまだ撃破に抵抗があった。
T142:きなこもち島を撃破。このあたりから撃破に躊躇がなくなった。
T忘れた:
PDCA同盟と戦争。
T154:島名をハッサンは俺の婿♂島、島主名を葉月に変更。
T223:島名を桐島、島主名をノエルに変更。
T241:残骸からサラマンダーを発見。(いらない)
T288:島名を僕は神山満月ちゃん!島、島主名を神山・F・葉月に変更。FはFullmoonの略だって俺は何度でも言う。
T忘れた:BFでサラマンダーをがっかり島に押し付ける。
T忘れた:残骸からダーククリスタルを発見。強い。
T忘れた:箱庭鎮守府と戦争。
T忘れた:うっかり、がっかり島の舟艇からサラマンダーを取り戻す。(やっぱりいらない)
T忘れた:怪獣からシルバークリスタルを発見。ダークと合わせてノーリスクで攻撃力4倍とかウッソだろお前wwwww
T忘れた:intex島からグリーンCを譲り受ける。飽食の時代。
T忘れた:群馬帝国島からブルーCを譲り受ける。射程4の対地霞、射程6の大和が特にやばい。
T忘れた:
プププランド島からホワイトCを譲り受ける。類まれなる弾除けの才能を持つ。
T400:島名を八葉鏡月島に変更。
T496:島名をActa Est fabula島、島主名を芥に変更。芥の名にふさわしいゴミみたいな島。
T550:就活のため、クリスタルを含めた全てを仲間に譲り渡したうえで放棄。お疲れ様です。
天使が埋められている島(第二期)
島名 |
天使が埋められている島 |
代表 |
葉月(ちょこちょこかわる) |
海域 |
CC海域 |
人口 |
380万人くらい |
面積 |
9,000万坪前後 |
建造可能レベル |
8 |
※島名は便宜上始めた時のもの。また、その他データは執筆時のもの。
歴史
T忘れた:就活の途中ではあったが、天使が埋められている島の蜂屋あいとして復活。
T忘れた:元ネタさながらのキチ○イキャラを演じていた所、highさんと勘違いされた上であろうことか多重疑惑までかけられる。こんなん草生えるに決まってるだろwwwww
T忘れた:防災同盟「4年2組」を設立。元ネタ的に防災どころか災害まみれになりそうな同盟名なんですが、それは大丈夫なんですかね・・・。
T忘れた:海域を巻き込んだ戦争が起きる。しかしほどなくして、首謀者の放棄により実質的に終戦する。
T忘れた:このあたりから心なしか、海域がホモホモしくなる。僕は違います(半ギレ)
T忘れた:多忙につき、慢性的に資金が溢れることとなったため、暫くの間1日3兆のペースで資金のばらまきを行う。モチべも下がる。
移籍中止の発表があったころ:やる気が出るのと共に少し時間が出来たため、移籍に向けて力をつけようと試みる。
それから移籍やタイマンを経て
サン・マルコ大戦へと至る。
T2483:人がいなくなり、無人島になる。
この時の艦名は当時ドハマりしていたブラウザゲーム・艦隊これくしょん(艦これ)から。
北上さん推しだったので当然の如く木曾特化。
――――
ココロコ島(第三期)
島名 |
ココロコ島 |
代表 |
葉月(ちょこちょこかわる) |
海域 |
BBB海域 |
人口 |
MAX大体500万人くらい(適当) |
面積 |
9,000万坪前後 |
建造可能レベル |
王道を往くレベル11を目指したい |
歴史
サン・マルコ大戦の敗戦でBBBに島流しされてから、最初の方はモチべも高かったのですが、途中でモチべが下がり、中だるみ。
目的もなく、ただただ何かをなそうと、タイマンに介入したり、気まぐれに資金援助をしてみたり、ふらふらとした日々を送った。
そんなときであった。
highさんが軍事同盟を作ると言い出したのは。(注:highさんは崇拝の対象である)
これはもう同盟にhighるしかない。それで生き残れるかはわからないけど、楽しめるのは確実だから。
死んだように生きているよりはいっそ死んだ方がいいみたいなことを誰かが言ってたしね。
そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ。←今ココロコ
中の人について
葉月といいます。主に海戦をやってます。
好きな艦はミラーと霞。好きな
ミサイルは
STミサイル。
尊敬する人はhighさん。
にこやかに談笑しながら相手の首を狩れるようなプレーヤーになりたいです。
被捕食者の立ち回りかた
(自分が被捕食者だと思ったら読んでください。捕食する側だという方は読まなくて構いません。当たり前のことしか書いてませんので)
1.同盟に入る
→狩られないための比較的オーソドックスな方法。ただし、入ろうとしている同盟が何を目的としている同盟なのかを把握する必要がある。(例:相互防衛、防災等)
また、同盟に所属したがために同盟戦に巻き込まれるということもあるので、入る同盟は慎重に選んだ方が良い。
2.強い島の保護下に入る
→「強い島」を見分けるポイントとしては、順位のほかに、島の完成度、艦艇維持費、中の人の技量・ネームバリュー等も参考になる。
ただ難点としては、「強い島」が無償で保護してくれることは殆ど無いことである。多くの場合、対価として資源などを要求される。
さらに言えば、いざと言う時に見捨てられる可能性がこの3つの中で1番高いこともデメリット。
1に関しては他に最大4島いて、全員が見捨てることは考えづらいし(同盟の種類や状況にもよるが)、
次に挙げる3に関しても、条約を結んだ島を見捨てることはそのまま自分の首を絞めることに繋がるため、めったなことでは見捨てられない。
しかし2に関しては、「相手は貴方に依存していない」ために、簡単に見捨てられる。3つの中で一番楽な方法ではあるが、同時に一番危険な方法であることを自覚すべし。
3.他島と友好条約を結ぶ
→これは2のケースと違い、あくまでも対等な立ち位置で助け合う関係を作るものである。
但し、対等な関係を結ぶ以上、その相手は自分と同じレベルの者となりやすいため、まとめて強者に狩られる可能性があることに注意。
後、強者Aの侵攻に対し、条約を締結したBとCは団結して守りに入る。→強者D「俺が入れば2VS2で同数ですね^^」
とかいう強者の論理にも注意。
こういう人がいたら、人数でなく彼我の実力差での不平等について騒ぐと多少まずいなって気にさせることが出来る(撤退するとは言っていない)
4.長期の演習をする
→海戦箱庭は他の箱庭に比べ、育成要素が強い箱庭である。
そのため、シュミットを落として経験値を稼いだり、人口を譲渡するといった他島との「演習」が重要になってくる。
それは上位の島も決して例外ではないため、演習を望む上位の人と長期にわたる契約(シュミ100機あげる代わりに資金を貰う、とか)を結ぶことで、疑似的な防衛関係を作ることが出来る。
なぜなら、戦争によって貴方が攻められた時には演習が滞る・最悪中止することになるが、演習相手はそれを望まないためである。
ただ、これだけだと演習相手を動かすには若干弱いので、対価を先払いにすることで「ン兆円も払ったのに無人化されたらうちめっちゃ損やんw」という状況になり、守らざるを得ない状況に持ち込むことが出来る。
それでも見捨てられる時はあっさり見捨てられるので、他の方法と組み合わせたほうが確実であろう。
(外交で何とかなるのであれば、戦わないに越したことはないです。)
1.護国・メテオぶっぱ
→体当たりは相手の耐久に関係なく道連れに出来るので非常に強力。特に護国は操艦の必要がないため、
技量の無い初心者でも使いやすい。しかし自分も得るものがないというデメリットを有する。
(最初にこれを書いた時点ではほぼノーリスクでしたが、結構前に下方修正受けたっぽいですね。)
2.都市を中心に3マス埋め立て
現在主流となっている対地攻撃手段である対地霞の射程が3であるため、これをシャットアウトするだけで無人化の可能性を大きく減らせる。
ただし、フォートレス(射程4)、
大和級巨大戦艦(射程5)の攻撃は届くので注意が必要。
また、折角3マス埋め立てても、中心の都市に隣接した都市や施設を狙われた場合、流れ弾が当たることにも注意。
3.記帳爆撃
→彼我の実力差が歴然としていて、どうしようもない場合の最終手段である。
方法はいたって単純。相手の島の観光通信欄に、自らのありったけの想いを100行に渡り書き連ねるだけ。悪魔の所業である。
難点は、内容によっては相手のみならず、第三者からも人格を疑われる可能性があることと、アク禁になる可能性を孕んでいることであるが、
このうち前者は極秘記帳を用いることにより、第三者からドン引きされるような事態は防ぐことが可能である。
しかしなにより最大のデメリットは、相手はコメントを一瞬で消すことが出来るため、書く労力と消す労力が釣り合わないことである。
この技を用いる際はくれぐれも自己責任でお願いします。マジで。
ここであげた方法は、あくまでも一部です。これが全てというわけではないので、臨機応変に対応しましょう。
小技・裏技
間違った情報や古い情報が紛れている可能性があります。ゆめ鵜呑みになさらぬよう。
→いつの間にか作れなくなりました。合掌。
→「観光者通信一覧表」から、書き込んだ島の観光通信を探す。
すると、削除ボタンがあるので、その左のNO.ボタンで消したい記帳の番号を選択し、削除を押す。完了!
この機能は自分に不都合な発言を削除したいときや、極秘で書くべき内容を公開で書いたとき、連投コメを消したい等に役に立つ。
→停戦打診を入力したのはいいものの、それをなかったことにしたい。
いざそう思っても、自分で出した停戦打診であるはずなのに、それを撤回する術を知らないため、望まぬ停戦をすることもあるだろう。
未経験者は勿論、多分海戦経験者でも知ってる人はそう多くないと思う。
本題に移ろう。その方法とは、
「停戦打診を送っている島に、再度宣戦布告をおこなう」
ことだ。ただし、行動順の関係で相手が先に停戦を受諾した場合はまた8Tの猶予が出来てしまうので注意。
→つい最近まで、派遣先の島と停戦することで援軍をターン消費なしで帰還できるという風に書いていたが、いつのまにか出来なくなっていたことが判明。注意。
正確には「派遣する側が友好設定を行っている」と、派遣先の島と停戦しても、艦隊はそのまま派遣先に居座り続けるようになった。
友好設定の有無がキーになっているため、一応、演習等に使えない事もない。
→①任意のスパイダーに名前を付ける②そのスパイダーを展開(軍港)することで名前付きの軍港を建造できる。
成し遂げたぜ。
なんでこんな面倒な手法使わないといけないんですか(正論)
→ずっと昔に知ったことですが、その時の驚きが今でも忘れられないため掲載。多分常識だと思います。
さっそく本題です。極秘記帳は自分の島に書くこともでき、勿論他の島はその記帳が誰のものかを判別することは出来ません。
よって、相手にブラフをかけたい時にはあえて極秘の自演をすることにより、警戒させることができます。
過去に一回これに騙されたんですよね、俺。
おまけ
くぅ~疲れましたw これにて[AAA海域大戦]完結です!
実は、夜冬島を攻めたら統一側に仕立て上げられたのが始まりでした
本当はレッドCとかどうでもよかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りの木曾特化で挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、戦ってくれてありがとう
(ミスを装って開戦直前に夜冬島に派遣コマンドを入れるという)ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のはかなさは二十分に伝わったかな?」
マミ「クリ2つ消せたのは嬉しいけど(大分粘ったソードさんに比べてずいぶんあっさり陥落して)ちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「資金援助してくれありがとな、ぼうえきん!
正直、戦時中に言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ドサッ(木曾の残骸)
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終戦
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終戦
個人的に箱庭小説家にやって欲しいシチュ5選
(ちょこちょこ加筆修正していきたい)
第5位:普段強国な彼の本音吐露
夜の帳が下ちた海。そこに光などはなく、風が凪いでいるため、辺りはしんと静まり返っている。
無が覆う中に漂う磯の香りだけがただ、他の命が在ることを暗示していた。
戦艦大和の船上で、ワイら二人は肩を並べ、地平線の向こうまで広がる黒い海をただ見つめていた。
いつもの太陽みたいに明るく、気丈で、ちょっと下ネタが好きな陳の姿は、そこにはなかった。
「俺の島、防衛施設一つもないやろ。だから、いつもは草生やして強そうな振りしとるけど、内心怖くてたまんないねん」
口角をあげながら精いっぱいの笑顔を伴い、陳は抑えていた心情を吐露した。
不安、恐れ、そういった負の感情を右のこぶしで押し殺そうとしているのだろう。しかしその手は、微かに震えていた。
月光で照らされた陳の横顔は、触れればすぐに壊れてしまいそうに思えて――。
「無人化したら、俺はどうなるんやろな」
「さあ、ワイには何とも言えん……」
大丈夫、絶対なんとかなる、そんな甘い言葉はまやかしだ。
こいつも、そんなその場しのぎに騙されるような奴やない。
そして何より、無責任なことは言いたくない。
暫く二人の間に沈黙が流れた後に、陳は話を切り出す。
「まあ、俺が無人化なんてありえんけどなwwwwww」
いつものように草を生やしながら話す陳。
だけど、目尻には微かな水滴を浮かべている。
「あかん……。今年の夏は暑くて、汗が出て敵わんわ……」
それでもなお、気丈な姿を崩すまいと、右手で水滴を拭う。
――それは、エゴだというのは自分が一番よくわかっている。
間違いなく偽善と言われる部類の物やし、言い訳する気も毛頭ない。けれど。
ワイが守らな。
「……ワイがお前の防衛施設になってやる」
「そんなことして、お前に何の得があるん?」
「やりたいからやる。理由なんて、それだけで十分やろ?」
ワイの心に光をくれたお前の、そんな顔なんて見たくない。
だから――。
「もう、強いフリすんのはやめーや」
――嗚咽。陳の大きな胸の中でせき止めていた感情は、一瞬にして放出された。
正直、ワイも無人化は怖い。
けれども、ワイがその恐怖に屈したら、誰が陳を支えればええんや。
だから、ワイがお前の分まで引き受けたる。
辛いのも怖いのも、悲しいのも全部、全部受け止めてやるから。
だから今だけは、ワイの胸を貸してやる。
登場人物が両方とも猛虎弁なせいでどっちのセリフなのか混同されそう()
第4位:管理者とのラストバトル
「光栄ですね、管理人自らのお出ましとは」
僕の目の前に対峙する彼こそがこの海の主、なちゅらるである。
甘いマスクとその裏に秘めた凄まじい殺気のコントラストが、彼が今までに対峙した誰よりも恐ろしい存在であることを暗示している。
「俺の庭で安らかに眠れ......」
最上位の海域で最後まで生き残った僕たちの間に、もはや余計な言葉は必要なかった。
なちゅらるの短い言葉とともに、開戦の号砲とばかりに二回攻撃の嵐が吹きすさぶ。
しかし屈するわけにはいかない。今まで人口をくれた、放置島の為にも!
なちゅらるの力と僕の意思が火花を散らしながら、最後の戦いが幕を開ける――!!
的な感じで。
第3位:多重登録軍団との戦い
ーー多重登録。
基本的になんでもありの共有箱庭界における、数少ないタブーの一つ。
「くそっ、消しても消しても再登録で増えやがるぜ! やつはあといくつIPを持ってるんだ!?」
ゆうに20島は無人化or放棄をさせているはずだが、敵はそれを意に介さないとばかりに、再登録と特攻を繰り返す。
「スパイダーの撤去がオミットされたのが救いか......。
なっちゅが世界一周旅行から帰ってくるまで後6日、それまでなんとか耐えきってやろうじゃないの!」
注、本当になっちゅが世界一周旅行に行って管理出来なくなったとしても副管理人が対応すると思うゾ(牽制
第2位:怒りで覚醒
『自由貿易島、人がいなくなり無人島となる』
海域の目立つ場所に高々と掲げられた『発見の記録』は、冷酷な事実を、ただ、ありのままに伝える。
「嘘だよ......。ぼうえきんが無人島になるなんて、そんなのイヤだよ......。前が霞んで、何も見えないよ......」
この冷たい出来事は、彼と長い時間を共にした葉月にとって何よりも鋭い刃となり、彼の心を深く傷つけた。悲しみの重さに耐えられず、ただ膝をつき、放心することしかできなかった。
「ぷっ、自分の延命を放棄して仲間に全物資を送るなんて、とんだ馬鹿野郎だわ。まあちまちま防衛施設破壊する手間が省けたし、こっちとしても願ったりかなったりなんだけどw」
貿易島にトドメを刺したhighはいつもの無邪気さを損なわわずに、しかし、まさに絶頂を迎えそうな、とろけそうな笑みを浮かべて言い放つ。二度の敗北を喫した相手である葉月に(間接的にとはいえ)苦渋を舐めさせることに成功しているのだから、その心中は想像に難くない。
「ぼうえきんを......」
葉月はおもむろに立ち上がり、重い足取りでhighの方へと歩み寄る。
「なんかいったか? ま、僕の優位は揺るがないし、もう何をしても遅いんだけどね」
highは扇で口元を隠しながら、精鋭達に守られるその中心にて、勝ち誇った表情で対峙する相手を見下している。
「.......ぼうえきんを、俺のダチを侮辱するなああああああぁぁぁーーッッ!!」
咆哮。瞬間、葉月の艦艇全ての経験値が最大値になった。
「ばかなっ、この力は!? お前はまさかーー」
そうです、私が変なおじさんです(違
第1位:ラスボスを裏から操る黒幕
世界から幼女を奪い、闇をもたらした魔王でちを倒したはずなのに、空を覆う闇が晴れる様子はない。俺の違和感に答えるかのように、空から突然、透明な声が降り注ぐ。
「我が親愛なる片腕『でち』を倒し、よくここまで来ました」
8枚の白い翼が、周囲を羽ばたく天使が、彼の頭上から差す眩い光が、声の主の神性を象徴していた。
「私が人間たちの前に姿を顕すのは何万ターン振りでしょうか。私は悠久の時を刻みし者。
君達人間にはこう呼ぶ者もいました。
――邪神イリスと」
邪神......共有wikiの伝説でしか聞いたことないような存在を眼前にして、俺達はただただ畏怖するだけだった。
「でちは本当によくやってくれました。貴方達はでちがただ自身の色欲を満たし、酒池肉林を愉しむ為に幼女を奪ったと思っているでしょうが、それは違います。
全ては私の為。私の島の人口を満たすためのこと。彼のおかげで今や私の人口は530万に達しました。
そしてイリス教徒の集めた良性クリスタルの数々と高経験値艦艇。これらを合わせた時、私は永久不滅の存在となるのです」
穏やかな物腰の後ろに見え隠れする高慢な野望。その大きさに見合った果てしない力をも、やつは持ち合わせているときたものだ。だが、こいつをやらなければ世界に光は戻らない。
――なら、やることは一つだ。
「邪神だか支配者だか知らないが、俺らの空を返して貰うぞ」
人間達は自身の誇りをかけ、空高くにおわす邪神に刃を向ける。
「ふふ、人間はやはり面白い。
ネズミも、ヒョウも、ライオンでさえも、勝てない相手に戦いを挑むことはない。
人間だけですよ、絶対に敵わない相手に戦いを挑むのは。
それはきっと、理性が成せる業なのでしょう。
皮肉なものです。他の生物より上に立とうと身に着けたはずの理性が、己の首を絞めることになっているのですから。
だが、その理性があるからこそ、本来『敵』がいないはずの私は、君たちに刃を向けられている。
そうなると中々どうして、唯一絶対の私を殺してくれる存在がいるかもしれない、という希望が頭をもたげてしまう。
絶対ありえないというのはわかりきっていることなのに、淡い期待を抱いてしまうのです」
邪神の背負う8枚の翼が、静かに開かれる。
「君達にそれを望むことが、過度な期待であることもわかっています」
翼はドス黒い光を讃え、辺りの空をも夜色に染めていく。
「――ですが今だけは、いい夢を見させてくださいね」
聖母を彷彿とさせる柔かな微笑みとともに、8枚の翼から黒く激しい光が雨のように降り注ぐ。黒光が俺の島の全軍港を貫いて、一瞬間に俺の全生涯をも滅ぼすかのような心持ちにさえさせた。
1Tにして軍港0と化す俺の島。
無論航空機は出せず、艦艇回復の拠点も失われることとなった。
「おっと、軍港がなくなった程度で諦めないでくださいよ。私は君達人間の、とてつもない絶望をも明るく照らす勇気を見たいのですから」
邪神の双眸が怪しく光ると、その魔力によって仲間達が一瞬で深い眠りに落ちた。
彼らの艦艇は敵のお膝元に派遣している最中。最悪のタイミングで寝落ちすることにより生じる悲劇が脳裏を掠める。
コントロールを失った艦隊はルーチンに従い砲撃を行うが、邪神の纏う闇の衣は瞬く間にその全てを無に帰す。
敵の攻撃は致死級、こちらの攻撃は届かない、仲間は寝落ちして自島もほぼ全壊状態。
俺達は、本当にこんな相手を倒せるのだろうか......。
つづく(大嘘)
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(最近ラノベに触れはじめたので、割と有名どころばかりですがご了承ください)
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きれいな部分だけじゃなく、そうでない「人間臭い」部分の描写もあるため、
個人的には(ジャンル違うけど)ハチクロの再来ともいえるレベルで感情移入できた。
稲葉んとココロコネクトしたい(迫真)
【追記】
キズ、カコランダム読了。1巻で他より印象が薄かった青木君に見せ場が用意されてて嬉しかった。
あと稲葉んの心理描写は読んでてほんっと胸が苦しくなった。小説という媒体の利点をフルに使ってる感じがする。
【追追記】
ミチ~アスランダム、クリップ~プレシャスタイム読了。
ああ^~この辺りから稲葉んが本格的にデレてきてかわいいんじゃ^~。
千尋君とかいう魅力的なヘタレツンデレを生み出したのはこの作品最大の功績。アニメ2期で動いて喋る彼を見たかった(届かぬ想い)
後輩二人は大分後半から参加したのに、作中的にも読者目線的にも、違和感なく溶け込んでいて安心して見れた。
一方ユメランでの主人公がほぼ全方位から否定される展開だったり、アスラン中盤までの(肉体的に絶対死なない状況なのにも関わらず)ひたすらに絶望的な展開は真綿で首を絞められるような心地がした。
まあ、だからこそ何の特殊能力もない人間ががんばってる感があっていいのだけど。
多分今後一番好きなラノベを挙げろと言われれば真っ先に名前を出すであろう作品。
某イリ姫の島名由来で名前だけは知ってたけど、最近まで手に取ることがなかった作品。
最後に繋がる伏線の貼り方が(一部強引に感じたところもあったが)うまいと思った(小並感)
フィアを背負って帰るシーンで春亮君の好感度がストップ高不可避><
1巻しか読んでないが、展開上話が進むにつれて弱体化するのが避けられないため、終盤のバトルに不安があると言えばある。
名前だけ見てロウキューブと関係あるかと思ったけどそんなことはなかった
箱庭界が誇るセクハラセラピストことしずか女史のインタビュー記事(確か島さんの回だったかな)で名前が出てたので読んでみた。
ヘタに奇抜な設定を出さず、会話や地の文で勝負してる感があってよかった。
女性作家特有の生活感ある描写は一見の価値があると思う。
電柱殴るシーンほんとすこ。
「主人公だけ凡人」「共同生活」「ヒロインが天才芸術家且つ先生のいとこ」「モテる先輩がいる。その先輩に片思いしているキャラがいる」「天才と凡人の対比が主題」
そんな感じの漫画をどこかで見たことあるんだよなぁ(白目)
作品単体で見れば日常シーンのセリフ回しとかが自分好みだったし、こういうテンション高い作品は割と好き。
それなりにえちぃシーンあったはずなのに殆ど興奮しなかったのは作中の女キャラがことごとく痴女だったからだと思う()
Q&A
質問あったら適当に答えます。
- 大前提として、イリ神は(に関わらず大体の神はそうなのですが)その完全無欠さ故に生殖の必要がなく、個で完成した生物であります。故に性別はどちらかと聞かれれば「どちらでもあり、どちらでもない」というのが正解なのです。そのため、彼でも彼女でも間違いではないというのが約3か月間熟考(大嘘)した私の見解であります。 -- はづ (2015-08-22 21:03:10)
- ”彼の頭上から差す眩い光が、”とありますが、イリスさんを指してるなら”彼女”という表現にするべきだと思います! -- 菊花 (2015-05-04 23:26:41)
- 一昔前も、そして現在も変わらずjcです。 -- 葉月 (2015-05-04 23:07:39)
- 一昔前、葉月さん女の子説が有力視されていましたが、本当ですか? -- 質問者 (2015-03-23 13:36:03)
これまでに - ;人の方がこの記録を見ました。;
最終更新:2016年03月02日 20:27