連載 - 夢幻泡影-16a - 「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

【習慣】
(裂邪>Ｚｚｚ・・・
(ミナワ>んぅぅ・・・あ、もうこんな時間・・・

(ミナワ>待っててくださいね、ご主人様・・・♪
寝ている裂邪に囁いて、彼女は部屋を出ようとする。

ｶﾞｼｯ!
(裂邪>待てミナワ。
(ミナワ>ひあぁ！？　お、起きていらしたんですか？///

(裂邪>お袋がこの家に来たからもう弁当作れないぞ・・・
(ミナワ>あ、そうでしたね；

【何としてでも】
(裂邪>ミナワの弁当食べたいなぁ・・・俺への愛の詰まったあの優しい味が忘れられない・・・
(ミナワ>そ、そんな、は、恥ずかしいですよぉ///
(シェイド>ワザワザココデ言ワズニ山奥デ言ッテコイ。

(裂邪>そこでだ、どうにかしてミナワが弁当を作る環境を作れないだろうか？
(バク>そこまでして食べたいバクか？　お姉さんの弁当；

(裂邪>一番簡単なのは、開き直ってミナワが俺の彼女として毎朝来てくれるという・・・
(ミナワ>かっかのっ（ﾎﾞﾝｯ
(ウィル>あぁ！　姐さんしっかりして下せえ！

(バク>ひどい熱だバク！　ウィル！　今すぐ冷やすバク！
(ウィル>うおぉぉぉん姐さぁぁぁぁん！
(裂邪>ご、ごめんよミナワ・・・シェイド！　お前キッチンに変身できないのか！？
(シェイド>無茶言ウナァ！

【ダメで元々】
(裂邪>無茶なことあるかぁ！　お前は天下のシャドーマンだろ！？
　　　今まで数々の都市伝説を葬ってきた“恐怖の権化”、シャドーマンのシェイドだろ！？
(シェイド>ソンナニ持チ上ゲラレテモダナ・・・

(裂邪>考えてもみろ！　『シャドークロー』も成功しただろ！？
　　　あれは漫画のお陰なんかじゃなくて、そもそもシャドーマンが不定形だから出来たんだぞ！？
(シェイド>ソウダッタノカ？
(裂邪>ネットで調べたらそうらしいよ？

(裂邪>俺が今から念を送るから、お前はただ集中してろ！　いいな！？
(シェイド>（執念深サモココマデクルト恐ロシイナ・・・）

５時間後―――
(裂邪>ﾁｰﾝ･･･
(ミナワ>ご、ご主人様、そう気を落とさないで下さい；
(シェイド>ソリャソウダロ・・・

【裂邪の機嫌を取り戻せ】
(裂邪>俺は・・・俺の為に料理を作ってくれる少女の願いさえもまともに叶えられない愚か者だ・・・
　　　俺なんかに世界征服なんてデカイことが成し遂げられる訳が無いんだ・・・
(ウィル>旦那が落ち込むところなんて初めてでい・・・
(シェイド>私モ初メテ見タ・・・

(ミナワ>どうしましょう・・・か、体で慰めた方がいいのでしょうｋ
(シェイド>ソコマデシナクテイイ！
(バク>うわ、黒のお兄さん折角のチャンスを！

(シェイド>イイ考エガアル。　私ニ任セロ。
(ウィル>流石シェイドの旦那！
(ミナワ>お願いします！

２秒後―――
(裂邪>わーい、鎌だサイスだ！　欲しかったんだ～♪
(シェイド>（ヤハリコノ程度ダロウナ・・・）
(バ＋ウィ>（子供か・・・）
(ミナワ>（無邪気に喜んでるご主人様かわいい///）

【実は良い子？】
(バク>・・・なんで主はあんな性格に育ったバクかねぇ？
(ウィル>あんなってどんなでい？

(バク>あのバリバリ悪の性格バクよ。　弟は父親の血をしっかり受け継いでるし、
　　　母親は悪の要素が皆無・・・どこから降って湧いたバクか？
　　　あれはきっと元々玉のような赤ちゃんが生まれる前に悪魔がとり憑いたんだバク。
(シェイド>ソレハ違ウカモ知レンゾ。
(ウィル>あ、シェイドの旦那。

(シェイド>アイツハコレマデ、“私ガイレバ絶対ニ出来ル悪事”ヲ一切行ッテイナイ。
(ウィル>へぇ～、何なんでい？

(シェイド>窃盗ダ。
(バク>してないバクか！？　意外だバク・・・

【妙な趣味】
(裂邪>『Ccapacu Apu』でダイレクトアタック！　『リーゼ・ファウスト』！
(バク>また負けたバクゥ・・・『地縛神』反則過ぎるバクよ。
(ミナワ>・・・？

(ミナワ>ご主人様、さっきの必殺技、何と仰いました？
(裂邪>『リーゼ・ファウスト』か？　ドイツ語で「巨人の拳」だ。
　　　『地縛神』は殆ど必殺技叫ばれて無かったから自分で考えたんだ。

(裂邪>最近ドイツ語にはまりだしてな？　英語と違ってカッコイイから、必殺技にしやすいんだよ。
(ミナワ>そうなんですか。
(バク>へぇ、便利バクね。

(裂邪>既にお前等のコンボの名前もドイツ語で考えてるんだぞ？
　　　『エルプズユンデ』、『エアヴァルトゥング』、『ヘラウスフォルデルング』、あと―――
(バク>（な、名前より内容が気になるバク・・・）
(ミナワ>（どんな技なんでしょう・・・寝不足になりそうです・・・）

【偶然という名の奇跡】
(裂邪>見ろ、後ろにウィルを２つ配置したら影も２つになったぞ。
(ミナワ>すごいですね～。　でもこれから何をなさるんですか？

(バク>この状態で黒のお兄さんを呼び出したらどっちから出るか、っていう実験バクよ。
(ミナワ>なるほど、興味深い実験ですね。
(裂邪>シェイド、出て来い！（ﾊﾟﾁﾝｯ!

(シェイド>「「何用ダ？」」
(裂＋ミ＋バ＋ウィ>２人出てきたぁぁぁぁぁぁ！？

(シェイド>「「ナ、何ガ起コッタノダ？」」
(ミナワ>え？え？どどどどどういう原理ですか！？
(バク>影を増やしたら黒のお兄さんも増えた！？　このまま増やしまくったらどうなるバクか！？
(ウィル>信じられやせんぜ！？
(裂邪>まさに“混沌の幻影”・・・『カオス・イリュージョン』と名づけよう・・・

【雷（※作者が実際に見た夢の内容）】
ﾋﾟｶｯ!　ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ･･･
(ミナワ>キャア！（ｶﾞｼｯ
(裂邪>何だ、雷嫌いなのか？

(裂邪>お前この間、苦手なものなんて無いって言ってたろ？
(ミナワ>ご、ご主人様と出会う前は苦手でしたけど・・・

(ミナワ>今は大丈夫ですよ？
(裂邪>嘘つけ。　今怖がってただろ。

(ミナワ>だってぇ・・・雷が鳴る度にこうしていられるじゃないですかぁ///
(裂邪>・・・お前可愛いなぁもう（ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ
(シェイド>サッサト寝ロ。

　　　　　　　　　　...Fin