「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

連載 - 夢幻泡影-16

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集
(裂邪>『都市伝説研究同好会』・・・?

正義達の入学式の日から数日後、廊下の掲示板に、そう書かれたクラブ勧誘のポスターが貼ってあった。

(裂邪>こんなの去年無かったが・・・
   あからさまに「契約者よ来たれ!」って言ってるようなもんだろ・・・
   よく校長が許可してくれたな。 去年は「お化け屋敷はダメ」ってドタキャンされたのに。
(シェイド>行ッテミテハドウダ?

スッ、と裂邪の影からシェイドが現れる。
誰も見ていないからとはいえ、こんなのが校内をうろついてたら怪しいだろう。

(裂邪>冗談だろ?俺はクラブなんかに行く暇があったらさっさと帰ってミナワと楽しい放課後を―――
   って何故出た!?
(シェイド>ナルホド、ソウイウ事情ガアッタノカ・・・
     親ガ知レバ悲シムダロウナァ、部活ニ入ラナイ理由ガ、己ノ性欲ヲ満タス為ナド・・・
(裂邪>バッ、違ッ! てかそんなのどうでもいいしぃ!? 何で出てるんだし!?
   誰かに見つかったらどーするんだし!
(シェイド>(何コノ口調ウザイ。)スマナカッタナ。 ダガ、興味深イトハ思ワンカ?
(裂邪>いや俺はパスだね。 このままミナワの元へLet's Go!
(シェイド>・・・駄目ダコイツ、早ク何トカシナイト・・・
(裂邪>あぁシェイド、お前はさっさと影に帰れ!




帰宅途中―――

(裂邪>ったく・・・クラブの何が楽しいってんだ。 ただの馴れ合いじゃねぇか。
   特に『都市伝説研究』なんて周りが敵だらけも同然だ。 あいつそれがわかってんのか?
   ・・・待てよ、確か正義の奴、
   小学の時の取り巻きも一緒だったとか言ってたな・・・余計にヤだな。
   あいつの彼女の契約してた都市伝説は見てて飽きないものだったが。
   まぁ俺にはミナワがいるからどうでもいいや。 さて、帰って何しようかn―――

独り言をぶつぶつ言っていると、30代ぐらいの男性がこちらを向いて立っていた。

(男>・・・キミ、ちょっといいかな?
(裂邪>(ん、「組織」ではなさそうだな。)何かご用ですか?
(男>悪いけど、エサになってくれるか? 俺の相棒の・・・

とその時、住宅の屋根伝いに、見た事も無い生物が跳びながら現れた。
全身が毛に覆われ、赤い大きな目をしており、牙が生えていて、
背中にトゲ状のものがある、その生物は。

(裂邪>・・・もしかして、「チュパカブラ」? 懐かしいな~。
   あれ、前にどっかの町で体の血を抜き取られたっていう殺人事件があったような・・・
(男>急いでるんだ。黙って血をよこせ。
(チュパカブラ>キカカカカカッ!

チュパカブラは口からよだれを垂らしている。 よほど腹が減っているらしい。

(裂邪>ハァ・・・初めて契約者と戦うってのにこんな奴かよ・・・
(男>何をゴチャゴチャ言ってるんだ?
(裂邪>とりあえず、血をやるつもりはねぇし、奪われる気も無い。
   早い話が、俺に勝ってからにしろ!

裂邪がパチンッ、と指を鳴らすと、影からシェイド、ミナワ、バク、ウィルの順番で、
ぞろぞろと姿を現した。

(男>なっ・・・多重契約者!? このガキが・・・
(裂邪>ウヒヒヒヒヒ・・・俺を敵にまわした事を後悔しろ!
(男>クッ、行けチュパカブラ!
(裂邪>『バリアブル』!
(ミナワ>はいご主人様!

チュパカブラが裂邪に襲い掛かる。
が、ミナワの作った大きなシャボン玉に弾かれるという、お決まりの構図となった。

(チュパカブラ>キカッ!?
(男>クソッ! 「シャボン玉」か!
(ウィル>流石でい姐さん!
(ミナワ>ご主人様の血を吸おうなんて・・・私、心のシャボン玉が弾けました!
(バク>ここで「ハートキャッチプリキュア」バクか!?
(裂邪>闇より深い俺の心も、ここらではらわたが煮えくり返りそうだ!
(シェイド>合ワセルナ、シカモオ前ノハ子供達ガ泣ク。
(男>ふざけるな! 立てチュパカブラ!
(裂邪>『ウィルウィップ』!
(ウィル>がってんでい!

無数のウィルが1列になり、裂邪がそれを左手に携える。
そして彼は『ウィルウィップ』を今にも立ち上がろうとする「チュパカブラ」に叩きつけようとした。
しかしその瞬間、「チュパカブラ」は空高くへ跳びあがり、『ウィルウィップ』を回避する。

(ウィル>何!?
(男>ハハハ! チュパカブラは高いジャンプ力をほこってるんだよ!
(裂邪>バク、やれそうか?
(バク>オイラをなめないで欲しいバク。 行くぜ行くぜ行くぜぇ!

バクが瞬時に白い毛並の怪物の姿になり、チュパカブラの元へ飛行し、その長い鼻で薙ぎ払う。
「チュパカブラ」は凄い勢いでアスファルトに叩きつけられた。それを見て、契約者の男は青ざめる。

(男>・・・な、何故だ・・・相手はただのガキなのに・・・
(裂邪>お前がそいつと一緒に何人葬ったかは知らん。
   だが、お前の都合で関係の無い人間が襲われたってのが気に入らねぇ!
   シェイドは『シャドークロー』!ミナワは大きなシャボン玉を作ってくれ! 獏!俺を乗せろ!

シェイドは黒い大きな爪となり裂邪の右手に装着され、
裂邪は下りてきた獏に跳び乗り、また上空へ飛び上がった。
一方ミナワは指示通り大きなシャボン玉を生成し、これもまたフワフワと浮上していく。

(裂邪>よし、獏! 俺をあのシャボン玉へ投げ飛ばせ!
(獏>そういうことか! 行くぞ主ィ!

獏は鼻を裂邪に巻きつけ、勢いよく投げ飛ばすと、彼はシャボン玉にグググ、とめり込む。

(男>な、何をする気だ!?
(裂邪>全てを破壊する“妖星の一撃”・・・!

裂邪が『シャドークロー』を前に突き出すと同時に、
彼はトランポリンの要領で、チュパカブラに向けて射出された。

(裂邪>『ミーティア・ストライク』!

チュパカブラは回避しようとしたが、判断が遅すぎた。
猛スピードで迫る黒い爪に、アスファルトごと貫通される。

(チュパカブラ>ギッ・・・ギィ・・・
(男>ぁ・・・

男は言葉も出なかった。 チュパカブラは息絶え、光の粒子となって虚空へと消えた。

(ミナワ>戦いの間に新しい技を生み出すなんて、ご主人様素敵すぎますぅ///
(獏>テメェにとっちゃいつでも素敵だろうよ;

裂邪は項垂れる男に歩み寄り、首元に爪の先端を向ける。

(男>ヒィ!
(裂邪>・・・いいか? 俺はお前を仕留める気は無い。
   ここで息の根止めたら、俺はお前と同類になっちまうからな。
   これから一生、お前は今まで自分が行なった罪を背負い続けて生きろ! それがお前への罰だ!
   分かったらさっさと帰れ! またおんなじ事してやがったら八つ裂きにしてやるから覚悟しろ!

怒鳴り終えると、男は半泣きになりながら、一目散にその場を後にした。
その後、裂邪は思いっきり深呼吸をし、そして思いっきり溜息をついた。

(裂邪>ハァ・・・初めての契約者討伐が、こんな形かよ・・・orz
(ミナワ>お疲れ様です、ご主人様♪
(ウィル>しかし最後のは良かったぜい! 新しいコンボの誕生でい!

そして、『シャドークロー』状態を解いたシェイドが裂邪に言う。

(シェイド>珍シイナ。 生カシテ帰サンモノダト思ッタガ。
(裂邪>ウヒヒヒ・・・多分、正義の説教癖がついちまったんだろ。 困ったもんだぜw

彼は笑いながらそう答えたが、シェイドは知っていた。
あの時、男の首に爪を立てたあの時、彼の手が震えていたことを。

(シェイド>(ヤハリ、裂邪ニハ他人ヲ殺メル覚悟ガナイノカ・・・
      マダ、心ノドコカデ迷イガアルノカ?)
(裂邪>シェイド、何ボーッとしてる? 『シャドーダイブ』だ、早くしろ。
(シェイド>ム、了解シタ。

シェイドが影に入り込むと、裂邪達に黒い手がのび、影の中に引き込んだ。

(裂邪>(・・・何故俺はとどめをさせなかったんだ?
    急に手が震えて・・・怖い、のか?この俺が?・・・まさかな・・・)
(ミナワ>ご主人様、どうかしましたか?
(裂邪>ん? いや、帰ったら何しようかなって。
(バク>だったらオオナズチ行くバクよ! 『阿武祖龍弩』が作りたいバク!
(シェイド>『古龍の大宝玉』ハ幾ツアルノダ?
(バク>0個バク。 だからあと5個いるバク。
(裂邪>ハァ!? お前あれの確率知ってんのか!? 超時間かかるじゃねぇかorz
(ウィル>まぁ、頑張って下せえ;
(裂邪>ハ~ァ、骨折れるぞこりゃあ・・・

   ...END

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