連載 - 夢幻泡影-27a - 「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」 まとめwiki

(裂邪>いや～しかし暑いな～
(ミナワ>夏真っ盛りですからね
(裂邪>こういう日は祭に行くのが一番だと思うんだ
(ミナワ>そ、そうですね・・・
(裂邪>ところでこの高校の賑わい具合を見てくれ。こいつをどう思う？
(ミナワ>すごく・・・人が多いです・・・

７月某日、俺はミナワを連れて中央高校の学園祭にやってきた。
何で２人っきりかって？　大体分かるっしょ、デートよデート。
人前でデートってあんまりした事ないし、たまにはこういうのもいいかな～と

(ミナワ>こ、こここ、ここでご主人様と一緒に歩くんですか？///
(裂邪>落ち着けｗ　一応俺だって恥ずかしいんだからｗ
(ミナワ>で、でも・・・
(裂邪>さて、どこから周ろうか？　とりあえずこれ、パンフレット
(ミナワ>ありがとうございます・・・す、すごいですね、なんでもやってますよ？
　　　　　メイド＆執事喫茶まで・・・
(裂邪>小耳に挟んだけど人気らしいね。まぁ俺には既にメイド兼嫁がいるから興味なし
(ミナワ>ごごごごご主人様！？

あ～しまったな、呼び方のカモフラージュ忘れてた・・・
ま、いっか。　これはこれで楽しいし。　これが放置プレイってやつか・・・ちと違うか

(ミナワ>あ、ご主人様、金魚掬いなんてありますよ？
(裂邪>いいねぇ金魚。　丁度リム以外にペットが欲しかったところだ。
(ミナワ>（リムさん・・・）
(裂邪>それじゃレッツゴー

そして俺達は現場についた訳だが・・・

(裂邪>なん・・・だと・・・

俺は目を疑った。そこにはこう書かれていた。
『この金魚達は余った場合、近日中に実験に使われます』

(ミナワ>・・・可哀相・・・
(裂邪>・・・ミナワ、ちょいと時間かかるけどいいか？
(ミナワ>へ？
(裂邪>今まで黙ってたんだけど・・・俺、自称金魚掬いのプロでさ。
　　　　小学生の時に、出店の金魚全部掬って店潰しかけたんだ。
(ミナワ>えぇぇぇぇ！？・・・でもかっこいいですぅ///
(裂邪>これまで自重してきたが、今解放するよ・・・金魚を、救いに行ってくる。

数分後。

(裂邪>ﾁｰﾝ･･･
(ミナワ>あ、あの・・・気を落とさないでくださいご主人様；
　　　　　ほら、５匹もくれたじゃないですか！
(裂邪>ホントは３０匹だったのに・・・
(ミナワ>取りすぎだったんですよ～；
　　　　　それに向こうもお仕事でやってらっしゃるんですし、仕方ありませんよ
(裂邪>ふえ～ん、金魚ー（泣

泣いてたらミナワが頭撫でてくれた。かわいいなもう
とりあえず集中しすぎて腹が減ったので、俺達は食い物系の店を探しに行った。

(裂邪>・・・ところでミナワ、気づいたか？
(ミナワ>気づかない筈ありませんよ・・・
　　　　　都市伝説も契約者も・・・何人いらっしゃるんでしょうか・・・？

指差し数えて歩き回りたいほど居るのは確かだ。　それだけで１日楽しめそう。
それとさっきから引っかかってんのは、妙に懐かしい、しかし思い出したくない気配もあること・・・
ま、どうでもいいけどね

(裂邪>ハァ・・・全く、この町は一体・・・んっ！？
(ミナワ>ふぇ？　どうかなさいましたか？
(裂邪>え？　あ、いや、別に・・・

パンフレットにすごい興味深いのがあったんだ・・・
「さぁ、女子バレー部のエース(美少女/ロリタイプ)のスパイクをその身で受け止めてみないか」という・・・
高校生のロリタイプって興味あるなぁ・・・
顔だけロリ？　身長も低め？　胸は？　肌のハリは？　すっげぇ気になるよ・・・
でもミナワいるのにそんなことできないしなぁ、潔く諦めるとしようorz

(ミナワ>あ！　ありましたよクレープ屋さん！
(裂邪>おっ、さすがミナワ！　んじゃ早速買ってくるか！

　・・・そうだ、帰ってからミナワにスパイク打ってもらえばいいんだ。ウヒヒヒヒ・・・

　　　...END