装脚戦闘機まとめwiki
メカニック-装脚戦闘機に搭載される技術
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leggedfighter_sozoro
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統合戦術知覚システム(ITSAS-Integrated TacticalSituationAwarenessSystem)
機首センサアレイタレット(光学/赤外線)、エアセンサ、照準レーダー、各部のIRセンサー、レーザー警報装置、ロックオン警報装置、股間部ミリ波レーダー、地表捜査センサなど、外部を認識することのできる全センサー類を統合的に認識するセンサー・フュージョンシステム。
陸戦兵器・航空兵器の両面を併せ持つ装脚戦闘機は、それぞれの脅威から身を護るために非常に多彩な警戒装置を備えている。
センサ類で得られた情報は専用回路で処理、人工知能による認識・咀嚼を経て、パイロットに計器、HUDなど表示装置を通じて伝えられる。
遠距離知覚能力は戦闘機などに劣るが、近距離の知覚能力はあらゆる兵器種のなかでも最高峰の性能を実現している。
陸戦兵器・航空兵器の両面を併せ持つ装脚戦闘機は、それぞれの脅威から身を護るために非常に多彩な警戒装置を備えている。
センサ類で得られた情報は専用回路で処理、人工知能による認識・咀嚼を経て、パイロットに計器、HUDなど表示装置を通じて伝えられる。
遠距離知覚能力は戦闘機などに劣るが、近距離の知覚能力はあらゆる兵器種のなかでも最高峰の性能を実現している。
- 機首センサアレイタレット
機首に備えるセンサの塊。赤外線前方監視装置(FLIR)やレーザー標的指示装置を内蔵。
- ミリ波レーダー
股間部に備えるレーダー装置。前方〜前方下方を監視するレーダー装置。
- 警報装置
機体各所に分散配置される警報装置。レーザー、電波や赤外線帯域に対応。
- 地表捜査センサ
くるぶし前後に備えるアクティブセンサ。X線やレーザー照射、LiDARや超音波を用いて地上の硬さや形状をスキャンし、着陸/着地時の装脚戦闘機の姿勢安定に必要なデータをデータバンクと照合する。基本的に地表面近傍では常時起動する。
隠密性を高めるパッシブモードもあるが、その場合地表スキャン精度が低下するため転倒の要因になる。
隠密性を高めるパッシブモードもあるが、その場合地表スキャン精度が低下するため転倒の要因になる。
その他、速度計、高度計など各種計器用センサも搭載する。
発電用高速ロータリーエンジン
最高効率となる回転数で駆動する発電機。機体各部のアクチュエータに電力を供給する。余剰電力は機体に分散配置されたカーボンフライホイールに運動エネルギーとして充電される。コックピットを挟むように配置され、被弾時に乗員防護装甲としても機能する。
バイナリスラスタ
(binary…2つの数で成るような)
腰部に備えられたロケット/ジェット混合エンジン。腰から伸びるフレキシブルアームに懸架され、自在に推力偏向を行う。また、逆噴射装置(スラストリバーサー)も備える。
基本的に推進機として運用されるが、発電も並行して行うことができる。
小翼(スタブウィング)がついているが、翼面荷重は小さく(高速巡航時は装脚戦闘機本体のリフティングボディ性で揚力を担う)補助的な揚力制御に用いるのみである。
下方に偏向させることで装脚戦闘機にVTOL/STOL性を与える。
腰部に備えられたロケット/ジェット混合エンジン。腰から伸びるフレキシブルアームに懸架され、自在に推力偏向を行う。また、逆噴射装置(スラストリバーサー)も備える。
基本的に推進機として運用されるが、発電も並行して行うことができる。
小翼(スタブウィング)がついているが、翼面荷重は小さく(高速巡航時は装脚戦闘機本体のリフティングボディ性で揚力を担う)補助的な揚力制御に用いるのみである。
下方に偏向させることで装脚戦闘機にVTOL/STOL性を与える。
装脚戦闘機が誇る地表面展開能力の基幹を担う装置。機能不全時は火工ボルトにより強制排除も可能。
関節駆動アクチュエータ
関節は電流により動作する出力・整備性に優れる無機系人工筋肉により駆動する。
四肢のアクチュエータは本体側(上腕、上腿)に集中して配置され、末端へはワイヤーや油圧、プロペラシャフトを通して動力伝達される。
これは大重量となるアクチュエータを重心近くに配置することによる慣性モーメントの負荷軽減、またアクチュエータを保護する装甲の重量的節約を目的としている。
四肢のアクチュエータは本体側(上腕、上腿)に集中して配置され、末端へはワイヤーや油圧、プロペラシャフトを通して動力伝達される。
これは大重量となるアクチュエータを重心近くに配置することによる慣性モーメントの負荷軽減、またアクチュエータを保護する装甲の重量的節約を目的としている。
燃料系
水素系燃料を燃料とする。
下腕、下腿、バイナリスラスタ内部にタンクを内蔵している。防漏タンクであり、被弾時の燃料流出を防ぐ。自動消火装置も内蔵。
下腕、下腿、バイナリスラスタ内部にタンクを内蔵している。防漏タンクであり、被弾時の燃料流出を防ぐ。自動消火装置も内蔵。
コックピット
与圧された戦闘室(キャビン)が胸部に設けられている。第2世代以前は複座型が多い。
搭乗用ハッチは天井および下面にあり、どちらからも搭乗が可能である。
下部ハッチ付近には乗降用折りたたみラダー及びワイヤーエレベーターが装備されており、パイロットは通常それらを用いて搭乗する。
下部ハッチ付近には乗降用折りたたみラダー及びワイヤーエレベーターが装備されており、パイロットは通常それらを用いて搭乗する。
下部ハッチ(複座型の場合は前席)は下胸部装甲板で覆われており、被弾率が前面についで高い機体下部前方からの攻撃に対して防御を担う。
なお、設計時に意図されたことではないが、対人戦闘に臨む際、歩兵の携行する対戦車ロケット弾などの成形炸薬弾に対し、この下胸部装甲板が空間装甲として作用することが知られている。
なお、設計時に意図されたことではないが、対人戦闘に臨む際、歩兵の携行する対戦車ロケット弾などの成形炸薬弾に対し、この下胸部装甲板が空間装甲として作用することが知られている。

脱出装置
上部天井ハッチは脱出用射出座席の開口部を兼ねており、ほとんど装甲化されていない(小銃弾への防護程度)。
座席射出時は天井ハッチが爆発ボルトで吹き飛ばされてから座席が固体ロケットモーターにより射出されるが、ボルト作動不良時はシート上部の刃が天井版の固定部を突き破って射出される。
座席射出時は天井ハッチが爆発ボルトで吹き飛ばされてから座席が固体ロケットモーターにより射出されるが、ボルト作動不良時はシート上部の刃が天井版の固定部を突き破って射出される。
ゼロ・ゼロ射出に対応しているが、地上での被撃墜時、きりもみ降下中は角度の問題で使用されないこともある。
脱出レバーを作動させた後は電気的に独立した射出管制コンピュータによるITPSの周囲地形把握割込処理、射出タイミング調停処理を経てロケットペレットの点火、上部ハッチの爆砕が行われる。
脱出レバーを作動させた後は電気的に独立した射出管制コンピュータによるITPSの周囲地形把握割込処理、射出タイミング調停処理を経てロケットペレットの点火、上部ハッチの爆砕が行われる。
第3世代機以降の機体の場合、シート下部には丙種AIの基幹ROMブロックが格納されており、脱出時はパイロットと共に射出される。パイロットはAIブロックを敵の鹵獲から守る義務を負う。
姿勢制御マネジメントシステム(RCMS)
可変抗力塗膜処理、関節、各種エアブレーキ、動翼、補助スラスタを統括的に制御して装脚戦闘機に運動性を与えるシステム。
強行着陸スキッド
脛部に備えたスキッド。
内部には衝撃吸収ゲルが充填されており、非常用コンデンサから供給される電圧印加で外殻を突き破って膨張する。
着陸システムの不良時は正座のような姿勢で滑走着陸に臨むことになるが、その際、ゲルにより衝撃を吸収しながら硬着陸することで、衝撃から乗員を保護する。
内部には衝撃吸収ゲルが充填されており、非常用コンデンサから供給される電圧印加で外殻を突き破って膨張する。
着陸システムの不良時は正座のような姿勢で滑走着陸に臨むことになるが、その際、ゲルにより衝撃を吸収しながら硬着陸することで、衝撃から乗員を保護する。
戦術支援人工知能(丙種AI/Class-C AI)
第3世代機に搭載される人工知能システム。高い処理容量、ファジィ推論能力を持ち、装脚戦闘機制御系中枢の深部にアクセスできる権限を付与される。
未だ製造品質の均一化に成功しておらず、時折感情、意識のようなものを見せるが詳細は不明。音声認識やCL入力でパイロットと会話する。
権限は常にパイロットより1段低く設定されるため、パイロットが失神などして任務執行が困難とならない限りはパイロットの操作が優先される。
未だ製造品質の均一化に成功しておらず、時折感情、意識のようなものを見せるが詳細は不明。音声認識やCL入力でパイロットと会話する。
権限は常にパイロットより1段低く設定されるため、パイロットが失神などして任務執行が困難とならない限りはパイロットの操作が優先される。
- コア
人工知能システムの処理装置。通常複数コアが並列処理することで高速演算する。
製造品質がいまだ統一されていないため等級を定めることで歩留まりを改善している。コアをファームウェアで停止させることでグレードを規格化している。
製造品質がいまだ統一されていないため等級を定めることで歩留まりを改善している。コアをファームウェアで停止させることでグレードを規格化している。
低視認座屈姿勢
装脚戦闘機の有効体積を極限、うずくまることで秘匿性の向上を高める装脚戦闘機の姿勢のこと。一部の装脚戦闘機がこの姿勢に対応する(搭載武装にも依存する)
従来兵器と比較し、とても投影面積が大きいのが装脚戦闘機の欠点である。レーダーにも(RAM技術などを通じて減じる工夫はされているものの)よく移り、目視でも視認し易い。この姿勢をとり、また赤外線遮断布などを纏うことで大幅に秘匿性を高める。通常起動時は搭載しないが、APU用IRサプレッサーなども用意されている。
秘匿のほか、アンブッシュなどにも用いる。
従来兵器と比較し、とても投影面積が大きいのが装脚戦闘機の欠点である。レーダーにも(RAM技術などを通じて減じる工夫はされているものの)よく移り、目視でも視認し易い。この姿勢をとり、また赤外線遮断布などを纏うことで大幅に秘匿性を高める。通常起動時は搭載しないが、APU用IRサプレッサーなども用意されている。
秘匿のほか、アンブッシュなどにも用いる。
戦域航空投射形態
空力特性を改善する追加パーツ、専用の推進機、外部フライトコンピュータを搭載することで装脚戦闘機を遠方へ投射するための追加パーツ類、装脚戦闘機の姿勢。
航続距離に問題を抱える装脚戦闘機を遠くに進出させるには他にも輸送機を使用する方法があるが、戦域航空投射形態を用いることで緊急展開が可能になる。
飛行終盤で追加パーツ類を爆破ボルトなどで分離、装脚戦闘機自体の推進機で減速・制動し、そのまま戦闘行動に移ることができる。
航続距離に問題を抱える装脚戦闘機を遠くに進出させるには他にも輸送機を使用する方法があるが、戦域航空投射形態を用いることで緊急展開が可能になる。
飛行終盤で追加パーツ類を爆破ボルトなどで分離、装脚戦闘機自体の推進機で減速・制動し、そのまま戦闘行動に移ることができる。
流体可変抗力塗膜処理
第2世代以降の装脚戦闘機に施される表面処理技術。
電圧を加えることにより処理部の表面性状がミクロに変形、空気が及ぼす揚力や抗力のベクトルが変化する。この技術を姿勢制御に応用した結果、高速度域での高い運動性を獲得した。
被弾により機能が低下する問題があるため、加工箇所は被弾率が低く、かつ空力の影響が強く及ぶ部分に限定されている。
電圧を加えることにより処理部の表面性状がミクロに変形、空気が及ぼす揚力や抗力のベクトルが変化する。この技術を姿勢制御に応用した結果、高速度域での高い運動性を獲得した。
被弾により機能が低下する問題があるため、加工箇所は被弾率が低く、かつ空力の影響が強く及ぶ部分に限定されている。
非常に複雑な空力挙動を引き起こすため、操縦を難化させた。アビオニクスによる高速補正が行われるものの、使いこなせるパイロットはそう多くはない。
第3世代機では搭載された人工知能の高速処理能力を活かし、この加工による恩恵を引き出すことに成功している。
第3世代機では搭載された人工知能の高速処理能力を活かし、この加工による恩恵を引き出すことに成功している。
乗員防護装甲レイアウト
第2世代装脚戦闘機から爆発的に広まった装脚戦闘機の装甲レイアウトシステム。
二器のエンジンブロック(主に高速ロータリーエンジン)でコックピットブロックを挟み、前方は顔面装甲で防護する。
二器のエンジンブロック(主に高速ロータリーエンジン)でコックピットブロックを挟み、前方は顔面装甲で防護する。
戦闘ヘリコプターを源流とする装脚戦闘機は、発明以前ではコックピットが胸部前方に位置しており、パイロットの装甲防護はバスダブ装甲(コックピット下方を覆うチタン合金製装甲)に依存しており、重量との兼ね合いから小口径砲弾が耐弾の限界であった。
このレイアウトを採用することにより専用の装甲材を減らしつつ専用装甲厚を高めることができ、大幅な装脚戦闘機の軽量化と乗員防護性能の両立が果たされた。
機体全体の耐弾能力は低下したが、軽量化の恩恵は大きく、むしろ被弾率が低下、乗員のみならず装脚戦闘機そのものの生存性も向上した。
このレイアウトを採用することにより専用の装甲材を減らしつつ専用装甲厚を高めることができ、大幅な装脚戦闘機の軽量化と乗員防護性能の両立が果たされた。
機体全体の耐弾能力は低下したが、軽量化の恩恵は大きく、むしろ被弾率が低下、乗員のみならず装脚戦闘機そのものの生存性も向上した。
対抗手段(カウンターメジャー)
- フレア
機体から射出され、激しく燃焼して赤外線を発する囮。赤外線により指向される敵の攻撃へ対抗できる。
- チャフ
機体から射出され、照準電波に対して反射することで誘導を欺瞞する囮。対象の周波数に応じた様々な長さのチャフがキャニスターにより放たれる。
- 攻勢電子介入
丙種AIの機能のひとつに、攻撃元への電子的介入(ハック)による攻撃妨害がある。主に砲撃戦において、敵機の照準状況を読み取って回避機動を提案、実行することができる。
パイロットウェア
耐G機能、体温維持、排泄補助機能などを提供するスーツ。
頭部ヘッドセットは乗員の頭部の保護に加えて脳波検出機能があり、乗員の負傷情報を収集するほか、電気ショックによる失神からの復帰機能を備える。
頭部ヘッドセットは乗員の頭部の保護に加えて脳波検出機能があり、乗員の負傷情報を収集するほか、電気ショックによる失神からの復帰機能を備える。
MRバイザーにより外部視界およびHUD情報が提供される。視線検出機能も備え、視線入力による目標ロック、負傷時の補助入力が可能。
添付ファイル