……私は夢を見ていた。
そこで私は蝶になっていた。
夢の中で私はひらひらと翅を羽ばたかせていた。
その感覚はとても楽しくて、心ゆくまで蝶であり続けた。
夢の中で私はひらひらと翅を羽ばたかせていた。
その感覚はとても楽しくて、心ゆくまで蝶であり続けた。
けれど、目を覚ますと私は私であって、蝶ではなかった。
私に翅はなく、羽ばたくことはできない。
それでも夢を見ている間、私は紛れもなく蝶だった筈なのだ。
私に翅はなく、羽ばたくことはできない。
それでも夢を見ている間、私は紛れもなく蝶だった筈なのだ。
同時に、思った。
もしかしたら私が蝶の夢を見ていたのではなく、
蝶が私になった夢を見ているのかもしれない。
もしかしたら私が蝶の夢を見ていたのではなく、
蝶が私になった夢を見ているのかもしれない。
蝶になった夢を私が見ていたのか。
私になった夢を蝶が見ているのか。
きっと私と蝶との間には区別があっても絶対的な違いと呼べるものではなく
そこに因果の関係は成立しないのだろう。
私になった夢を蝶が見ているのか。
きっと私と蝶との間には区別があっても絶対的な違いと呼べるものではなく
そこに因果の関係は成立しないのだろう。
◇
意識に靄がかかっていた。
焦点が合わないレンズを通して世界を見ているかのよう。
ぼんやりと輪郭が歪み、カタチが溶けていく。
焦点が合わないレンズを通して世界を見ているかのよう。
ぼんやりと輪郭が歪み、カタチが溶けていく。
ここはどこなのだろうか。
答えは知っているのに、問いたくなった。
それはきっと不安に似た浮遊感が心を席巻していたから。
答えは知っているのに、問いたくなった。
それはきっと不安に似た浮遊感が心を席巻していたから。
おかしな話だとは思う。
やるべきことも、これからやることも、どうしてここにいるかも、全部分かっている筈なのに何故だかヴィジョンが浮かばないのだ。
かといって閉塞感がある訳ではない。展望自体はあるのだ。ただ思い描くこと全てにリアリティが欠けている。
やるべきことも、これからやることも、どうしてここにいるかも、全部分かっている筈なのに何故だかヴィジョンが浮かばないのだ。
かといって閉塞感がある訳ではない。展望自体はあるのだ。ただ思い描くこと全てにリアリティが欠けている。
これまでのこと、これからのこと、どちらからも私のイマは切り離されている。
それぞれの事柄ははっきりしているはずなのに、繋がりが感じられない。
過去とも未来とも断絶されたイマを生きている。どうしてだろう。そんな筈ないのに。
それぞれの事柄ははっきりしているはずなのに、繋がりが感じられない。
過去とも未来とも断絶されたイマを生きている。どうしてだろう。そんな筈ないのに。
私は頭を抑えながら、コップに注がれた水を飲み干した。
冷たい感触が喉を通り抜けていく。冷たい水が私という存在に溶け合い、そして消えていく……
冷たい感触が喉を通り抜けていく。冷たい水が私という存在に溶け合い、そして消えていく……
飲み干すと「ん」と声が漏れた。
喉が渇いている訳ではなかった。けれどその、輪郭を撫でられるかのような感触はありがたいのだ。
こうして冷たい感じている自分は確かにいる。
それは現実のものなのだ。ここにいるのは確かに自分で、自分は確かにここにいる。
喉が渇いている訳ではなかった。けれどその、輪郭を撫でられるかのような感触はありがたいのだ。
こうして冷たい感じている自分は確かにいる。
それは現実のものなのだ。ここにいるのは確かに自分で、自分は確かにここにいる。
そんな当たり前のことが、今日は何故かありがたい。
普通に歩くだけでも雲の上を歩くかのような(無論そんな経験などない)ふわふわとした、奇妙な浮遊感がこびりついて離れない。
今立っている場所はハリボテで、私はそのことに気が付いていない。そんな感覚があった。
それでいて漠然とした不安だけは抱えていて……、
普通に歩くだけでも雲の上を歩くかのような(無論そんな経験などない)ふわふわとした、奇妙な浮遊感がこびりついて離れない。
今立っている場所はハリボテで、私はそのことに気が付いていない。そんな感覚があった。
それでいて漠然とした不安だけは抱えていて……、
ともすれば次の瞬間には「現実」なんてものは消え去ってしまうかもしれない。
足場を踏み外した私はどこか別の場所に放り投げられ、私という存在自体がなかったことになる。
そんな馬鹿馬鹿しい妄想がどうしても振り払えない。
いやそれを妄想だといえるくらいには、私は私である筈なのだ。
足場を踏み外した私はどこか別の場所に放り投げられ、私という存在自体がなかったことになる。
そんな馬鹿馬鹿しい妄想がどうしても振り払えない。
いやそれを妄想だといえるくらいには、私は私である筈なのだ。
けれど、その私に対して現実味を持てない。
ここにいるという感覚自体が、本当のようでもあり、嘘のようでもあり……判然としない。
ここにいるという感覚自体が、本当のようでもあり、嘘のようでもあり……判然としない。
私という存在がひどく遠いもののように感じられた。
矛盾した表現だ。だって、それを遠いものと感じるものこそが私であり、私はここにいるものだからだ。
矛盾した表現だ。だって、それを遠いものと感じるものこそが私であり、私はここにいるものだからだ。
でもじゃあ私はどこにいるのだろう。
こことはどこなのだろう。
形而上の問いかけ。思弁的で意味のない疑問。それは分かっている。
でも分からない。分かっているはずなのに、でも答えることはできない類の問い。
こことはどこなのだろう。
形而上の問いかけ。思弁的で意味のない疑問。それは分かっている。
でも分からない。分かっているはずなのに、でも答えることはできない類の問い。
あるいはこれは夢?
でも、だとしても、私は夢から醒める方法が分からない。
なら現実と同じこと――そう思おうとしても、そもそもこの現実が不透明で、曖昧な……
でも、だとしても、私は夢から醒める方法が分からない。
なら現実と同じこと――そう思おうとしても、そもそもこの現実が不透明で、曖昧な……
「イマジネーター」
私は頭を押さえながら呼びかけた。
声ははっきりとしていて、そのことに安堵を覚えると同時に、違和感が拭えなかった。
これは私の声? その筈だ。その筈なのに。
声ははっきりとしていて、そのことに安堵を覚えると同時に、違和感が拭えなかった。
これは私の声? その筈だ。その筈なのに。
記憶が曖昧な訳ではないのだ。
聖杯戦争という場だって理解している。
だから己に与えられたサーヴァントを呼んだのだ。
聖杯戦争という場だって理解している。
だから己に与えられたサーヴァントを呼んだのだ。
「ほむらちゃん」
彼女は私より少しだけ齢が上で、近くに立たれると見下ろされる形になる。
快活な笑みを浮かべる少女だった。彼女こそが私に与えられた従者であり、力だった。
それを持ってして、願いを叶えろと言う。
快活な笑みを浮かべる少女だった。彼女こそが私に与えられた従者であり、力だった。
それを持ってして、願いを叶えろと言う。
願いなんて……そんなもの、もう私には。
何もない筈だった。
魔法少女たちは既に救われた。まどかに――円環の理に導かれ、魔女と化すことはなくなった。
それを私は受け入れた筈だった。
理に則って再構成された世界で、魔獣との戦いをただ漫然と繰り返す日々を送っていた。
何もない筈だった。
魔法少女たちは既に救われた。まどかに――円環の理に導かれ、魔女と化すことはなくなった。
それを私は受け入れた筈だった。
理に則って再構成された世界で、魔獣との戦いをただ漫然と繰り返す日々を送っていた。
その筈だった。
その記憶ははっきりとしている。
だからこんな場所からはとっとと抜け出すつもりだった。
その記憶ははっきりとしている。
だからこんな場所からはとっとと抜け出すつもりだった。
でも、どうしてだろう。
その確かな筈の意志が、どこか遠い、まぼろしのようなものに感じられるのは。
その確かな筈の意志が、どこか遠い、まぼろしのようなものに感じられるのは。
それが私である筈だ。
暁美ほむらという名が意味する、私。
それ以外の私なんて、ある訳がない。
暁美ほむらという名が意味する、私。
それ以外の私なんて、ある訳がない。
でも、私って……
「どうかしたの?」
イマジジネーターが心配そうに問いかけてくる。その瞳はこちらを気遣う色があった。
その瞳を見上げながら、私はふと問いかけた。
その瞳を見上げながら、私はふと問いかけた。
「ここは――現実?」
それとも夢?
そんなことを聞いた。
馬鹿みたいな質問だ。私らしくもない。
そんなことを聞いた。
馬鹿みたいな質問だ。私らしくもない。
だが、同時に思いもする。
きっとこの質問に答えられる人は、どこにもいないと。
きっとこの質問に答えられる人は、どこにもいないと。
けれど……
「うん、そうだよ。ここは現実だよ」
けれど彼女は迷うことなくそう言ったのだ。
イマジネーターは、園村麻希である筈の彼女は微笑みを浮かべている。
どこまでも綺麗で、完成された、理想の微笑みを……
イマジネーターは、園村麻希である筈の彼女は微笑みを浮かべている。
どこまでも綺麗で、完成された、理想の微笑みを……
◇
ある日、私は興味深い話を読んだ。
神様から贈られ、人類に災厄を齎した女の人の話だった。
パンドラ、と彼女は呼ばれていた。
神様から贈られ、人類に災厄を齎した女の人の話だった。
パンドラ、と彼女は呼ばれていた。
その女の人が持ってきた匣にはありとあらゆる災厄が詰まっていた。
それを開けてしまったがために、人類は苦しみを味わうことになったという。
それを開けてしまったがために、人類は苦しみを味わうことになったという。
でもただ一つだけ、匣の中に残ったものがあった。
最後に残った災厄はぎりぎりのところで外に出ることを免れた。
最後に残った災厄はぎりぎりのところで外に出ることを免れた。
最後に残されたものが何であるか、それは一言ではいえない。
曖昧な言葉で、色々な風に考えることができるからだそうだ。
曖昧な言葉で、色々な風に考えることができるからだそうだ。
最後の災厄を、ある人はこう解釈していた。
それは“予兆”である、と
これから何が起こるかが分かってしまうこと、それが最も大きな苦しみであると。
それが分からないから人は生きていけるのだ、と。
それは“予兆”である、と
これから何が起こるかが分かってしまうこと、それが最も大きな苦しみであると。
それが分からないから人は生きていけるのだ、と。
またある人はこう解釈していた。
それは“希望”であると。
そんなものが、“希望”が残ってしまったから、人はこれからのことに絶望できなくなった。
これから先には苦しみしかというのに、でも希望が残されてしまった。
だから永遠に人は苦しむことになる。諦めることができず、ずっと……
それは“希望”であると。
そんなものが、“希望”が残ってしまったから、人はこれからのことに絶望できなくなった。
これから先には苦しみしかというのに、でも希望が残されてしまった。
だから永遠に人は苦しむことになる。諦めることができず、ずっと……
どちらが正しいのか、私には分からなかった。
でも、もしかしたらこれは同じことを言っているのかもしれない。
そうも思った。
でも、もしかしたらこれは同じことを言っているのかもしれない。
そうも思った。
“希望”も“予兆”も、つまるところそれは“未来”を意味することで、
“未来”は誰にも手の届かないところにある。
“未来”に手を伸ばすには“想像力”を羽ばたかせるしかない。
“未来”は誰にも手の届かないところにある。
“未来”に手を伸ばすには“想像力”を羽ばたかせるしかない。
だから私は“想像力”こそがパンドラの匣に残された、あるいは残ってしまったものなのだと思う。
そんなものがあるから、私は蝶になることを夢見てしまうのだろう……
そんなものがあるから、私は蝶になることを夢見てしまうのだろう……
【クラス】
イマジネーター
イマジネーター
【真名】
園村麻希(あるいはその理想にして魔王パンドラ)
園村麻希(あるいはその理想にして魔王パンドラ)
【ステータス】
(理想)
筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B- 幸運C 宝具D
(魔王パンドラ)
筋力A 耐久A 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具B
(そのむらまき)
筋力E- 耐久E- 敏捷E- 魔力E- 幸運E- 宝具A+
(理想)
筋力D 耐久D 敏捷C 魔力B- 幸運C 宝具D
(魔王パンドラ)
筋力A 耐久A 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具B
(そのむらまき)
筋力E- 耐久E- 敏捷E- 魔力E- 幸運E- 宝具A+
【属性】
中立・中庸
中立・中庸
【クラススキル】
- イマジネーション A
空想具現化(マーブルファンタズム)を為し遂げる力。
この世には決まりごとなど本当は何もない。すべては 不確定で、どんな事だって『不自然』なことはない。
鳥が空から落ちることもあるし、四月に雪が降る事だってある……
この世には決まりごとなど本当は何もない。すべては 不確定で、どんな事だって『不自然』なことはない。
鳥が空から落ちることもあるし、四月に雪が降る事だってある……
【保有スキル】
- 魔術 D
ペルソナ使いとして魔術を操る。
使用魔術はペルソナに依るが、どれもさして威力はない。
使用魔術はペルソナに依るが、どれもさして威力はない。
- 自己暗示 B
自身にかける暗示。精神攻撃に対する耐性を上げる。
また彼女はこのスキルにより下記のスキルの存在を忘却している。
また彼女はこのスキルにより下記のスキルの存在を忘却している。
- 夢を見る人 -
全ては私が見た、ただの夢……
ステータス表示を宝具『マキ』発動時のものに固定する。
このスキルは真名が発覚するまで表示されない。
ステータス表示を宝具『マキ』発動時のものに固定する。
このスキルは真名が発覚するまで表示されない。
【宝具】
『私の夢(マキ)』
ランク:D 種別:対私宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
……本来の園村麻希は病室で寝たきりの少女に過ぎない。
元気に友達と遊び青春を謳歌する……全ては少女が抱いた夢。
ペルソナを行使しサーヴァントとして戦う少女は本当のイマジネーターが抱いた「理想の自分」である。
彼女は園村麻希のシャドウに過ぎず、イマジネーターはただ夢を見る。
『私の夢(マキ)』
ランク:D 種別:対私宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
……本来の園村麻希は病室で寝たきりの少女に過ぎない。
元気に友達と遊び青春を謳歌する……全ては少女が抱いた夢。
ペルソナを行使しサーヴァントとして戦う少女は本当のイマジネーターが抱いた「理想の自分」である。
彼女は園村麻希のシャドウに過ぎず、イマジネーターはただ夢を見る。
『胡蝶の夢(パンドラ)』
ランク:B 種別:対私宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
園村麻希が持つ最悪の人格。
それはグロテスクな外見をした醜悪な化け物である。
しかし。それもまた彼女なのである。彼女の顔の、一側面。
それは醜悪な化け物であると同時に――彼女が夢見た蝶、あるいは彼女を夢見る蝶でもあった。
何よりも美しく、綺麗な……
ランク:B 種別:対私宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
園村麻希が持つ最悪の人格。
それはグロテスクな外見をした醜悪な化け物である。
しかし。それもまた彼女なのである。彼女の顔の、一側面。
それは醜悪な化け物であると同時に――彼女が夢見た蝶、あるいは彼女を夢見る蝶でもあった。
何よりも美しく、綺麗な……
己の真実を知り、絶望し、全てを葬り去ろうとした時にそれは姿を表す。
それはかつて禁断の匣を開け、世界に災厄をばらまいた女の名を付けられた。
パンドラ、と。
それはかつて禁断の匣を開け、世界に災厄をばらまいた女の名を付けられた。
パンドラ、と。
『楽園の扉(デヴァ・システム)』
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ディメンジョン・ヴァリアブル・アクセラレーター・システム。
元々はセベクが開発した空間転移装置。それが園村麻希の想像力と同調することでもう一つの世界を創り上げた。
イマジネーターの空層具現化はこの宝具に依るものである。
そのコアは『パンドラ』と同化し、守っている。
ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
ディメンジョン・ヴァリアブル・アクセラレーター・システム。
元々はセベクが開発した空間転移装置。それが園村麻希の想像力と同調することでもう一つの世界を創り上げた。
イマジネーターの空層具現化はこの宝具に依るものである。
そのコアは『パンドラ』と同化し、守っている。
【weapon】
- ペルソナ
もう一人の自分。神や悪魔の姿を取って現れる。
「ペルソナ様」と呼ばれる儀式(イニシエーション)を行い、フィレモンの前で自分の名前を答えることができた者だけが行使できる特殊能力である。
マキは「マソ」「ヴェルザンディ」といったペルソナを行使する。
回復魔法に優れているが、反面攻撃力に欠ける。
「ペルソナ様」と呼ばれる儀式(イニシエーション)を行い、フィレモンの前で自分の名前を答えることができた者だけが行使できる特殊能力である。
マキは「マソ」「ヴェルザンディ」といったペルソナを行使する。
回復魔法に優れているが、反面攻撃力に欠ける。
- 銃、弓
マキが扱う武器。
ハンドガンなどを好む。
ハンドガンなどを好む。
※どちらも理想のマキしか扱うことができない。
パンドラは武器など必要としないし、本当の園村麻希は寝たきりで起き上ることもできない。
パンドラは武器など必要としないし、本当の園村麻希は寝たきりで起き上ることもできない。
【人物背景】
「女神異聞録ペルソナ」のヒロイン……にしてある意味で物語の元凶。
体が弱く、1年前から御影総合病院に入院している。美術部所属。
が、街の異変後、別人の様に明るく元気な姿で主人公たちの前に現れる。
主人公たちはある者の手によってパラレルワールドに飛ばされ、その麻希は異世界の彼女だったのだ。
出会って以降はペルソナを使いこなし、主人公らと共に戦う。
そして街の異変の黒幕を追い詰めるが……
「女神異聞録ペルソナ」のヒロイン……にしてある意味で物語の元凶。
体が弱く、1年前から御影総合病院に入院している。美術部所属。
が、街の異変後、別人の様に明るく元気な姿で主人公たちの前に現れる。
主人公たちはある者の手によってパラレルワールドに飛ばされ、その麻希は異世界の彼女だったのだ。
出会って以降はペルソナを使いこなし、主人公らと共に戦う。
そして街の異変の黒幕を追い詰めるが……
主人公たちが訪れた世界とは本物の園村麻希が描いた「理想の世界」であった。
全てが彼女にとって都合のいい、心地よい世界。単なる想像の産物が、如何な運命が具現化されてしまった。
彼女は将来への不安と入院で自分だけが取り残されているという孤独感から、大きな心の闇を抱えていた。
結果として「理想の世界」と「理想の自分」を生み、そうして生まれた自分の一つが「最悪の自分」となって世界を滅ぼそうとした。
最後は自分と向き合い、己の影を認め、少女は少しだけ前向きになった。
全てが彼女にとって都合のいい、心地よい世界。単なる想像の産物が、如何な運命が具現化されてしまった。
彼女は将来への不安と入院で自分だけが取り残されているという孤独感から、大きな心の闇を抱えていた。
結果として「理想の世界」と「理想の自分」を生み、そうして生まれた自分の一つが「最悪の自分」となって世界を滅ぼそうとした。
最後は自分と向き合い、己の影を認め、少女は少しだけ前向きになった。
【サーヴァントとしての願い】
(理想)特にない。元より彼女そのものが「願い」である。
(パンドラ)楽園を、何も存在しない楽園を創り上げる。
(園村麻希)???
(理想)特にない。元より彼女そのものが「願い」である。
(パンドラ)楽園を、何も存在しない楽園を創り上げる。
(園村麻希)???
【マスター】
暁美ほむら
暁美ほむら
【マスターとしての願い】
この世界からの帰還(と本人は思っている)
この世界からの帰還(と本人は思っている)
【能力・技能】
- 魔法少女としての力。
【人物背景】
「魔法少女まどか☆マギカ」の登場人物。
時間を操る能力と銃火器を駆使して戦う。
時期としてはTV版ED~叛逆のどこか。
「魔法少女まどか☆マギカ」の登場人物。
時間を操る能力と銃火器を駆使して戦う。
時期としてはTV版ED~叛逆のどこか。
【方針】
この舞台を調査し、そして……
この舞台を調査し、そして……