夢現聖杯儀典:re@ ウィキ

牧野エリ&ライダー

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匿名ユーザー

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どう考えてもバッドエンドにしかならない。



◇◇◇

ある日神様は一つの双六ゲームを思いついた。
二人の駒が絶対不死身の進行役と協力して一人の少女とどっちが先にゴールできるか競う双六。
負けた駒は死にます。どっちもゴールできなかったら世界が滅びます。
VIPの少女は死ねません。途中でゲームはやめられません。
本気で頭のおかしい馬鹿げた双六ゲーム。
少女の心はすり減ってこんなゲーム嫌になってしまった。
ただ好きな先生と一緒に居たいだけなのに。
優しい少年に傷ついてほしくないだけなのに。
ふつうでいたいだけなのに。
そこで優しい神様は代わりに別のゲームを用意した。
一騎のサーヴァントと二人一組でほかのペアを蹴り落として聖杯を狙うバトルロワイヤル。
どうあがいても、少女は殺し合いから逃げられない。


◇◇◇

「先生…会いたいよぉ、先生…ッ」
天使の羽の生えたリュックを背負った少女はただただ先生を呼び公園のベンチで泣いていた。
震える少女をピンク色の奇妙な生き物が少女の傍でふわふわと漂っている。
その生き物の名前はゆめうつつポケモンムシャ―ナ。ニックネームはムシャ。
少女は傍で浮いていたムシャを胸元に引き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
彼女の元に一人の少年がコンビニの袋を携えて駆け寄った。

「よッ!ムシャ。エリの面倒見といてくれてありがとな。エリ、弁当買ってきたけどどっちがいい?
幕の内ってのと、鮭弁ってのがあるけどさ…」
少年が少女――エリに話しかけるが、エリは彼に反応せずベンチの上で座り込んでいるだけである。

「…エリ、大丈夫か?」
少年は屈みこみエリの顔を見た。涙が頬を伝い、瞳には絶望しか映っていなかった。
「…ライダーさん、わたしどうすればいいの?」
おおよそ数分は経った時、固く閉じていた口を漸く開いた。
「聖杯を獲って願い事をかなえればいいの?でもわたしは人を殺せる力がありません。
聖杯に刃向かって対決するの?でもわたしには刃向かうための知識も能力もない」
初めはぽつりぽつりと、しかしだんだんと決壊したダムのように言葉が流れ出した。

「なんで…なんでいっつも頭のおかしいゲームに巻き込まれなきゃいけないの?
なんで誰かを殺さなきゃ願い事がかなわないの?
わたしはただこんなとこから帰って先生と平和に暮らしたいだけなの!
ドラジェ君からお父さんがいなくならないで、泣いてほしくないだけなの!
それなのに、それだけなのに、どうしてなの!?」
思いが溢れる。涙が零れる。
その言葉は誰に向けたものなのか。
目の前の少年に向けてなのか。自分を弄ぶ神様に向けてなのか。

「でも…わたしは何もできない…戦うことも考えることも決めることさえこともできない…
何一つ力になれない…ごめんなさい…ごめんなさいライダーさん…なにもできない子供で…」
エリはそう言って打ちひしがれる。ただの子供がこんな場所でできることはただ一つ。
泣いて絶望することだけである。
涙を流すエリに、少年、ライダーは優しく彼女の頭に手を置いた。


「エリ…決めることもできないって気持ちさ、オレも分かるよ。オレもそうなったことあるからさ」
「…ライダーさんも?」
「ああ、オレはさ、子供の時からポケモンリーグで優勝することを夢見てずっとその夢だけを追っかけて旅してたんだ。
でもその旅の途中でプラズマ団との戦いに巻き込まれちまったんだ」
ポケモンの解放を求めて暗躍するプラズマ団。奴らはその目的のためポケモンリーグを狙っていた。
自分たちの都合だけで奪い踏みにじろうとしている連中。決して許すことができなかった。
ライダーは自分の「夢」を守るため戦いに挑んだ。
だが戦いを繰り返すうちに、彼の想像を超えたスケールへと変貌していった。
伝説のポケモン。ライトストーンの復活。ゼクロムとレシラム。N。ムシャとの離別。
いったいどうすればいいのかわからなくなってしまい、まじりっけのない夢も見れなくなって、真実さえ見失ってしまった。

「それで…ライダーさんはどうやって立ち直ったんですか?」
「ああ、オレ一人だけじゃ無理だったよ。だけど一緒に夢見てきたこいつらがいたからさ」
ポケモンリーグ優勝の夢は自分だけのものではなかった。ポケモンたちが、仲間たちが夢見ていた、確かな「声」だった。
ライダーは再び立ち上がり、ポケモンリーグをポケモンたちと共に優勝した。
取り戻した夢に呼応して、ムシャも戻ってきた。

「ライダーさん…それでも、わたしは…」
「大丈夫、おまえは一人っきりじゃないだろ?」
その言葉にエリは面を上げた。
「今のお前にはオレもいるしオレの仲間もついてる。こいつら皆頼りになるしな。
今すぐ答えを出せなくても、ずっと傍でついてるからな」
―だからエリ、涙を拭いて立ち上がろうぜ。
「ライダー、さん、」
エリは力なくも、それでも立ち上がってライダーの手を握った。
そして二人は歩き始め、公園の出口へと向かった。
その後ろをムシャがふんわりと追いかけていった。


【クラス】
ライダー

【真名】
ブラック@ポケットモンスターSPECIAL

【パラメーター】
筋力D 耐久B 敏捷C 魔力E 幸運C 宝具A

【属性】
混沌・善

【クラススキル】
対魔力:E
魔術に対する守り。
無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。

騎乗:A++
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣、果ては竜種まで乗りこなせる。
ただし機械類については乗りこなしたという伝承がないため、乗りこなせるのは自転車程度。

【保有スキル】
ポケモントレーナー:B
ポケモンバトル、育成、捕獲、知識など、ポケモントレーナーとしての総合的な実力。
Bランクであれば、トップクラスのトレーナーであることを示す。

推理タイム:B
ブラックの脳内は常にポケモンリーグ優勝という夢に満たされていて、ほかの物事を集中して考えることが
苦手である。
手持ちポケモンの一匹であるムシャーナに自分の夢を食べさせることで発動可能。
夢をムシャーナに食べさせて頭を空っぽにし、真っ『白』にする。
真っ白になった頭に先ほどまで見ていた情報で頭が『黒』く染まり、高い推理能力を発揮できる。

軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
ライダーの場合は主にポケモンを率いての集団戦に効果を発揮する。

【宝具】
『共に夢見る獣たち(ポケットモンスター)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:-
ブラックと共に戦い、夢見た手持ちポケモンたちが宝具となったもの。
それぞれがEランク相当の単独行動スキルを有している。
自らが収まっているモンスターボールがライダーとのパスとなっており、これが破壊されると
パスが途切れて、消滅する。
ムシャ(ムシャーナ♂)
筋力D 耐久B 敏捷D 魔力A 幸運C
タイプ1:エスパー
とくせい:よちむ
ウォー(ウォーグル♂)
筋力B 耐久D 敏捷A 魔力D 幸運E
とくせい:ちからずく
タイプ1:ノーマル タイプ2:ひこう
ブオウ(エンブオー♂)
筋力A 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運D
とくせい:もうか
タイプ1:ほのお タイプ2:かくとう
チュラ(デンチュラ♂)
筋力C 耐久D 敏捷A 魔力B 幸運B
とくせい:きんちょうかん
タイプ1:むし タイプ2:でんき 
ゴーラ (アバゴーラ♂)
筋力C 耐久A 敏捷E 魔力B 幸運B
とくせい:ハードロック
タイプ1:みず タイプ2:いわ

『白き真実の竜(レシラム)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大補足:-
筋力B 耐久B 敏捷A 魔力A 幸運C
とくせい:ターボブレイズ
タイプ1:ドラゴン タイプ2:ほのお
元は1体のドラゴンポケモンであり、双子の英雄と協力して新しい国を作った。その後仲違いした双子が、
どちらが正しいか決めるべく争いを始めた事により2つに別れ、真実を求めた兄の側についたのがレシラムである。
その尾から炎を吹き出し全てを焼き尽くす。
固有わざに、クロスフレイムを覚えている。
普段はライトストーンの状態であるが、ライダーの意志に応じて元の姿に戻る。
ただし現在のマスターでは呼び出し維持するだけでも魔力を多大に消費するため、令呪の使用が不可欠である。


【Weapon】
ポケモン図鑑

【人物背景】
一言でいえば、電波で熱血漢な性格。
常に仲間とポケモンリーグ優勝の誓いを叫んでいる。
夢に対しては非常に真剣で、ジムリーダーや四天王、ポケモンについて調べ上げているほど。
ポケモンリーグを幼少の時から夢見た14歳のポケモントレーナーにして図鑑所有者。
ともにリーグ優勝を夢見るポケモンたちと旅をつづけ、BWエージェンシー社長ホワイトとの出会いや
ジムリーダーとの戦いを通じて成長性していく。
しかし、プラズマ団やプラズマ団の王を名乗る少年N、伝説のポケモンゼクロムとレシラムを
めぐる陰謀に飲み込まれていく。
親友チェレンとの激闘の果てポケモンリーグ優勝を果たすも、リーグをプラズマ団が襲撃する。
ゼクロムをトモダチにしたNに対して、自分もライトストーンからレシラムを呼び出し、真実と理想が争う
闘いに身を投じる。
レシラムとゼクロムの決戦、ついにレシラムを打ち倒しNに勝利する。
だが、ゲーチスの真の企みを知り、激怒。ポケモンたちと共にゲーチスの手持ちポケモンを打ち倒す。
その後、ホワイトとの再会、Nとの和解、別れを経てレシラムも再び石に戻ろうとしていた。
その時、ゲーチスがレシラムの石化能力を利用し、ブラックをレシラム諸共封印してしまう。
ライトストーンに閉じ込められたブラックはホワイトの叫びを最期に聞いて、ライトストーンは
どこかへと飛び去ってしまった。

【サーヴァントとしての願い】
社長や皆のところへ帰りたい。
が、今はエリを守ることが最優先。

【マスター】
牧野エリ@VANILLA FICTION

【マスターとしての願い】
決めることができない。
【能力・技能】
ただの8歳の少女に知識も人脈も金も能力も技能もあるわけない。
本来の双六ゲームだったら、VIP扱いだったため骨が折れようが腕がもげようが死ぬことはなかったが、
今は参加者に格下げされたので、致命傷を負ったら普通に死ぬ。簡単に死ぬ。

【人物背景】
羽のついたリュックサックがトレードマークの寡黙な少女。
元は孤児院で暮らす少女であったが、友達とよく笑う普通の少女であった。
ある日、人類の存亡をかけた双六ゲームの一緒に双六のゴールを目指すパートナーに任命される。
小説家佐藤忍に会うまで二人ほど別のパートナーと行動していたが、虐待を受け続け精神がすり減ってしまう。
佐藤に人間として当たり前の施しを受けたことで彼を先生と呼び、想い慕う。
しかしもう一方の駒である刑事鞠山雪彦にその身を囚われる。
佐藤の敵である鞠山を警戒していたが、彼にも息子ドラジェがあり死ぬわけにはいかないことを知る。
誰も幸せにならない双六に絶望し自ら命を絶とうとするも、自分がどうあがこうが双六の進行するうちは
死ねないことを知る。そして世界を滅ぼすのは他ならない自分自身であるということを知らされる。

【方針】
分からない。

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