はじまりの物語・Ⅸ
ルサンチマン
いや、いいんじゃないか?
ルサンチンマン抱えてたほうが、
キャラが立つよな。『Forest』
弱者が強者に対して抱く強い復讐意思のこと。
コッペリア
ETAホフマンの小説「砂男」・「人形」を原作とするフランスのオペラ。初演は1870年3月。
美しい人形コッペリアと、人形とは知らずに恋をする主人公フランツ、その恋人のスワンヒンドルの三人が織りなす恋物語。
美しい人形コッペリアと、人形とは知らずに恋をする主人公フランツ、その恋人のスワンヒンドルの三人が織りなす恋物語。
人々から怪しい魔術師と見られていたコッペリウス博士は、実は館の中で等身大の人形を作っていた。ある時、博士の作品の中でも最も美しいコッペリアに、街の青年フランツは恋をしてしまう。折しも博士は人間の魂を使ってコッペリアに命を与えようとしていて、コッペリアに会うために忍び込んできたフランツを利用しようと考える……。
リンゴ
黄金のりんご。争いの種の象徴。
出典はギリシア神話。婚姻の祝宴に招待されなかったことに憤った争いの神エレスが、黄金リンゴを「最も美しい女神へささげる」と言って投げ込むと、この林檎をめぐってヘラ・アプロディテ・アテナの三女神の間に争いが起こる。その判決はトロイア(イリオス)王子のパリスに託され、彼は最終的にアフロディアを選ぶも、そこからトロイア戦争が勃発。結局トロイアは滅びてしまう。
出典はギリシア神話。婚姻の祝宴に招待されなかったことに憤った争いの神エレスが、黄金リンゴを「最も美しい女神へささげる」と言って投げ込むと、この林檎をめぐってヘラ・アプロディテ・アテナの三女神の間に争いが起こる。その判決はトロイア(イリオス)王子のパリスに託され、彼は最終的にアフロディアを選ぶも、そこからトロイア戦争が勃発。結局トロイアは滅びてしまう。
ヘルマイ
そうだ。美しい若者だが、眼は蛇だ。
名前は……ヘルマイ。『Forest』
元ネタはギリシア神話のヘルメス(ヘルマイ)。旅人、泥棒、商業、羊飼いの守護神。
若い端麗な男の姿で現れると伝えられ、蛇が二匹巻きつき羽のついた杖「ケリュケイオン」を持っている。蛇の目というのはそこからのイメージだろう。
若い端麗な男の姿で現れると伝えられ、蛇が二匹巻きつき羽のついた杖「ケリュケイオン」を持っている。蛇の目というのはそこからのイメージだろう。
参考書籍
- コッペリア(レオ・ドリーブ、アルトゥール・サン=レオン,1870)
- 砂男(E.T.A.ホフマン,1817)