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古泉一樹(墓)
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古泉一樹
「涼宮ハルヒを絶望させることでこの現実を否定させ、彼女の力を使って『全てなかったこと』にする」
これが、超能力者・古泉一樹が立てた作戦だった。
彼はそのためにマーダー路線を選択し、また、他のマーダーとの連携を行動の基本方針とすることになる。
これが、超能力者・古泉一樹が立てた作戦だった。
彼はそのためにマーダー路線を選択し、また、他のマーダーとの連携を行動の基本方針とすることになる。
スタート地点だった学校で、最初に出会ったのは戯言遣い。
古泉はそのお株を奪うような話術で計画を開示し、また、言葉の端から青年が玖渚友という者のために行動するつもりでいることを看破。
互いの大事な者だけを外して人を減らていきましょう、と一方的に提案した上で、十分な勝算を持ってその場を離れた。
……しかし、名前も聞かなかったそのいーちゃんが、次に遭遇したのが涼宮ハルヒその人だったのだから、運命というのは皮肉である。
古泉はそのお株を奪うような話術で計画を開示し、また、言葉の端から青年が玖渚友という者のために行動するつもりでいることを看破。
互いの大事な者だけを外して人を減らていきましょう、と一方的に提案した上で、十分な勝算を持ってその場を離れた。
……しかし、名前も聞かなかったそのいーちゃんが、次に遭遇したのが涼宮ハルヒその人だったのだから、運命というのは皮肉である。
続いて同じく学校で出会ったのは、高須竜児。殺気を滾らせる彼を上手く丸め込んだまでは良かったが、その後がツイていなかった。
交渉が済んだ直後に、学校にバギーが接近。
そこから降りてきた水前寺邦博と島田美波を討つべく、2人は共闘しようとするのだが……
水前寺の話術と消火器の目潰しに幻惑され、挑発されるままに分断行動に誘われてしまう。
結果、古泉一樹は電気銃によってKOされ、水前寺も美波も取り逃がし、高須竜児も《ジグザグ》に切り刻まれてしまった。
交渉が済んだ直後に、学校にバギーが接近。
そこから降りてきた水前寺邦博と島田美波を討つべく、2人は共闘しようとするのだが……
水前寺の話術と消火器の目潰しに幻惑され、挑発されるままに分断行動に誘われてしまう。
結果、古泉一樹は電気銃によってKOされ、水前寺も美波も取り逃がし、高須竜児も《ジグザグ》に切り刻まれてしまった。
しかし、明らかに殺し合いに乗っている相手というのは、古泉にとっては有用な駒にもなりうる存在だ。
彼は臆することなく、その竜児を殺した人物、紫木一姫にも交渉を持ちかける。
……だが、やはりツイていなかったらしい。
互いに警戒しながら情報交換をする中、古泉が漏らした長門有希の情報に、姫ちゃんが反応した。
「長門さんは姫ちゃんが図書館でバラバラに殺してしまいました」。信じ難い話に混乱する古泉。そんな彼を取り囲む《曲絃糸》。
それでも彼は、とっておきの切り札――身体丸ごとの光球化――で窮地を脱し、なんとか相手を撤退させることに成功する。
彼は臆することなく、その竜児を殺した人物、紫木一姫にも交渉を持ちかける。
……だが、やはりツイていなかったらしい。
互いに警戒しながら情報交換をする中、古泉が漏らした長門有希の情報に、姫ちゃんが反応した。
「長門さんは姫ちゃんが図書館でバラバラに殺してしまいました」。信じ難い話に混乱する古泉。そんな彼を取り囲む《曲絃糸》。
それでも彼は、とっておきの切り札――身体丸ごとの光球化――で窮地を脱し、なんとか相手を撤退させることに成功する。
そうして迎えた第一回目の放送で、彼は長門有希の死亡を耳にする。
さらに念を入れて図書館にまで足を運び、長門有希の死体を直接確認。彼なりのやり方で彼女の死を弔うと、彼女の『生首』を確保した。
さらに念を入れて図書館にまで足を運び、長門有希の死体を直接確認。彼なりのやり方で彼女の死を弔うと、彼女の『生首』を確保した。
さてどうしようか、と思っていた所に遭遇したのが、知った顔交じりの3人組。水前寺邦博と、須藤晶穂、そして御坂美琴だった。
美琴に対する先制攻撃も空振りに終わり、『涼宮ハルヒ』について問い詰められ……しかし、状況は前回とは違う。
超電磁砲(レールガン)の試し撃ちを見せつけられても、むしろ威力が高すぎる所と、2人の足手まといの存在に勝機を見出した。
……が、しかし水前寺はやはり喰えない男だった。美琴に後を任せると、晶穂と共にあっさり逃走。美琴との1対1の対決を強いられる。
美琴に対する先制攻撃も空振りに終わり、『涼宮ハルヒ』について問い詰められ……しかし、状況は前回とは違う。
超電磁砲(レールガン)の試し撃ちを見せつけられても、むしろ威力が高すぎる所と、2人の足手まといの存在に勝機を見出した。
……が、しかし水前寺はやはり喰えない男だった。美琴に後を任せると、晶穂と共にあっさり逃走。美琴との1対1の対決を強いられる。
美琴との第一ラウンドは、まさかの野球対決。
得意の話術で上手く美琴を乗せると、長門有希特製の『ホーミングバット』で、自慢の『超電磁砲』を見事2連続ホームラン。
3発目でバットが持たずに折れてしまったが、空からシャナが乱入。どさくさ紛れにその場を離れる。
だがすぐさま追いつかれてしまい、第二ラウンドに突入。今度は御坂美琴とシャナの即席タッグが相手。
これは勝てないと見た彼は、支給品『毛虫爆弾』を投擲。少女たちの頭上から毛虫を降らせ、パニックになった隙に、今度こそ逃走に成功した。
得意の話術で上手く美琴を乗せると、長門有希特製の『ホーミングバット』で、自慢の『超電磁砲』を見事2連続ホームラン。
3発目でバットが持たずに折れてしまったが、空からシャナが乱入。どさくさ紛れにその場を離れる。
だがすぐさま追いつかれてしまい、第二ラウンドに突入。今度は御坂美琴とシャナの即席タッグが相手。
これは勝てないと見た彼は、支給品『毛虫爆弾』を投擲。少女たちの頭上から毛虫を降らせ、パニックになった隙に、今度こそ逃走に成功した。
自ら戦い、最後の1人になる方向性には無理がある――そう思い知った古泉。
ひとまず身を休めつつ思考を整理しようと立ち寄ったのは、警察署だった。
そしてその警察署で、彼はキョンからの電話を受けることになる。
いくつかの言葉を交わし、彼の奮起を促すことには成功した古泉だったが、やはり決定的なところで意見が合わず、対立することになる。
ひとまず身を休めつつ思考を整理しようと立ち寄ったのは、警察署だった。
そしてその警察署で、彼はキョンからの電話を受けることになる。
いくつかの言葉を交わし、彼の奮起を促すことには成功した古泉だったが、やはり決定的なところで意見が合わず、対立することになる。
そのため、キョンがやって来る前に警察署を出ようとしたのだが……よりにもよってそのタイミングで現れたのが、最悪の敵。
師匠、朝倉涼子、浅上藤乃のマーダートリオだった。
完全に閉じ込められた彼は、同じく閉じ込められたトレイズと瞬時に協力体制を築いたが、いくらなんでも相手が悪かった。
身を張った詐術は簡単に見破られ、成す術もなく銃弾をその身に受けて――しかし、最後の最後で、彼の『時間稼ぎ』は功を奏した。
『超電磁砲』が壁を破り、御坂美琴とキョンが乱入してきたのだ。
師匠、朝倉涼子、浅上藤乃のマーダートリオだった。
完全に閉じ込められた彼は、同じく閉じ込められたトレイズと瞬時に協力体制を築いたが、いくらなんでも相手が悪かった。
身を張った詐術は簡単に見破られ、成す術もなく銃弾をその身に受けて――しかし、最後の最後で、彼の『時間稼ぎ』は功を奏した。
『超電磁砲』が壁を破り、御坂美琴とキョンが乱入してきたのだ。
後を美琴に任せ、警察署から脱出したキョンと古泉。
……だが、古泉はそこが限界だった。師匠から受けた銃弾は、既に致命傷だった。
キョンに叱られ諭された彼は、最後の最後に全てを彼に託し、彼の腕の中で息を引き取ったのだった。
……だが、古泉はそこが限界だった。師匠から受けた銃弾は、既に致命傷だった。
キョンに叱られ諭された彼は、最後の最後に全てを彼に託し、彼の腕の中で息を引き取ったのだった。
元々頭脳派だった古泉だけに、直接の戦果こそゼロだったものの、敵味方問わず周囲に多大な影響を及ぼした。
まさに『涼宮ハルヒ』を中心とした1つの流れを、ほぼ彼1人で作り上げてしまったと言ってもいいだろう。
惜しくも途中退場という結果にはなったが、その最期もキョンに希望を託しながらキョンに看取られて逝くという……
なんというか、やるべきことを全てやりきった感がある。
まさに『涼宮ハルヒ』を中心とした1つの流れを、ほぼ彼1人で作り上げてしまったと言ってもいいだろう。
惜しくも途中退場という結果にはなったが、その最期もキョンに希望を託しながらキョンに看取られて逝くという……
なんというか、やるべきことを全てやりきった感がある。