ラノロワ・オルタレイション @ ウィキ
二人の選択
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二人の選択 ◆oUz4tXTlQc
「生き残るのはただ一人だけ、ね」
狐面の男の言っていた内容を整理しながらひとり呟く。
どうも自分はこの島で行われるふざけた殺し合いに巻き込まれたらしい。
深海に潜む潜水艦に居たはずの自分を拉致した手段は一切不明。
最初にルールを説明した部屋から一瞬で今の位置まワープさせた手段も不明。
明らかに容量をオーバーしている荷物を収納できるこの黒い鞄の原理も不明。
ついでに言えば最後の一人は無事に帰れるなんて口約束が無事に守られるかも不明、と。
現状で把握できたことといえば宗助とテッサ、かなめちゃんついでにもこの島に居るらしいということと、どうやら俺は運が悪いらしいという事だ。
俺に支給されたのは地図や筆記用具、食料等とても殺し合いの役には立たなさそうなものばかり。
大量に出てくる缶ジュースに本気で落ち込みかけてきたころにやっと掴んだやけに軽い銃はエアガンだった時には泣きそうになった。
ご丁寧に予備の弾も数袋分ついていたがBB弾では何発打っても人は殺せない。
正直この装備で宗介やガルウン(そういやこいつ死んだんじゃなかったのか?)等の猛者が居るこの島で生き残れるとはとても思えないし、テッサやかなめちゃんを殺して生き残るのも寝覚めが悪い。
誰も知り合いが居なくて、狙撃銃の一つでも支給されてれば殺し合いに乗るのもやぶさかでは無かったんだが、流石にこの状況で殺し合いに乗る気にはなれない。
当面の方針としては、か弱い女の子を護衛するかわりに支給品を譲ってもらうか適当な男を殺して武器を奪い取るってところか。
今は殺し合いに乗る気は無いが知り合いが全員死んでしまった場合等には最後の一人を目指すという選択肢もあるだろうし、人数を減らしておくのも悪くない。
何て事を考えれながら身を潜めていると都合良く神を金色に染めたチンピラ風の男がこちらに向かって歩いてくる。
それなりに鍛えている様子は見て取れるものの、何か武器を持っている様子も無ければしこちらに気づいているような様子も無い。
これは行けるか?
そう思いつつ、あの男に向かって缶ジュースを投げる準備をする。
こいつを後頭部にぶち当ててその隙に近づいて首をへし折る。
それでジ・エンドだ。
恨むならこんな所に連れてきやがったあの狐面の男と俺の目の前に現れた自分の不運を恨んでくれ。
そう思いながら投擲のタイミングを見計らう。
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どうも自分はこの島で行われるふざけた殺し合いに巻き込まれたらしい。
深海に潜む潜水艦に居たはずの自分を拉致した手段は一切不明。
最初にルールを説明した部屋から一瞬で今の位置まワープさせた手段も不明。
明らかに容量をオーバーしている荷物を収納できるこの黒い鞄の原理も不明。
ついでに言えば最後の一人は無事に帰れるなんて口約束が無事に守られるかも不明、と。
現状で把握できたことといえば宗助とテッサ、かなめちゃんついでにもこの島に居るらしいということと、どうやら俺は運が悪いらしいという事だ。
俺に支給されたのは地図や筆記用具、食料等とても殺し合いの役には立たなさそうなものばかり。
大量に出てくる缶ジュースに本気で落ち込みかけてきたころにやっと掴んだやけに軽い銃はエアガンだった時には泣きそうになった。
ご丁寧に予備の弾も数袋分ついていたがBB弾では何発打っても人は殺せない。
正直この装備で宗介やガルウン(そういやこいつ死んだんじゃなかったのか?)等の猛者が居るこの島で生き残れるとはとても思えないし、テッサやかなめちゃんを殺して生き残るのも寝覚めが悪い。
誰も知り合いが居なくて、狙撃銃の一つでも支給されてれば殺し合いに乗るのもやぶさかでは無かったんだが、流石にこの状況で殺し合いに乗る気にはなれない。
当面の方針としては、か弱い女の子を護衛するかわりに支給品を譲ってもらうか適当な男を殺して武器を奪い取るってところか。
今は殺し合いに乗る気は無いが知り合いが全員死んでしまった場合等には最後の一人を目指すという選択肢もあるだろうし、人数を減らしておくのも悪くない。
何て事を考えれながら身を潜めていると都合良く神を金色に染めたチンピラ風の男がこちらに向かって歩いてくる。
それなりに鍛えている様子は見て取れるものの、何か武器を持っている様子も無ければしこちらに気づいているような様子も無い。
これは行けるか?
そう思いつつ、あの男に向かって缶ジュースを投げる準備をする。
こいつを後頭部にぶち当ててその隙に近づいて首をへし折る。
それでジ・エンドだ。
恨むならこんな所に連れてきやがったあの狐面の男と俺の目の前に現れた自分の不運を恨んでくれ。
そう思いながら投擲のタイミングを見計らう。
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ゼロッ
□□□
クルツの前を通りかかった金髪のチンピラ風の男こと土御門元春がクルツの奇襲に反応できたのは全くの偶然だった。
ある時はイギリス清教の<<必要悪の教会>>の一員として、またある時は学園都市の裏組織<<スクール>>の一員として様々な立場で危険な任務をこなしてきた経験がその偶然を呼び込んだのか。
飛んでくる缶に対しギリギリのタイミングで首をひねり後頭部に直撃するはずだったそれを額で受け止めダメージを受け流すことに成功していた。
無論、額で受けてもそれなりのダメージはあるが後頭部で受けるよりはダメージは小さい。
また予想外の結果にクルツ・ウェーバーが一瞬固まってしまった事も土御門に利を与えていた。
向かってくる相手に対し、役にも立たない超能力を得た代償においそれと使えなくなった陰陽術の代わりと必死に鍛えた体術が自然と反応し、相手の後頭部を狙う。
<<ブレインシェイカー>>
奇しくも狙いは先ほどの相手と同じ後頭部。
だが相手もウルズ6のコードネームを与えられた歴戦の傭兵。
致命傷を避けるべく必死にガードし腕一本を代償に後頭部を守りつつ後ろに下がり、両者の間に距離が出来る。
相手もそれなりに出来るようだが今の一瞬で格付けは済んだ。
純粋な格闘能力なら自分の方が上。
そう判断した土御門元春は再度攻撃に移ろうとする。
次はブレインシェイカーをフェイクに胸部を狙う。
おそらくはそれで終了。
そう思い攻撃に移ろうとした刹那、相手の構えた銃が土御門の動きを止める。
なぜ銃があるなら最初から使わない?
そう訝しんだ瞬間、相手はさらに予想外の行動に出た。
ある時はイギリス清教の<<必要悪の教会>>の一員として、またある時は学園都市の裏組織<<スクール>>の一員として様々な立場で危険な任務をこなしてきた経験がその偶然を呼び込んだのか。
飛んでくる缶に対しギリギリのタイミングで首をひねり後頭部に直撃するはずだったそれを額で受け止めダメージを受け流すことに成功していた。
無論、額で受けてもそれなりのダメージはあるが後頭部で受けるよりはダメージは小さい。
また予想外の結果にクルツ・ウェーバーが一瞬固まってしまった事も土御門に利を与えていた。
向かってくる相手に対し、役にも立たない超能力を得た代償においそれと使えなくなった陰陽術の代わりと必死に鍛えた体術が自然と反応し、相手の後頭部を狙う。
<<ブレインシェイカー>>
奇しくも狙いは先ほどの相手と同じ後頭部。
だが相手もウルズ6のコードネームを与えられた歴戦の傭兵。
致命傷を避けるべく必死にガードし腕一本を代償に後頭部を守りつつ後ろに下がり、両者の間に距離が出来る。
相手もそれなりに出来るようだが今の一瞬で格付けは済んだ。
純粋な格闘能力なら自分の方が上。
そう判断した土御門元春は再度攻撃に移ろうとする。
次はブレインシェイカーをフェイクに胸部を狙う。
おそらくはそれで終了。
そう思い攻撃に移ろうとした刹那、相手の構えた銃が土御門の動きを止める。
なぜ銃があるなら最初から使わない?
そう訝しんだ瞬間、相手はさらに予想外の行動に出た。
「まいった。降参だ降参!」
そういいつつも手にした銃を両者の手の届かないところに放り投げたのだ。
さらにその上に自分にも支給された黒い鞄も投げつけて両手を上げる。
さらにその上に自分にも支給された黒い鞄も投げつけて両手を上げる。
「軽い冗談だって。そんなムキになるなよ。な?」
先ほど殺し合いを演じた相手に向けてて居るとは思えないほどフランクな態度でこちらに接してくる。
それに対して無言を続けているこちらに焦ったのか男は更に言葉を続ける。
それに対して無言を続けているこちらに焦ったのか男は更に言葉を続ける。
「この島には俺の知り合いも何人か連れてこられてるみたいだしさ。誰がこんな糞ったれた殺し合いなんかに乗るかよ」
男の言葉の内容を咀嚼し、自分と照らし合わせてみる。
恐らくその言葉の真意は───
恐らくその言葉の真意は───
「運悪く知り合いが全滅すれば生き残りを目指すという選択肢を選ぶこともあり得るし、そうでなくとも武器は必要。とりあえず人数を減らしつつ武器を集めるって所か?」
そう言葉を返した時の男の表情が“あなたの言葉は全て正解です”と雄弁に語っていた。
□□□
適当に襲いかかった相手に返り討ちにあいかけるとは思わなかった。
やっぱり俺は狙撃専門、肉弾戦なんて野蛮なことは宗介にでも任せておけばよかったんだ。
相手が予想以上に、というよりこれ以上無いくらいに話の分かるやつで助かったが、最悪あっさり殺されていた可能性もある。
俺が放りなけた銃に何の反応もせずにこちらを殺しにこられたら正直逃げ切れた自身は無い。
ともかく、一か八かの交渉はうまく行き俺は土御門と同盟を組むことになった。
俺の思惑があっさり見抜かれた理由はどうやらあいつも同じようなことを考えていたかららしい。
結果として俺達の交渉はすんなりまとまった。
方針としては、俺と土御門の知り合いとの合流を優先。
その過程で可愛い女の子に会えば保護。
使える男に会えば仲間に引き入れる。
その他の人間に会えば殺し合いの人数を減らしつつ装備を充実させる、と言った所だ。
お互いの仲間の情報も交換した。
土御門の話ではインデックスというやつは何らかの情報を持っている可能性があり、ステイルという男はそのインデックスを守るために殺し合いに乗っている可能性もあるらしい。
その話を聞いてかなめちゃんやテッサを守るために宗介が無茶をしている可能性に思い当たり少し頭が痛くなった。
それと土御門の話を聞いてまた一つ狐面の男の謎が増えた。
あいつの居た場所にはASなんて兵器も無く、その代わりに魔術師や超能力者が存在しているらしい。
土御門は魔術師兼超能力者らしいので試しに魔術を使ってみろと言えば『超能力者になってしまったせいで魔術を使うと下手したら死ぬから出来るだけ使いたくないぜよ』とほざき、
なら超能力の方を使ってみろと言ってみれば『俺の能力はレベル0の肉体回復だから目に見えるような効果はほとんどないにゃー』などと言ってきたので正直眉唾物ではないかとも思うが、少なくともASを知らないと言った土御門の様子に不自然な点は無かった。
まあ正直土御門は真顔で嘘がつけそうな男ではあるんだが、こんな意味の無い嘘はつかないだろう。
やっぱり俺は狙撃専門、肉弾戦なんて野蛮なことは宗介にでも任せておけばよかったんだ。
相手が予想以上に、というよりこれ以上無いくらいに話の分かるやつで助かったが、最悪あっさり殺されていた可能性もある。
俺が放りなけた銃に何の反応もせずにこちらを殺しにこられたら正直逃げ切れた自身は無い。
ともかく、一か八かの交渉はうまく行き俺は土御門と同盟を組むことになった。
俺の思惑があっさり見抜かれた理由はどうやらあいつも同じようなことを考えていたかららしい。
結果として俺達の交渉はすんなりまとまった。
方針としては、俺と土御門の知り合いとの合流を優先。
その過程で可愛い女の子に会えば保護。
使える男に会えば仲間に引き入れる。
その他の人間に会えば殺し合いの人数を減らしつつ装備を充実させる、と言った所だ。
お互いの仲間の情報も交換した。
土御門の話ではインデックスというやつは何らかの情報を持っている可能性があり、ステイルという男はそのインデックスを守るために殺し合いに乗っている可能性もあるらしい。
その話を聞いてかなめちゃんやテッサを守るために宗介が無茶をしている可能性に思い当たり少し頭が痛くなった。
それと土御門の話を聞いてまた一つ狐面の男の謎が増えた。
あいつの居た場所にはASなんて兵器も無く、その代わりに魔術師や超能力者が存在しているらしい。
土御門は魔術師兼超能力者らしいので試しに魔術を使ってみろと言えば『超能力者になってしまったせいで魔術を使うと下手したら死ぬから出来るだけ使いたくないぜよ』とほざき、
なら超能力の方を使ってみろと言ってみれば『俺の能力はレベル0の肉体回復だから目に見えるような効果はほとんどないにゃー』などと言ってきたので正直眉唾物ではないかとも思うが、少なくともASを知らないと言った土御門の様子に不自然な点は無かった。
まあ正直土御門は真顔で嘘がつけそうな男ではあるんだが、こんな意味の無い嘘はつかないだろう。
ともかく、支給品に関する運は最悪だったものの全体としてはそれほど運が悪いって分けでもなかったらしい。
なぜか語尾ににゃーなどと付ける点と完全に信用出来るわけでは無い点に目を瞑ればこの殺し合いの場において最高の相棒だろう。
こいつと殺しあわないで済むためにもお前ら無事で居ろよ。
心の中でそう思いつつ、俺達は歩き出した。
なぜか語尾ににゃーなどと付ける点と完全に信用出来るわけでは無い点に目を瞑ればこの殺し合いの場において最高の相棒だろう。
こいつと殺しあわないで済むためにもお前ら無事で居ろよ。
心の中でそう思いつつ、俺達は歩き出した。
【D-5 1日目深夜】
【クルツ・ウェーバー@フルメタル・パニック!】
【状態】左腕に若干のダメージ
【装備】エアガン(12/12)
【道具】デイパック、支給品一式、缶ジュース×20(学園都市製)@とある魔術の禁書目録、BB弾3袋。
【思考】1.宗介、かなめ、テッサ、当麻、インデックス、ステイルとの合流を目指す。
2.可愛いい女の子か使える人間と会えば仲間に引き入れる
3.その他の人間と会えば殺して装備を奪う
4.知り合いが全滅すれば優勝を目指すという選択肢もあり。
【クルツ・ウェーバー@フルメタル・パニック!】
【状態】左腕に若干のダメージ
【装備】エアガン(12/12)
【道具】デイパック、支給品一式、缶ジュース×20(学園都市製)@とある魔術の禁書目録、BB弾3袋。
【思考】1.宗介、かなめ、テッサ、当麻、インデックス、ステイルとの合流を目指す。
2.可愛いい女の子か使える人間と会えば仲間に引き入れる
3.その他の人間と会えば殺して装備を奪う
4.知り合いが全滅すれば優勝を目指すという選択肢もあり。
〔備考〕土御門と情報交換を行い“とある魔術の禁書目録”の世界についてある程度情報を得ました。
実の所俺はクルツが最後に見せた銃がほぼ間違いなくフェイクであることも見破っていた。
あいつの殺気は本物だったし、銃器が支給されていたのなら最初に使わない理由は全く無い。
それでも敢えてあいつの交渉に乗った理由は一つ。
少しでも俺の生存確率を上げるためだ。
生き残るのはただ一人というルールがある以上、複数で行動している人間はそれだけで殺し合いに乗っていると判断されにくい。
それならば恐らくたいした武器を持っていないクルツと戦うよりは仲間にしておいたほうが得策、というわけだ。
とはいえ俺とクルツの二人ではどうしても玄人臭さがにじみ出てしまい怪しまれてしまう可能性も高い。
(ま、そこらへんは早いとこ可愛い女の子が仲間になってくれることを祈るしかないにゃー)
あるいはそれが御坂美琴のような能力と容姿を兼ね備えた存在ならば申し分ないが、現状の戦力では超電磁砲が殺し合いに乗っていて問答無用でこちらに襲い掛かってきた場合に対抗するすべが無い。
クルツを盾に逃げるにしてもおそらく時間稼ぎにもならないだろうし、超電磁磁砲単独で行動していた場合にはこちらからの接触は出来るだけ避けておいたほうが賢明だろう。
土御門の中で一番の優先事項は己の生存、その為に他人を使い捨てることに躊躇は無い。
恐らくは相方のクルツも同じ考えだろう。
この殺し合いで一番重要な事は生き残ることだ。
正直な所この状況で主催者に歯向かった所で勝ち目は全く無い、というよりもそもそも反抗する手段の見当がつかない。
確かに禁書目録の知識があればこの状況についての何らかの仮説は立てられるかも知れない。
主催者がどんな異能の力を用いた所でそれが異能の力である限りかみやんの右手があれば打ち消すことは可能だろう。
だが、その二人をこの殺し合いの場に連れてきたのもまたあの狐面の男とその背後にいる黒幕なのだ。
もしその二人にこの殺し合いを打破しうる要素があるとして、そんな二人をわざわざ連れて来るだろうか?
答えはNOだ。
少なくともかみやんや禁書目録単体では主催者に対抗しうる可能性は皆無だろう。
当面のところは主催を打ち破る、などといった発想はただの幻想と捉えておく方が賢明だろう。
かといって最後の一人になれば無事に帰れるというのも眉唾物だ。
結局のところ現状で取れる選択肢はとりあえず生き残る、というなんとも消極的なものしか残らない。
元より盤面の駒がどのように動いたところで盤面の外に居る主催者に影響を及ぼすことは不可能に近い。
可能性があるとすれば、主催者と同じく盤面の外から居るものによる救援。
上条当麻が巻き込まれている以上アレイスターも何らかの動きを見せるだろうし、禁書目録がここに居る以上イギリス清教が傍観しているわけも無い。
仮に学園都市とイギリス清教が同盟を組んでこの殺し合いを仕組んだのだとしても、こんどはローマ正教が黙っていないだろう。
仮にそれら全てが協力して居るとしても、一枚岩の集団にはなり得ない。
それぞれの思惑が絡み合い不和が発生することはほぼ間違いないだろう。
主催者に対して唯一勝ち目が発生するとしたらそういった盤面の外の出来事が盤面の中に影響を及ぼした瞬間。
だからこそ今は何よりも保身。
どんな手段を使ってでも生き残り盤面に変化が起きるのを待つしかない。
それでも盤面に何ら変化が起こらなかった場合、その時は。
(嘘つき村の住人、背中刺す刃こと土御門さんの本領を発揮するしかないかもにゃー)
学園都市でも最高ランクの能力者である御坂美琴が参戦させられていることからも、この殺し合いの場には自分などより遥かに強い能力者が何人も居ることだろう。
だがどんな強者も背中からの一撃には脆いもの、勝敗を決める要素は能力の強弱だけではない。
あいつの殺気は本物だったし、銃器が支給されていたのなら最初に使わない理由は全く無い。
それでも敢えてあいつの交渉に乗った理由は一つ。
少しでも俺の生存確率を上げるためだ。
生き残るのはただ一人というルールがある以上、複数で行動している人間はそれだけで殺し合いに乗っていると判断されにくい。
それならば恐らくたいした武器を持っていないクルツと戦うよりは仲間にしておいたほうが得策、というわけだ。
とはいえ俺とクルツの二人ではどうしても玄人臭さがにじみ出てしまい怪しまれてしまう可能性も高い。
(ま、そこらへんは早いとこ可愛い女の子が仲間になってくれることを祈るしかないにゃー)
あるいはそれが御坂美琴のような能力と容姿を兼ね備えた存在ならば申し分ないが、現状の戦力では超電磁砲が殺し合いに乗っていて問答無用でこちらに襲い掛かってきた場合に対抗するすべが無い。
クルツを盾に逃げるにしてもおそらく時間稼ぎにもならないだろうし、超電磁磁砲単独で行動していた場合にはこちらからの接触は出来るだけ避けておいたほうが賢明だろう。
土御門の中で一番の優先事項は己の生存、その為に他人を使い捨てることに躊躇は無い。
恐らくは相方のクルツも同じ考えだろう。
この殺し合いで一番重要な事は生き残ることだ。
正直な所この状況で主催者に歯向かった所で勝ち目は全く無い、というよりもそもそも反抗する手段の見当がつかない。
確かに禁書目録の知識があればこの状況についての何らかの仮説は立てられるかも知れない。
主催者がどんな異能の力を用いた所でそれが異能の力である限りかみやんの右手があれば打ち消すことは可能だろう。
だが、その二人をこの殺し合いの場に連れてきたのもまたあの狐面の男とその背後にいる黒幕なのだ。
もしその二人にこの殺し合いを打破しうる要素があるとして、そんな二人をわざわざ連れて来るだろうか?
答えはNOだ。
少なくともかみやんや禁書目録単体では主催者に対抗しうる可能性は皆無だろう。
当面のところは主催を打ち破る、などといった発想はただの幻想と捉えておく方が賢明だろう。
かといって最後の一人になれば無事に帰れるというのも眉唾物だ。
結局のところ現状で取れる選択肢はとりあえず生き残る、というなんとも消極的なものしか残らない。
元より盤面の駒がどのように動いたところで盤面の外に居る主催者に影響を及ぼすことは不可能に近い。
可能性があるとすれば、主催者と同じく盤面の外から居るものによる救援。
上条当麻が巻き込まれている以上アレイスターも何らかの動きを見せるだろうし、禁書目録がここに居る以上イギリス清教が傍観しているわけも無い。
仮に学園都市とイギリス清教が同盟を組んでこの殺し合いを仕組んだのだとしても、こんどはローマ正教が黙っていないだろう。
仮にそれら全てが協力して居るとしても、一枚岩の集団にはなり得ない。
それぞれの思惑が絡み合い不和が発生することはほぼ間違いないだろう。
主催者に対して唯一勝ち目が発生するとしたらそういった盤面の外の出来事が盤面の中に影響を及ぼした瞬間。
だからこそ今は何よりも保身。
どんな手段を使ってでも生き残り盤面に変化が起きるのを待つしかない。
それでも盤面に何ら変化が起こらなかった場合、その時は。
(嘘つき村の住人、背中刺す刃こと土御門さんの本領を発揮するしかないかもにゃー)
学園都市でも最高ランクの能力者である御坂美琴が参戦させられていることからも、この殺し合いの場には自分などより遥かに強い能力者が何人も居ることだろう。
だがどんな強者も背中からの一撃には脆いもの、勝敗を決める要素は能力の強弱だけではない。
「どんな手段を使っても生き残らなきゃなんないってのが帰りを待つ義妹をもつ義兄ちゃんのつらいところだにゃー」
「あ?」
「あ?」
突然の独り言に対してクルツが不思議そうな顔をしたが無視しておく。
そう、最悪かみやんやステイルを殺してでも生き残らなければならないってのが辛い所だ。
そう、最悪かみやんやステイルを殺してでも生き残らなければならないってのが辛い所だ。
【D-5 1日目深夜】
【土御門元春 @とある魔術の禁書目録】
【状態】額が少し痛い
【装備】
【道具】デイパック、不明支給品1~3
【思考】1.生き残りを優先する。
2.宗介、かなめ、テッサ、当麻、インデックス、ステイルとの合流を目指す。
3.可愛いい女の子か使える人間と会えば仲間に引き入れる(ただし御坂美琴に関しては単独行動していたら接触しない)
4.その他の人間と会えば殺して装備を奪う
5.最悪最後の一人になるのを目指すことも考慮しておく。
【備考】クルツと情報交換を行い“フルメタル・パニック!”の世界についてある程度情報を得ました。
【土御門元春 @とある魔術の禁書目録】
【状態】額が少し痛い
【装備】
【道具】デイパック、不明支給品1~3
【思考】1.生き残りを優先する。
2.宗介、かなめ、テッサ、当麻、インデックス、ステイルとの合流を目指す。
3.可愛いい女の子か使える人間と会えば仲間に引き入れる(ただし御坂美琴に関しては単独行動していたら接触しない)
4.その他の人間と会えば殺して装備を奪う
5.最悪最後の一人になるのを目指すことも考慮しておく。
【備考】クルツと情報交換を行い“フルメタル・パニック!”の世界についてある程度情報を得ました。
クルツ・ウェーバー | 次:戦場という日常 |
土御門元春 | 次:戦場という日常 |