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ポートシャールについて

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ポートシャールについて

名君として知られる大公リチャードはエルベク国王ラザート1世の異母弟として

生まれエルベク王国を飛躍させた国王の右腕であった。

穏健派としても知られラザート1世が民衆を虐殺する際にも度々諌めている。

アスナームの元上司であったことも知られておりヴァリスでは敵ながら

智勇兼備の名将としても知られるが悪魔の代名詞としても言われることも多い。

理由としてはガルフ将軍を処刑したことも挙げられる。

ガルフ将軍はアスナームが反乱を起こす前に反乱し自身もファリス信者に改心したと

言われているが実際の所は眉唾でルードを完全に占拠した際には敵対する貴族らは

家族全てが非業の最期を遂げている。

また、当初行われたファリス信者虐殺にも関わっているがこれも美談の一つして

ヴァリスでは人気のある小話となってしまっている。

(殺した司祭が夢の中に現れてガルフが改心したというものである)

ガルフ将軍は大公リチャードとは犬猿の仲で勇猛ではあるが自己顕示欲が強く傍若無人、

スタンドプレーはお構いなしという人物で私利私欲の塊のような男でもあった。

にも関わらずヴァリスで人気が高いのはおそらく美化した

(捏造した?)物語が入っているからであろう。

ガルフは元々一兵卒でしかなかったが国王ラザート1世の目が彼の姉にとまり

第五王妃になったことにより一気に道が開けた人物だった。

大言壮語を吐く彼は世辞も上手く国王に取り入り南方面軍の総帥に抜擢された。

リチャードはこの人事に猛反対したが聞き入られず自身は後方の

予備援軍を任されただけだった。

それ以前にもガルフとリチャードは事あるごとに対立した経緯もあった。

リチャードと反りが合わない大臣がガルフにリチャードが

国王にガルフを讒言していると告げ口をした。

実際は讒言ではなくガルフが率いる軍隊は常に略奪を行うため

国王にやめさせるよう直訴しただけだった。

これ以外にもヴァリスがポートシャールに対し忌み嫌っている出来事がある。

貴族達がポートシャールやリボーに亡命する際に特別亡命措置税と

称し多額の税金を貴族達に要求した。

貴族達は留まれば良くて財産没収、悪ければ処刑という中にあった。

他に逃げようにもエルベクから独立した都市国家(ローランなど)

は反エルベク王国的な姿勢をとっていた。

そこで背に腹は変えられずに法外な税を納めてポートシャールへと亡命した。

この貴族達の中にはやはり虐殺や搾取(必要以上の重税)などを行った者もいた。

さらに貴族達の財産の大半は現ヴァリスで手に入れた物がほとんどだった。

こういったことからヴァリスの国民には『大公リチャードは最悪の大泥棒』

という認識が根強い。

ポートシャールはその臨時の莫大な税収で港湾や街道などの整備。開墾事業。

鉱山開発など現在の経済を担う基礎を作り上げた。

ポートシャールの現在

ノルン河を天然の堀としさらにノルン河を運河として運用している

城塞都市ポートシャールは貿易港としても繁栄している。

最近では商船だけでなくサンタクルス諸島からの輸出物を狙う海賊の出現から外洋警備艦隊整備

の一環として造船場では戦艦やフリゲートなどもしばしば生産している。

貿易港としても栄えておりサンタクルス諸島やモス王国、神聖ヴァリス王国などとも通商している。

東の穀倉地帯は米、大麦、小麦、とうもろこし、粟、稗、大豆などを栽培しておりこれらを大量に輸出している。

現在でも東にあるレヴァーン湿原に開拓事業を行っており、さらなる増加が見込まれるが

先住民のリザードマン達との確執が懸念されている。

モンテーラ山脈の南には銀と銅の鉱脈が見つかっておりこちらでも期待が高まっている。

また、サンタクルス諸島の南南西にさらに陸地が発見されておりさらなる調査が続行されるらしい。

エルベク王国時代からのポートシャール周辺における年表

190 ノルン河沿いの漁村として出発。
221 エルベク王国がロイドにて建国。
223 エルベクがシャールを併合する。
224 ポートシャールとして城塞都市にするべく工事が開始される。
226 補給基地及び軍港としての城塞都市ポートシャールとして生まれ変わる。
227 風の部族と炎の部族に追われた雷の部族がローランを伝ってエルベク王国へ難民として来る。ロイドは一時的に混乱するが当時のポートシャールの領主リチャード大公が難民を受け入れる。
228 雷の部族から勇猛な若者を選抜し『暁の猟犬』と呼ばれる旅団を結成させる。
230 リボー併合。この年さらにノヴァ・ロドリゴ港が建設される。
234 ルード併合。この年にマーモ侵攻の噂が飛び交う。秘密裏にカノンと不戦条約を交わしたとも。
246 ファリス教団。エルベク王国に反旗を翻す。エルベク国王ラザート1世は『暁の猟犬』を中心とする反乱軍討伐隊を結成。ロイドにてファリス大司教を始めとする民衆が虐殺される。ルードにてガルフ将軍が反乱。ルードを手中に収める。
247年1月  アスナームがロイドにて反乱。
2月 リボーがルードを掌握したガルフにより攻撃を受ける。リボー領主エリオット公がリチャード大公に援軍を求める。
3月 シュターゲンの草原にてガルフ将軍率いるルード軍とリチャード率いるポートシャールとリボーの連合軍が決戦する。(シュターゲンの戦い)ルード軍3万 リボー・ポートシャール連合軍2万5千。当初はルード軍が優勢に見えたが『暁の猟犬』率いるアリとムスタファの両横からの奇襲により混乱、敗走する。ルード軍の死者は3千を超え、捕虜は5千となる。連合軍は2千の死者が出た。
5月 カノンとマーモがルード攻略を開始。三つ巴の異様な包囲戦となる(第一次ルード包囲戦)ガルフ将軍はこれらを撃退することに成功する。
9月 ポートシャール軍ロイドに遠征しアスナーム率いる反乱軍を一時的に駆逐することに成功。大公リチャードはラザート1世に反乱軍への恩赦を助言するも聞き入れられず女子供に至るまで処刑される。
10月 リチャードがラザート1世に無許可でカノンのエゾール1世にルードへの共同攻略を提案。ルードをカノンへ譲渡する密約を伝えたとされる。
12月 ポートシャール・リボー・カノンによる連合軍がルードを包囲(第二次ルード包囲戦)副将エドワルドへの調略に成功しルード内にて反乱。それに乗じてルードを占拠する。ガルフ将軍は処刑される。
248年2月 ローラン独立
4月 マーニー独立
5月 ローランとマーニーの独立により支配していた領主や貴族らがロイドに帰還。怒ったラザート1世は彼らをも処刑してしまう。
10月 第一後継者のラーセン皇太子が暗殺される。首謀者は不明だがラザート1世はアスナームらの一派による事件として改めてアスナーム討伐隊を編成する。なお、ラーセン皇太子は穏健派でありアスナームらが殺す理由はどこにもない。
250年5月 ヴェノン独立。ヴェノン領主のオットー侯爵は行方をくらます。(後にポートシャールへ亡命する)
10月 ラザート1世死去。後継者を決めないまま他界したので第二皇太子ラザート2世と第三皇太子ルザークとの後継者争いになる。ラザート1世の異母弟のリチャード大公とその子アルフレッド伯爵らはどちらにも属せず静観する構えを示した。
251年2月 ロイドにて王位継承者同士の戦い。(第一次ロイド合戦)両者痛み分けで終わるが両者ともかなり疲弊しただけの無意味な戦いであった。
7月 ロイドにて地下活動を行っていたアスナームらが蜂起する。
8月 リボーの新領主がリチャード大公の第二子ヘンリーとなる。前任の領主エリオット公爵には息子がおらず娘をヘンリーに嫁がせて譲渡させる。
10月 ロイドにてアスナームが皇太子らに決戦を挑む。(第二次ロイド合戦)ラザート2世は討ち死にしルザークは逃亡の末行方不明となる。ポートシャールの軍はこの戦いには参加せずロイドにいる貴族達のポートシャールへの亡命の護衛として派遣されただけであった。
11月 正式に神聖ヴァリス王国が建国。アスナームが国王となる。コーラル将軍率いる一部の軍が亡命貴族の宝物目当てにポートシャール軍を追撃する。
12月 聖ファーゴ河にてポートシャールの増援軍と合流した殿軍との戦いになる(聖ファーゴ河の合戦)この戦いでも『暁の猟犬』は活躍しコーラル将軍は討ち死を遂げる。
252年4月 シャール大公国としてポートシャールとリボーを領有する国家として建国される。ヴァリスではシャール大公国に対し宣戦布告の機運が高まるがアスナームは一蹴する。
8月 不戦条約を大公リチャードは神聖ヴァリス王国に打診する。が、亡命貴族引渡しとその財産の所有権で意見が合わず条約は締結されなかった。
254 ポートシャール東部に位置するシェスタル湿原及びクベール平原の開墾事業を開始。
257 シェスタル湿原及びクベール平原の開墾事業が成功する。これにより農作物の生産高が飛躍的に向上した。
260 外洋調査船ディスカバリー号が南方面遠洋調査に出航。サンタクルス諸島を発見する。幸い友好的な現地住民だったため乗組員は病死による死者2名ですむ。
261 サンタクルス諸島開拓事業開始。敵対する部族もいたため二千人の兵士を送り込む。討伐に成功し敵対勢力はサンタクルス南方諸島に逃げ込む。
262 サンタクルス諸島からコーヒー、タバコ、果物などの輸出開始。
263 シャール大公国がカノン王国に併合される。神聖ヴァリス王国がカノン王国へ猛抗議をする。当然意見を覆すことは出来なかった。
280 カノンの貴族ブルネイ将軍がルードからのマーモ侵攻開始。シャールからも援軍が出される。
284 ブルネイが念願のマーモ攻略に成功。
286 ブルネイがカノンからマーモ独立を宣言しブルネイ王国が建国される。
295 ブルネイ王国の近衛騎士隊長であるアレスタがダークタウン(サルバド)にて反乱。極秘ながらもアレスタに対しシャールは物資を援助したと噂される。
306 ブルネイ王国崩壊。マーモはまた元の戦乱地帯となる。
308 神聖ヴァリス王国との通商条約が締結。ヴァリスとの貿易が可能となる。
310 ナザール山脈から数万の妖魔軍団が出現。ノルン河上流のハンベル渓流にてカノン・シャール連合軍と激突する(ハンベルの戦い)妖魔軍の撃退に成功したが多大な犠牲も出た。
313 アラニアにて賢者の学園が開校される。
315 ポートシャールにて賢者の学園の分校が開校される。
320 7月。リザードマンらとのレヴァーン湿原に関する折衝交渉が成立。レヴァーン湿原の北東部において主に稲作の開拓事業開始。
320 11月。カンヴェル・ヒルの戦い。ポートシャール軍が近郊の妖魔帝国軍を撃破。ロータス初陣を飾る。
321 5月~8月。アナテリス山地からルヴェン近郊全域において妖魔帝国との大規模な戦争が勃発(第三次ルヴェン戦役)妖魔帝国軍30万とシャール・カノン連合軍35万がぶつかる。シャール・カノン連合軍の死者は5万を超える壮絶なものとなった。
321 9月。第三次ルヴェン戦役での活躍を含む功績にてロータスが男爵となりガヤンに城代として赴く

ポートシャール周辺地図

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オリジナル地名

ポートシャール

カノンの西に流れるノルン河とヴァリスとカノンを結ぶ西の街道の交差する場所に設けられた。

元は補給基地を兼ねた軍港城塞都市。

226年に建設されエルベク王国の時代にリボーやルード侵攻に重要な役割を示した。

ノルン河を天然の堀として建設されているため難攻不落の代名詞の一つとされている。(320年現在)

ノヴァ・ロドリゴ港

ノルン河の河口に位置する軍港で元は灯台だけであった磯を増改築して出来たエルベク王国時代に出来た要塞。

現在はマーモやヴァリスを警戒する哨戒船やサンタクルス諸島などからの補給基地としても使用されている。

サンタクルス諸島

278年に外洋調査隊が結成された際に南洋で見つかった諸島。

現在ではそれなりに開拓している場所もあり砂糖やコーヒー、タバコ、胡椒などの香辛料や

果物等をモスやヴァリス等に輸出している。

現時点で半分以上は未開拓であり現在でも調査隊が派遣されることもある。

現在は一部の島がカノンの自治領となっている。

シェルトリア城

ナザール山脈の麓でノルン河の上流に位置する城とその城下町。珍しいことにハーフエルフも多い。

ナザール山脈にはゴブリンなども多くそのためここからポートシャールへの狼煙台が各所に設置されている。

防塁が至る所に設置されており衛兵隊も僅かながらいる。

ナザール山脈付近には未だに手付かずの古代王国時代の遺跡も残っており

それらを目当てにやってくる冒険者も珍しくはない。

冒険者の宿ではないが『滝つぼの虹鱒亭』と呼ばれる宿屋は行商と冒険者がよく愛用する。

メッツェ城

ノルン河上流で支流であるハンバル川沿いにある砦を増改築した城。

以前、付近で大規模な合戦があり必要な所から大規模な城となった。

ノルン河上流の渓谷地帯に位置し現在でもナザール山脈から来る妖魔に対する要衝である。

ザンティラ島

サンタクルス諸島から南南西に位置する島。

現在大きさもまだ把握出来ておらず2年前に第一次調査隊が派遣されたものの未だに帰港していない。

そのため現在第二次調査隊を派遣するかで検討中の段階である。

フィッターラント城

ポートシャールの東、リボーの北に位置するレヴァーン湿原の傍にある城と城下町。

最近、農地開拓者の流入によって人口が増えつつある。

レヴァーン湿原はリザードマンの他にも様々なモンスターが徘徊しており危険な場所でもある。

カンヴェル・ヒル

モンテーラ山脈の麓にある10年ほど前に新設された街で付近の鉱山からは銀と銅が産出されている。

数十人のドワーフが住み着いており産出量も高い。

モンテーラ山脈はポートシャールの南東に位置する山脈。

この山脈にもゴブリンなどの妖魔や山賊達がひしめいているため冒険者を雇われることもしばしばある。

またこの山脈のどこかに地下迷宮があるという伝説もあるためそれを目当てにする山師根性の冒険者も来る。

ノルン河

ポートシャールの傍に流れる大河。上流はナザール山地に向けて流れている。

過去に何度も氾濫したが堤防建設やダムの設置などで今では常に穏やかな河となっている。

ラコール河

ファーレンブルグの傍に流れる大河。ヴァリスとカノン(旧シャール大公領)の国境線ともなっている。

この河も度々氾濫をおこしたがノルン河と同じ治水事業で治まっている。

この河は上の平原の稲作地帯に向かって流れておりヴァリスとカノンの両方にその恩恵を与えている。

ファーレンブルグ

ヴァリスが建国した際に建設された城塞都市。現在ではカノンとヴァリスとの玄関ともなっている。

最近ではヴァリスと旧シャール領との間は緩和されつつあるものの三千人規模の兵を

常駐させており未だに両国間で緊張があることは否めない。

レヴァーン湿原

広範囲に渡る湿原でリザードマンの部族が多く住み着いている湿原。

湿原の中にある大小の湖沼には昆虫や魚、植物が豊富である。

アナテリス山

標高1200mある比較的傾斜が緩いなだらかな山地。

中腹に位置するアズディール高原には多くのケンタウロスの部族達がいるという。

ルロイ

歓楽街のある宿場町で近年では様々な芸術家などが住み着く芸術の街として栄えはじめている。

モンテーラ山脈が源泉とされる地下水脈が付近まである温泉もあり湯治場としても人気が高い。

モンテーラ山脈

銀や銅、錫などの鉱脈がある山脈でドワーフなども住み着いている。

麓には山の女神パルメラを祀った大規模な神殿もある。

施設など

滝つぼの虹鱒亭

シェルトリアの城下町にある宿屋兼酒場。虹鱒などの川魚料理に定評がある。

主人のウェインはトーマスの父親と親友。

クランベール陶磁器

ポートシャールから南に15kmほど離れたクランベール城にある窯工場によって作られる陶磁器。

エルベク王国期において当初国王であるラザート1世の号令の元にロイド王立窯が作られる。

だが、王国崩壊により陶磁器制作研究は中止された。

これを惜しんだシャール大公リチャードが陶工達をロイドから招き研究を重ねた結果

今日のポートシャールの名産品の一つであるクランベール陶磁器が完成された。

現在でもアラニア、モス、ライデン。果てはライデン経由でアレクラストなどにも輸出される代物となった。

また、カノン国王には毎年この窯から多数の名品が献上されている。

シュタインベルガー兵器工廠

クランベールから西に3kmほど離れた所に位置するシュタインベルガー城にある兵器工廠。

攻城兵器などの研究を主に行っており秘密が多いところでもある。

トレビュシェットやカタパルト、バリスタなどの改良が主とされるが定かではない。

モランツェロ美術商

ポートシャールにおいて陶磁器、絵画、彫刻、装飾品などの販売を手広く商いをしているロードスでも1,2位を争う美術商。

ロードスの各国だけでなくアレクラストのオランやボーアに至るまで好事家を中心に広く知れ渡っている。

この美術商の歴史は古くエルベク王国建国以前の小国であったモランツェロで旗揚げした。

エルベク王国時代ではエルベクの有力貴族であるロックハウゼン家庇護の下、発展を遂げた。

エルベク王国が崩壊するとロイドからポートシャールへと移り現在ではカノン王国御用立ちの看板を掲げている。

主人のジュリオ・モランツェロも鑑定家として有名。

傭兵ギルド

ポートシャールにて隊商の護衛や賞金首の情報等を斡旋している。

兵士あがりの戦士がほとんどだが斥候役として盗賊あがりなども登録していることがある。

フリーランスの腕ききの傭兵などはお得意先の貴族や大商人につくことが多い。

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