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  • ろりしょたばとるろわいある@ うぃき
  • 蚊帳の外、奇妙な協力関係

ろりしょたばとるろわいある@ うぃき

蚊帳の外、奇妙な協力関係

最終更新:2007年09月24日 23:24

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蚊帳の外、奇妙な協力関係 ◆0gyFSm2QyM


  数日前突如として起こった、多次元世界に跨る同時失踪事件。
 それは殆ど類を見ないぐらいの多人数の失踪であり、
 失踪発覚後、時空管理局は即座に捜査に乗り出したが、
 その行方は依然として掴めずにいた。

  時空管理局の嘱託魔導師、高町なのは。フェイト・テスタロッサ。八神はやて。
 八神はやての守護騎士の残り一人、ヴィータ。
 高町なのは達の友人、アリサ・バニングス。
  彼女達も失踪者の中に含まれていた。



  L級8番艦アースラ。
 時空管理局が誇る次元空間航行艦船の一つである。
 そしてここはその一室――会議室である。

  「第162管理外世界、通称『フォーセリア』で一名の失踪を確認、名前は――」
  「第148管理外世界、通称『アセリア』でも二名の失踪が確認されました」
  「第227管理外世界でも――」

  今は、各次元世界に散らばって情報と失踪者の確認を取っていた局員の報告を纏めていた所であった。
 局員全員の報告を受けて、会議室奥の椅子に座っていたクロノ・ハラオウンが重い口を開いた。
  「ご苦労だった、まだまだ情報が足りないが、皆数日間働きづめで疲れているだろう。少しの間ではあるが次に備えて、各自休息を取
ってくれ。では解散――」
  号令と共に局員達が扉から出て行く。後に残ったのはクロノただ一人。
  「――情報が足り無さすぎる」
  誰もいない部屋で一人、口に出す。
  次元干渉の余波が僅かながら残っていたからこそ、何処の世界で誰かが消失していると言う事は分かった。
 普通ならその干渉の余波があると言う程度で絞り込むことなど出来ない。普通の転移でさえも干渉の余波は残るからだ。
 ただし、今回の場合は少々強引に連れ去られた形跡が残っていた。
 それだけでは単に犯罪者の開けた可能性も否定できない。が、
 普通の次元干渉と異なった干渉の形跡のある世界。それだけでもある程度は絞ることが出来る。
  そのたった少しの情報を元に、該当世界を虱潰しに当たったのだ。
 現地での情報収集――、一部の情報技術が発展している世界ではテレビや新聞で失踪者等の情報を元に捜査をし、
 それらに頼れない世界は、人と人の伝聞を元に捜査を行っていったのだ。
  非効率的な捜査。だが、それに頼るしかないのが現状だった。


 事件の共通点は二つ。
 『何時の間にか消えていた』 
 ある者は、家族と共に暮らしていて、隣で寝ていたはずなのに翌朝になったら消えていた。
 またある者は、友人とお喋りをしている途中、その友人が目を離した隙にいなくなった。
 またある者達は、二人揃って散歩の途中に行方が分からなくなった。
  様々な世界で、様々な時刻に、様々な人間が、消えた。
 そして奇怪な事に、その失踪が確認された人物は全員、見た目が『子供』であったのだ。


 ◇ ◇ ◇ ◇


  クロノは進展しない捜査に苛立ちを覚えていた。
 手がかりも殆ど無く、結果がなかなか出ず時間ばかり過ぎていく捜査に対してもだが
 失踪した人間の中には彼の義妹になる予定のフェイト・テスタロッサや友人の高町なのはや八神はやても含まれていたからだ。
 そこまで付き合いは長くないものの、彼女達は大切な友人である。
 その友人達をなかなか探せない自分に、苛立っていた。

  その時、ドアが開く音が聞こえた。
 ピンク色の髪をポニーテールにした女性を筆頭に、続々と人が部屋に入ってくる。
 ――八神はやての守護騎士、ヴォルケンリッターのシグナムとシャマルとザフィーラ。
  それに、高町なのはのパートナーであるユーノ・スクライアと、
 高町なのはの友人達で唯一失踪事件に巻き込まれなかった、月村すずかの五人であった。
  ヴォルケンリッター達は自らの主を探すため、調査の為に各世界を飛び回っていた。
 ユーノは無限書庫の司書として、似たような事件の概要を調べていた。
 すずかは、自分だけ待っているのは嫌だと、手伝いを申し出てきた為に今はユーノの手伝いを行っていた。
 「遅くなって済まない」  
 「ああ、局員達の報告も済んだ所だ」
 「はやてちゃん達の行方は掴めました?」
 「…………」
 「まだ、なんですね。仕方ありません。こうも情報が無くては――」
  そのまま五人は席に付くと共に各々の調査の結果を報告していく。
 だが、有力な情報が出る兆しも無く、時間だけが過ぎていった。


 「手詰まり――かもな」 
 クロノが何気なく零した言葉、それは今の状況をある意味明確に表すとしか思えない言葉だった。
  捜査はほぼ行き詰っていた。情報があまりにも少なすぎるのだ。
 人海戦術で虱潰しにも限度がある。既に次元干渉を強引に行った形跡のある世界は調べつくした。
 これ以上の発展を要するには、さらに人員を投入し、その他の世界まで虱潰しに調べる必要があるが、人員的にも時間的にも無理がある
それに、管理している世界の数的にも無謀すぎる。
  要するに――今の状況では限界なのだ。


 「――く、これだけ調べまわっているというのに、主はやての行方すら掴めないとは――」
  シグナムが無念そうに、言葉を紡ぐ。
 言葉に発しないながらも、シャマルもザフィーラも、それにユーノやすずかも同じ思いで、ただ俯いていた。 
 「何か手がかりさえあれば――、かといって今はこれ以上この事件に廻す余裕のある人員はいない。
  本局からの派遣人員まで既にフル動員してもらった上に、捜査に当たって貰っている。これ以上は無理だ。
  ――ああ、日本の諺にあったな、猫の手でも借りたい、と。借りれるものなら今借りてみたいものだ――」








   「――あら、なら一つ手を貸してあげましょうか? ――猫ではないですけれども」








  クロノが半ば苦笑交じりに、言葉を放った次の瞬間、それに対応するかのごとく
 どこか甘ったるいような声が会議室の中に響く。この場にいる誰のものでもない声。
 わずかな動揺と緊張が会議室内の空気に混じる。
  そして目の前の空間に切れ目が入った。少しずつ、その切れ目は大きくなっていく。何故かご丁寧に両端がリボンで括られている。
 それを目の当たりにして、シグナムはレヴァンテインを、クロノはデュランダルを手に構える。
 ユーノが他の部屋に影響が出ないように結界を展開する。シャマルとザフィーラも身構えている。
 もしもの場合を考慮しての行動である。
  そして、切れ目が人一人分の大きさになり――切れ目の中から一人の女性が出てきて、その切れ目に腰掛けた。
 その女性は、どこか和風と洋風が入り混じった格好をし、頭には帽子を被り、紫のドレスを纏っていた。 
 更にどこか神秘的でいてどこか違和感を持つ――そんな感じの雰囲気を纏わせていた。
 まぁ簡単に言えば胡散臭いのだが。

 ◇ ◇ ◇ ◇

 「――お前は、誰だ。何処から、此処へと入ってきた」
  シグナムが突然の侵入者に向かって、言葉を放つ。
 その口調は半ば敵に応対する物であり、目の前の女を警戒していることは明らかであった。
 「――人の名前を聞く時は、自分からまず名乗るものよ。――まぁ二つ目の質問には答えるけど。
  ――今私が座っている、コレからよ、見て分からない?」
  向けられている敵意にも気にせず、まるでおちょくるかのように返す女。
 その返答にシグナムが更に激高する。
 「――貴様っ!」
 「あらあら、そんな怒らなくても――私は別にあなた達を襲いに来たわけではないのに」
 「信用できんっ!」
 「――落ち着きなさいシグナム、彼女に敵意は無いみたいなのに、一人で暴走してどうするの」
 このまま放っておけば怒りのボルテージが勝手にMAXに達しそうなシグナムをシャマルが制する。


  その間にクロノがすぐさま女に対して場を取り持つ。
 相手の真意が読めない以上、丁寧に対応するのに越した事は無いからだ。
 「――失礼した。僕は時空管理局で執務官をやっているクロノ・ハラオウンだ。
  申し訳ないが、貴女の名前と、何故ここにやって来たか、目的等があったら教えてくれないだろうか」
 「あら、紳士的な対応ね。うちの藍みたいねぇ。 
  ――私の名は八雲紫。 目的――ねぇ。強いて言えば、手助け、かしら」
 「ふむ……、手助けは有難いのだが、何故突然ここに現れたんだ? 
  その切れ目から出てきた
  正直……ただの人間では無いだろう、貴女は」
 「……ふふ、鋭いわね。いいわ、話してあげる。
  私が、何処の世界から来たのか。私の世界でどのような事があったかについて……ね」

  彼女が言う事をある程度纏めると、おおよそ以下のような感じであった。
  彼女は幻想郷という所からやって来たという事。彼女は境界を操る力を持つ妖怪だということ。
 本来外部からの故意的な侵入など出来ないはずの幻想郷に何らかの介入があって、二人消えたということ(その二人も妖怪の一種らしい
が)
 その失踪時の不可解な点から、今調べている同時失踪の特徴と、酷似しているということ、などが分かった。


 「幻想郷……か。聞いた事も無いな……妖怪という種族に関しては以前、実際に遭遇した事があるし、
 貴女のような人型の方も見た事があるから、まぁ分からんでもないが……」
 「貴方達も全ての世界が把握出来るわけではないでしょう? 
 ……最も、幻想郷は結界で守られているから生半可な調べ方じゃ見つからないだろうけど」
 「しかし、何故私達に、なのだ? 他にも協力出来そうな所は一杯あるだろうに……」
 「――簡単なことよ。既にある程度の情報を得ていて、しかも次元に関連する技術を持つのは貴方達ぐらいしかいないわ
 それに最大の理由として――貴方達の知人も失踪している。こういうのは事件に関連した者同士で組むのが一番良いのよ」
 「そうか……それにしてもいくら関係者とはいえ独自に動く気になるものだ」
 「あら、本当なら私達の世界では、妖怪が二人消えた所で誰も騒がないわ。
 消えた二人はかなりの実力者ではあったけど、それはそれ。居なくても世界は廻るもの」
 「……なら、何故探そうとしたんだ?」
  クロノの素朴な疑問に、紫が一呼吸置いて返す。
 「私の知人達が――異変を解決する。友人を取り戻す。主人を助け出す。と聞かなくて、ね。
  それで、事件の早期解決を目指すため、かしら。貴方達に協力するのも」 
 「……随分と単純な動機なんだな」
 「動機という物は根を辿れば単純な物よ……何事も、ね」」
  紫の、その整った顔に苦笑いが浮かんだ。


 「まぁ、協力って言うからには、手土産くらいは持って来てるわ。――役に立つかは分からないけど」
  スキマに座ったまま、話を切り替える紫。
 「手土産だって……何かの情報か?」
  その手土産――の内容によっては捜査の手がかりになるかもしれない、と思わずクロノが身構える。
 シグナムやユーノと言った面々も揃って紫に顔を向ける。
 「ええ、役に立つかは分からないけど、私なりに境界を弄くってしばらく調べてみたの、そうしたら、ちょっと気になる事が、ね」
 「――聞かせてくれないか?」
 「ええ、勿論」

 「まず聞くけれど、どこかの世界で、一つ、島が無くなっているわよね?」
 「――島? ああ、確かに事件と同時期に、一つ島が無くなっている。
  対象が人では無いから、事件とは関係の無いと考えられて、今は他の課の管轄にされているが……それがどうした?」
 「もう一つ。また別の世界で一つ、大きな城が無くなっているわね」
 「ん、ああ。それに関しては失踪事件に関連がある世界……で一件あるな
  これに関しても他の課の管轄にされているな」
 「何か気が付かないかしら?」
 「……どういうことだ?」
 「その移動の形跡……移動に使った魔力の形跡は調べた?」
 「……!!」
 「失踪した人間が連れ去られた時の形跡……魔力痕とでも照合して見なさいな。おそらく、ほぼ全員一致するわよ」

  紫は淡々と言葉を紡いでゆく。
 今言った事が真実ならば、途切れた捜査が新たな進展を迎える可能性が高い。
 今は喉から手が出るほど情報に飢えている時、進展は願ってもいない事だ。
 だが、突然のこと、しかも半ば断定という形で言われてもクロノは直ぐに信用する気にはなれなかった。
 「何故そんな事が言える!?」
 「魔法やそれに順ずる物は、扱う人間それぞれによって微妙に異なるものよ。簡単に言うと……そうね……十人十色ってことね。
 私が境界を操る事が出来るってのは教えたわね。
 境界を操る者だからこそ分かるのよ、次元や境界を越える時に出来る、その特徴の細かな違いが。
 その消失した城と町のあった場所を調べて見たら、町と城でその特徴が一致したわ。
 それがさらに幻想郷で連れ去られた二人の時の特徴と一致したまでよ。だから、私はそう考えたのよ」
  まるでクロノがそう返すのが分かっていたかのように、紫がすぐさま返す。
 経験と独自の感覚で積み立てられた紫の理論。
 それに既に実例があるとなれば――さらに信頼度が高まる。

  クロノも、今のこの停滞した状況を考慮してか、紫の理論に乗ることにした。
 「……元々ダメ元だ、分かった。それに乗ろう。ユーノ、すずかを連れて4課に資料を取りに行ってくれ。話は付けておく。
 シグナム達は念の為現地に行って魔力の痕跡をもう一度調べて見てくれ」
  その言葉を切欠に五人は各々、退出してゆき、後にはクロノと紫だけが残された。
 「……もっと食いかかるとは思ったけど、あっさり引いたわね、あの子達も理解が早い」
 「今は少しでも情報が欲しい時だからな……正直、藁でも掴みたい所なのさ」
 「それでも、突然出てきた人間を信用するなんて事は滅多にないわよ」
 「まぁ、な……全く、いい土産だ」
  と、クロノが思わず苦笑した所に、紫の口から予想外な言葉が聞こえた。


 ◇ ◇ ◇ ◇


 「土産なら、まだあるわよ?」
 「は?」
  紫の予想外の言葉に、思わず間の抜けた声がクロノから漏れる。
 「まぁ……本当は連れてくるつもりは無かったのですけれど……言う事聞かなくて仕方なく。あ、少し待ってて?」 
  それと共にスキマの中へ再び入っていく紫。 
 "連れてくる"っていう事は人なのだろうか、もしやまた妖怪の類か?と クロノが待つ間にふと考えていると
 スキマがさらに広がり、中から紫と見知らぬ四人の少女が飛び出してきた。
 「待たせたわね、この子達がもう一つのお土産」
 「お土産扱いなのね、私達。というかここ何処よ」
  一人は赤と白を基調にした、巫女服を着た黒髪の少女。 
 「外の世界だと思うぜ? 博霊大結界の影響が感じられないし……咲夜は何か感じないか?」
  もう一人は黒と白を基調にした、今昔風の魔法使いの格好をした金髪の少女
 「まあ、似たような物ね。それにしても、私は幻想郷の外の世界の出身だけど、こんな所は見たこと無いわよ?」
  咲夜、と呼ばれた、主に青と白を基調にしたメイド服の銀髪の少女
 「冥界とかそういった感じでもなさそうですしね」
  最後に腰に剣を携え、緑のワンピースと白のブラウスを纏う白が混ざった銀髪にの少女
 その四人に対して、クロノは軽く疑問をぶつける。
 「君達は……そこの八雲紫の知り合いか?」
 「あー、まぁ知り合いと言えば、知り合いになるのかな」
 「やっぱり目的は同じなのか?」
 「私は紫に"異変解決の為"って言われてスキマに入るよう言われて、出てきて見たらここだったわね」
 「私は紫が"レミリアとフランを探しに行く"って言ったなり、いきなりスキマにぶち込まれけどな……」
 「私はお嬢様達を助ける為に付いて来たまでです。まぁ、自力で帰ってきそうな気がするけれど」
 「私は、自分の剣を紛失してしまって、それで幽々子様から異変が気になるなら紫様の方へ行くように言われて・・・そのまま」
 「ま、要するに皆目的は同じって事よ」
  魔法使いみたいな少女から、何か人名が聞こえたから問いただしてみると、失踪した知人だと言う。
 そこでもう少し詳しい話を聞いて見る事にした。

  彼女達の名前は紅白の巫女が博麗霊夢、黒白の魔法使いが霧雨魔理沙、青白のメイド服の少女が十六夜咲夜、緑白のワンピースの少女が魂魄妖夢と言うらしい。
 咲夜という少女が話してくれた事情を要約すると、彼女の主人がいつの間にか消えていた、
 そしてその館に済んでいるその主人の妹まで居なくなっていて、暫く経ったが戻ってこない。
 幻想郷の中を数日間ずっと探し回っても見つからず、途方に暮れていた、ということらしい。 
  また、その主の姿形は失踪した人間に共通するように見た目子供であり、
 その失踪の仕方等もこの事件に関わっている少年少女達の物とある程度似偏っていた。
  先程紫が独自に調べたと言っていた魔力干渉の一致の話からも、
 この失踪事件に彼女の主人が巻き込まれているだろうと推測する事が出来た。


 「そういえば……どうしてこの娘達が土産なんだ?」 
 「あー、この子達にも貴方達との捜査手伝わせようと思って」
 「ちょっと、聞いて無いぜ(わよ)!?」
 「私ミニ八卦炉誰かに取られて今持って無いんだぜ!?」
 「ちょっと、神社そのまま! というか幻想郷の守りどうするのよ!? 私も紫も居ないって!」
 「私も館、そのままなのだけど……」
 「あの、私幽々子様の従事をしなければならないんですけど……」
  当然かの如く、愚痴り出す四人。
 「あら、大丈夫よ。神社は萃香と慧音に妹紅、紅魔館は美鈴とパチュリーとアリスに任せてあるし、
  結界は藍と幽々子に、あ。幽々子の世話も藍と橙に任しておいたわよ?
  それに、有事の際は永遠亭と白玉楼で協力するよう話は付けて置いたし、大丈夫よ?」
 「準備の良い事ね……」
  さらっと流す紫に、半ば呆れて返す咲夜。
 「とても強そうには見えないが・・・・」
 「実力は私が保証するわ」
  クロノもそのやりとりに軽く不安を覚えたが、これも紫に流された。
 普通巫女服やメイド服の人間が強いなんて思わないのが当然なので、この反応は間違っていないのだが。


 「まぁ……人員が増える分には構わないが……ああ、済まない。紹介が遅れた。
  僕の名はクロノ・ハラオウン。クロノで構わない」
 「ん、ああよろしくだぜ」
 「なんか押し切られた気もするけど……まぁよろしく頼むわね」
 「ええ、よろしく、所で私達は何をすればいいのかしら?」
 「とりあえず、級に連れてこられたみたいだから少しこっちの世界に慣れてくれ、基本は僕の下で手伝ってくれればいい……
 まぁ君達が何が出来るかは知らないが、出来れば何が出来るか教えてくれると嬉しい。」

 「私は巫女だからお払いとか……?」
 「私は魔法使いだから魔法が撃てるぜ。まぁ……今はちょっと制限されてるけどな」
 「私はナイフ投擲に……一応時間と空間を操れるわ、時を止めたり、空間を広くしたりと言った程度だけど」
 「私は剣術なら・・・・まだ半人前ですし、剣が片方無いんですけど……」
  各々別の内容を口にしていく。共通しているのは四人とも空を飛べて、弾幕という名の魔法弾の乱射が出来るらしい事だった。
 しかし咲夜の言った時間と空間の操作だけは、クロノは目を開いて飛びつく程の反応を見せた。
 時間と空間に関する魔法はクロノ達の世界では失われて久しく、それを扱う能力は非常に珍しい物であったからだ。

   捜査に関する手がかりの追加、クロノ達以外に事件を調べている人間の存在。
 そして、捜査の助っ人を得るといった結果まで付いて来た。
 結果として八雲紫の持ってきた"お土産"は大きな進展をもたらしたのだ。

 「境界操作、魔法使い、そして時間操作……ははっ、本当にいい土産だよ」
 「ふふっ、間違い無いでしょ?」
  紫がどこか見据えたような目をしながら微笑む。
 まるで、クロノがこう言うかを解っていたかの如く。最も、真偽の程は解らないのだが。  
 「解った。必要な物は出来る限りこちらで用意しよう。そこの魔理沙……だったか? 
 彼女にもうちのデバイスを貸し出そう。何、必要経費の一つさ。使い方は後で教える事にするから――」 
  話は進んでいく。霊夢達にこの世界の説明やこちらで調べていた内容等についてが教えられていった。








 「――それでは、改めて聞くが君達は……僕達と協力して、事件の解決に尽力してくれるか?」
 「当然、いつもの様にちゃちゃっと異変解決よ? 世界が違うけど、大丈夫に決まってるわ」
 「右に同じく。あいつらを早く探し出してやらねーとな」
 「何を今更。お嬢様達を探し出すのが私の使命です。当然ですわ」
 「幽々子様からも言われましたし、丁度修行にもいいですね、私も異変解決を手伝います」
 「……ですってよ」
 「……済まないな、よし、皆で連れ去られた人達を探し出して、事件を解決するぞ!」

 「「「「おーっ!!」」」」 
  狭い会議室の中に5人の気合入れの声が響き渡った。





  こうして 奇妙な協力関係が成立した。

 世界も違い、概念も違う。だが目的は一つ。
 大切な人達を救い出すこと。それだけの為に彼らは集った。

  まだまだ情報は少ないし、前途多難な状況ではあるが。
 彼らに出来る事は、一生懸命やるだけだ。

 彼らが大切に思う人と、また、笑顔で再会出来る事を信じて。

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